
4月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開中
(C)2023 Zeitsprung Pictures GmbH
配給:アットエンタテインメント

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2024年製作 独・スロバキア (128 min)
監督:ヨアヒム・A・ラング
出演者:
ロベルト・シュタットローバー
ある一生
フリッツ・カール
フランツィスカ・ワイズ
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あらすじ:1933〜1945年のヒトラーが首相に就任して亡くなるまでの間、腹心の宣伝大臣として国民を扇動してきたヨーゼフ・ゲッベルス。 独ソ戦で戦争は本格化しユダヤ人大量虐殺はピークに達したが、やがて戦況は絶望的になっていった。 そんな状況下でも、ゲッベルスはヒトラーと第三帝国のイメージを後世に残す最も過激なプロパガンダ(国民を誘導する政治的宣伝)を仕掛ける…。 歴史ドラマ。 ≪終戦から80年。 いまも世界はゲッベルス<=扇動者>が溢れ、我々は操られている―。≫
ミュンヘン映画祭観客賞
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当初は平和を望んでいたものの、やがてヒトラー政権を拡大させ、反ユダヤと侵略戦争を正当化する宣伝戦略を担うことになったゲッベルス。 国民の戦争参加をあおる“総力戦演説”や戦勝パレード、映画・新聞・ラジオなどメディアを通して巧妙に国民感情を煽り操る彼の手腕は見事で、ヒトラーを主人公とする第三帝国のカリスマ・プロデューサーだったのでした。 敗戦が濃厚になった後も最後までヒトラーの側近であり続け、「死後の伝説」まで用意した彼の戦略は、現代のネオナチだけでなく、様々な立場の“扇動者”たちにも影響を与えています。 すべてが悪いわけではありませんが、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・映画はもちろん、自分で選んでいるつもりのネット情報やSNSでさえもが、何者かの意図で巧妙に操られていることを、私たちは心しておかねばならないでしょう。 ※ 当時の衝撃的な映像も含まれています。
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