映画クレヨンしんちゃん超華麗！灼熱のカスカベダンサーズ : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

映画クレヨンしんちゃん超華麗！灼熱のカスカベダンサーズ

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8月8日より全国公開中

(C)臼井儀人／双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025
配給：東宝

あらすじ：インドの“ハガシミール州ムシバイ”と春日部が姉妹都市になった記念として、「カスカベキッズエンタメフェスティバル」が開催された。　ダンス大会で優勝したしんのすけたちカスカベ防衛隊の5人は、インドへ招待され現地のステージで踊ることになった。　ところが、観光中にボーちゃんが邪悪な力に導かれ、【暴君（ボーくん）】となって大暴走してしまう…。　人気テレビアニメ劇場版。

原作：臼井儀人　脚本：うえのきみこ
主題歌：Saucy Dog『スパイス』」

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いつもは物静かで優しいボーちゃんが、邪悪なパワーに取りつかれて大暴れ！　でもそんなボーちゃんを助けてあげなくっちゃ。　しんのすけたちカスカベ防衛隊＆野原一家も、インドカレーでパワー炸裂！　歌って踊って笑顔になれる夏休みツアーです。

＜スタッフ厳選超お薦め映画作品！＞
★★★★★
きれいなお姉さんが大好きでお気楽な“クレヨンしんちゃん”こと野原しんのすけ（声：小林由美子）は、埼玉県春日部市に住んでいる5歳の幼稚園児。家族はサラリーマンの父ひろし（声：森川智之）、母みさえ（声：ならはしみき）、妹ひまわり（声：こおろぎさとみ）＋ペット犬のシロ。
ふたば幼稚園では、エリート風の風間くん（声：真柴摩利）、おませな女の子ネネちゃん（声：林玉緒）、泣き虫のマサオくん（声：一龍斎貞友）、無口で鼻水がトレードマークのボーちゃん（声：佐藤智恵）と仲良しで、5人で春日部の愛と平和を守る“カスカベ防衛隊”＝ご近所お騒がせ隊を結成している。

さて、のっけからダンス♪ダンス♪で大盛り上がり！　春日部がインドの“ハガシミール州ムシバイ”と姉妹都市になった記念のダンス大会で優勝したカスカベ防衛隊5人は、めでたくインドへ招待される。引率は園長先生と、野原家フルメンバー。
豪華なカレーランチでご満悦の一行だったが、ボーちゃんに異変が！　怪しい雑貨屋のリュックサックから出ていた「紙」を鼻に刺してしまったボーちゃんは、何と、邪悪な【暴君(ボーくん)】に変身してしまった！

そんな緊急事態にあっても、紙の謎を知るインド機密未解決怪奇事件特捜部の刑事カビール（声：山寺宏一）とディル（声：速水奨）や、きれいなお姉さんアリアーナ（声：瀬戸麻沙美）が歌ったり踊ったりと、ボリウッド風で楽しい。しかし、水を差すのが大富豪のウルフ（声：賀来賢人）。
ボーちゃんの恐るべきパワーを目にした彼は、最強の相棒が見つかったと思い込む。ウルフの権力と財力をバックに、ボーちゃんの暴走が加速していく…。

しんのすけたちは、元の優しいボーちゃんに戻って欲しいと願う。が、その「いつもの」ボーちゃんが、果たして本当のボーちゃんなのかという疑問が出てきた。いつだって元気で走り回っているしんのすけやネネちゃんの影で、静かにボソッと一言発するだけの目立たないボーちゃん。確かに今は邪悪な力が怖い暴君にしてしまっているけれど、「本当の」ボーちゃんには、他にも意外な一面がいろいろあるかもしれない。ずっと鼻水垂らしの無口なボーちゃんのままでいなくたっていいのだ。
誰もがいろんな顔を持っているし、変わることは悪いこととは限らない。基本的には子ども向けアニメだが、原作者・臼井儀人（1958～2009）氏の、人の本質を表の顔だけで簡単に判断しない深～い思いやりが、ストーリーの中に継承されているように感じられた。

ボーちゃんが超絶パワーのカリスマ暴君に変わったって、カスカベ防衛隊の一員であることに変わりはなく、みんなの愛すべき友だちなのである。とはいえ、このままでは困ってしまう。春日部に帰れない！　しんのすけはじめ他の登場人物たちもインドパワーで覚醒し、ボーちゃんを止めるためにスッゴイ力を発揮する！
あなたもちょっぴり変わってみたいなら、鑑賞前後にインドカレー屋さんへGo！　夏バテ気味の私はうっかりタイカレー店に入ってしまったが、全身に香辛料を巡らせながら鑑賞し、帰りは元気いっぱいになった。いつもは地味～なボーちゃんがセンターに躍り出る、夏休み爆笑インドツアー物語。お薦め作品だ。

（象のロケット映画・ビデオ部　並木）

＜作品評価システム＞と＜高度マッチングシステム＞

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