卒業:作品を観た感想(3)

「卒業」
本作は非常に不思議な映画である。これはアメリカン・ニューシネマの代表的な作品と言われている。アメリカン・ニューシネマにはベトナム戦争や人種問題の影が描かれているのであるが、ここには同時代を描いているにも関わらず、全くそれが感じられない。しかし、そのことがかえって、この物語がいつの時代にも通用するものであるという観客への説得力を増している。[俺たちに明日はない] [イージー・ライダー] [明日に向かって撃て!] に比べると衝撃度は低いかも知れないが、作品が醸し出す雰囲気はいつの時代にも通用するものであることがわかる。
映画と出会う・世界が変わる
2011年4月14日

映画「卒業」は、あの二人の旅のはじまり...
本作の中で主人公のベンが、潜水服を着せられて彼の呼吸音が響くシーンは、思わ[2001年宇宙の旅]のある場面を連想させる。式場の教会にベンがたどり着き、ガラス越しに叫び、エレ ンが周辺の両親や結婚相手を見たときに、彼らがベンをののしる表情を音声なしで見せるシーンは、HALの読唇術を連想させる。考えてみたら共に1968年公開である。この作品は、あの二人のその後の人生の旅の始まりを描いたものだと解釈する方が面白いのかも知れない。
映画と出会う・世界が変わる
2011年4月7日

『卒業』(1967年/アメリカ)
★★★★ まず、ダスティン・ホフマンが若い!!!そういえば、この映画、40年近くも前の作品なんですよね〜 生まれてもいないです(^^; でも、何なんだろう? 全然派手さはないのに、なぜか見入ってしまうという…たまにある派手な演出だけで魅せる映画とは違いますね。 やっぱり、こういうのを名作って言うんだなぁと実感しました。 俳優がいいっていうのもあるんでしょうね。
あなたの心を揺さぶる映画、教えます!!
2005年12月19日

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