ミシェル・ファイファー

• 空調関係の会社を営む父ディック・ファイファーと、母ドンナ・ファイファーの間に生まれる。　兄リック、妹デディとロリーの4人兄妹。　妹のうちデディ・ファイファーは現女優で「フォーリング・ダウン」、「ミ・ファミリア」などのほか、TVで活躍している。
  
  
• 12歳、両親が離婚。子供４人は母に引き取られるが、生活が苦しく、新聞配達などのアルバイトで生活を助ける。
  
  
• 生活が特に苦しかったわけではないが、働く楽しさから14歳頃から年齢をいつわって衣料品店などでアルバイトをする。
  
  
• 18歳、1976年、ファウンテン・ヴァレー・ハイスクール卒業。　ゴールデン・ウエスト・カレッジに入学し、法廷速記を学ぶが1年で退学。
  
  
• 19歳、南カリフォルニアの食糧雑貨チェーン店でスーパーマーケットのレジ係りとして働く。
  
  
• 20歳、友人の推薦でミス・オレンジ郡美人コンテストに出場し優勝する。　その美しさに目をとめたエージェントと契約、TVのCFなどに出演するようになる。
  自分が本当にやってみたいことをやろう！と決心し、働きながら演技学校に通い、演技を学ぶ。
  
  
• 21歳、オーディションで選ばれたTVシリーズ「ファンタジー・アイランド(Fantasy Island)」に端役出演。　これがTVのデビューとなる。
  
  
• 22歳、1980年、コメディ「Falling in Love Again」で映画デビュー。　端役で、印象も薄いまま終わる。
  
  
• 23歳、61年エリア・カザンによる名作青春ドラマ「草原の輝き」のTV版に出演、存在感を与える。
  売れない俳優仲間のピーター・ホートンと結婚。
  
  
• 24歳、タレント・スカウト大会で認められ、78年のヒット作となったジョン・トラボルタ＆オリビア・ニュートン・ジョン主演の学園ミュージカル「グリース」の第2弾「グリース2」に初主演。　つっぱり女子高生役を快活に演ずる。　本格的なボイス・トレーニングを受け、劇中踊りながら自ら歌って印象づけるが、興行成績はいまいち。
  
  
• 29歳、ファンタジー「イーストウィックの魔女たち」で3人の魔女の一人を演じヒット作となる。
  
  
• 30歳、18世紀フランスを舞台にしたラブ・ストーリー「危険な関係」でドンファンの子爵に狙われる貞淑な未亡人の役を熱演、1988年度アカデミー助演女優賞にノミネートされる。
  ピーター・ホートンと離婚。
  
  
• 「危険な関係」の共演者ジョン・マルコビッチとの短い交際を経て、俳優フィッシャー・スティーヴンズとの交際が始まる。
  
  
• 31歳、ラブ・ストーリー「恋のゆくえ」でピアノデュオの兄弟と組む女性歌手の役を演じ、劇中自ら歌うナンバーで観客を魅了する。　同作品でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、ニューヨーク映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ主演女優賞を受賞。　実力派美人女優としての人気を確立する。
  
  
• 34歳、逃走劇「ラブ・フィールド」でタブーとされていた黒人男性と愛し合う白人女性を演じ、アカデミー主演女優賞に再度ノミネートされる。　ベルリン映画祭女優賞受賞。
  フィッシャー・スティーヴンズとの交際が終わる。
  
  
• 35歳、家族の大切さを想い、1993年3月生後間もない女児を養女として迎える。　数週後、2歳年上で弁護士から脚本家／プロデューサーに転身していたデーヴィッド・ケリーと知り合い、11月電撃再婚。
  
  
• 36歳、8月長男ジョン・ヘンリー誕生。
  
  
• 37歳、アルゼンチン大統領夫人エヴァ・ペロンの生涯を描くミュージカル・ドラマ、アラン・パーカー監督作「エビータ（1996年）」の映画撮影がロサンゼルスでなく、アルゼンチンで行われると決まり、2歳半と1歳の2人の子供たちのため出演を辞退する。