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12月5日より全国公開中

2025年製作日　（129 min）

監督：エリザベス宮地
出演者：
（吉井和哉、ERO、他）

あらすじ：ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」のボーカル吉井和哉の、人間と音楽のルーツを辿っていく。　さらに、病の告知から、2024 年に感動的な復活を遂げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」までの裏側に密着。　そして、かつて「URGH POLICE アーグ・ポリス」で共に活動していたEROとの、40年ぶりのセッションへ向けて準備を進める様子が綴られる…。　音楽ドキュメンタリー。

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喉頭癌を患った吉井和哉と、脳梗塞を患ったERO。　ステージに立てないほどの病を同時期に経験した二人の忸怩たる思いと復活への執念、見守る仲間たち、ライブを待ちわびるファンの思いが伝わってくる、ロックンロールな音楽人生ドキュメンタリーです。

≪参考作品≫
『オトトキ』

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★

私事で恐縮だが、転勤先の名古屋から遠征して来る友人と一緒に前泊までして、ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」の2024年4月27日の東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」へ行ってきた。
にわかファンの私は、事前にCDをもらって予習、直前にバンドのTシャツに着替えさせられ、初めてなのに年季の入ったファンのフリをして、ドームへ入場した次第。
病み上がりの吉井和哉の歌声はもちろんCDとは違っていたが、喉を患いながらよくこれほどの声量で歌えるものだと驚いた。何よりメンバー全員と観客の喜びが伝わって来る、ほぼ総立ちの熱い熱い復活ステージ。一見さんの私でさえそのパフォーマンスに心打たれたのだから、延期を経ての復活公演を待ち望んでいた長年のファンの喜びは、いかばかりであったろう。

本作にはその2024年ドーム公演に漕ぎつけるまでの舞台裏と本番ステージ、吉井の家族・友人とのエピソード、THE YELLOW MONKEYメンバーやスタッフの思い、他のミュージシャンとの関わり、かつて吉井が所属していたロックバンド“URGH POLICE(アーグ・ポリス)”のヴォーカルで、吉井が師と仰ぐカントリーミュージシャンEROとの40年ぶりのセッション等が収められている。

主な登場人物
★吉井和哉（ロビン：THE YELLOW MONKEYヴォーカル・ギター、作詞・作曲：1966年生）
★菊地英昭（エマ：THE YELLOW MONKEYギター、作曲：1964年生）
★廣瀬洋一（ヒーセ：THE YELLOW MONKEYベース：1966年生）
★菊地英二（アニー：THE YELLOW MONKEYドラム：1967年生）
■ERO（高林英彦：元URGH POLICEのヴォーカル：1960年生）
■BiSH（2015～2023年まで活動した日本のガールズグループ）
■三国義貴（THE YELLOW MONKEYサポートメンバー：キーボード：1955年生）
■チバユウスケ（THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、The Birthdayの元ヴォーカル・ギター：1968～2023年）
※見城悟（EROの復活ライブ会場となった静岡城北キリスト教会・牧仕）
※青木しん（THE YELLOW MONKEYが所属するTYMS PROJECT代表）

喉頭癌を患った吉井和哉と、脳梗塞を患ったERO。互いにステージに立てない時期を経験し、全盛期と現在との調子の差は本人が一番分かっているはず。しかし、まずここで一歩踏み出さなければ、次のステージへは進めない。そんな二人の交流と復活への歩みを見届ける、ロックンロールな音楽人生ドキュメンタリー。お薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞