イレブン・ミニッツ:作品を観た感想(8)

「イレブン・ミニッツ」
ドラマに台詞はあるけど、スタイリッシュな映像が物語る作品。ラストのスローモーションは圧巻。「エッセンシャル・キリング」や「アンナと過ごした4日間」のイメージが強烈なイエジー・スコリモフスキ。本作は全く趣の違う作品でびっくさせられた。
ヨーロッパ映画を観よう!
2016年10月26日

『イレブン・ミニッツ』こんな禄でもない映画以下の粗末な存在の我々。
観察していくということ自体がテーマになっていると思う。いろいろな人間模様が、煮え切らない形で描かれるのはこの最後のカタルシスをよくも悪くも強調している。そしてそれが、快く思えようと不快だろうと、それは監督の意図通りといえるだろう。強烈な皮肉に痛快さを感じたり、あまりの理不尽さに怒りを覚えたりする。意図はしっかりと受け取ったうえで好き嫌いのわかれるエンディングになっている。
アレなアレコレ
2016年10月17日

イレブン・ミニッツ 
★★★ 突然の非日常的なできごとで、人生が一変することはあるわけですし、ラストカットも非常に印象的なものなので、実験的な作品を作りたいという意欲はみているこちらにも伝わってきます。登場人物がとった行動が、別の登場人物を撮したカットで、違った意味にとれるというのも面白かった。
映画好きパパの鑑賞日記
2016年9月7日

イレブン・ミニッツ
★★★★ 本作はポーランド映画で、都市で暮らす様々な人間が、夕方5時丁度から5時11分までの11分間に何をするのかを描いている作品。それぞれお互いに何のつながりも持っていないにもかかわらず、偶発的な出来事の重なりによってつながりを持ってしまう様子が、サスペンスフルに描かれており、音の使い方がトテモ巧みなこともあって、見ている方は思わず引きこまれてしまいます。群像劇ともいえるこうした構成の作品はこれまでにも作られているころ、本作がそれにどんな新しさを付け加えているのかは見てのお楽しみです。
映画的・絵画的・音楽的
2016年9月2日

『イレブン・ミニッツ』 イレブンの意味あるいは無意味
緊張感を増してラストへと突き進んで行く演出はさすがに見応えがある。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2016年8月28日

イレブン・ミニッツ〜「11」は不吉の番号
★★★★ 夥しい数の監視カメラのモニター。この夥しいモニターは映画監督が撮影した膨大なフィルムのようにも思え、映画内映画の趣もある。
佐藤秀の徒然幻視録
2016年8月23日

「イレブン・ミニッツ」:時間のキュビスム
これまで観たことのないような映画ですし、そういう新しいクリエイティヴィティに出逢うことは、映画ファンにとっていつでも刺激的な喜びなのです。
大江戸時夫の東京温度
2016年8月22日

【映画】ある一点に向かって運命が交錯する『イレブン・ミニッツ』
効果音にもあおられ、ドキドキしながら「その時」を迎える至福。再見すると一度目に気づかなかったことも発見できて一層楽しめます。77歳のイエジー監督の遊び心には感服です。
アリスのさすらい映画館
2016年8月21日


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