家族はつらいよ:作品を観た感想(20)

『家族はつらいよ』2016年日本
いやぁ、さすが「山田洋次監督」ですねー。面白かった。良くできた作品で愉しめました。切実な家族の危機をコメディに包んで描き上げる巧さ…ホントさすがです。「小津安二郎監督」作品の『東京物語』が終盤、効果的に使われていたのも印象的でした。
じゅうのblog
2022年6月1日

家族はつらいよ (2016)
なんとも、滋味ある、ユーモラスな家族群像。いい感じにドタバタしてました。期待せずに観たせいか、こういう持ち味なら、寅さんシリーズも一見の価値アリかもなぁ、と感じてしまったのでした。登場人物が、みなビビッドで魅力的でありながら、ユーモラス。間が絶妙です。
のほほん便り
2018年4月12日

【映画】家族はつらいよ
★★★★ 誰も作ろうとしない古臭さ、いや、誰も作れない古臭さ、最近はなかなかこう言う映画にはお目にかかれないから、逆に新鮮な気持ちで見ることができて、予想以上に楽しめました。これはまさしくコメディ映画ではなく喜劇映画でしたね、何の情報もなく見ても山田作品だと分かるこの安心感、ご高齢ですがまだまだ山田洋次監督には頑張ってもらいたいです。橋爪功が演じたお父さんが典型的な昭和のオヤジ過ぎて相当ツボでしたよ!素晴らしい演技でした。家族っていいものだなと改めて再認識させられた映画でした。
ただただ映画を楽しんでる人のブログ
2017年1月25日

『家族はつらいよ』を新宿ピカデリー9で観て、
★★★★ 誰一人として悪いキャスティングがいず、みなそれぞれの色を持って干渉しあってハーモニー奏でてる。喜怒哀楽も起承転結もきちんと折り込み済みで出来過ぎの感がある。
ふじき78の死屍累々映画日記
2016年4月30日

山田洋次監督、映画「家族はつらいよ」 『東京家族』のキャスト再集結で描く人生の応援歌
“一座”と呼びたくなるような息の合ったアンサンブルが見もの。厄介で煩わしいことも多い「家族」。そのつらさを何とか切り抜けていく滑稽な人間の姿を愛情を込めて描く、人生の応援歌。
エンタメで行こう。
2016年4月21日

「家族はつらいよ」@一ツ橋ホール
本作の橋爪功、西村雅彦、林家正蔵の演技が時々嫌味に感じるシーンがあり、素直に笑えなかった。そして、山田監督が得意とするメインキャストの後ろで背景となったキャストが無駄に動くシーンが多々見受けられたが、上手く機能しているようには見えなかった。流石に80過ぎの老人が考えた古臭いギャグシーンはもう通用しなくなってしまった事が残念だ。作品全体を見ると時代設定こそ現在であるが、私の印象は昭和40年代後半位の松竹作品の匂いを感じた。良かったのは60年代風のグラフィックデザインの様な横尾忠則のタイトルデザインと、イタリア映画風の久石譲の洒落た音楽は良かった。
新・辛口映画館
2016年4月18日

家族はつらいよ
しっかり芝居のできる役者さんを揃えていますから、安心して笑えますね。寅さん好きな方は、懐かしく感じる笑いだと思います。ホッとする作品でした。
atts1964の映像雑記
2016年4月7日

家族はつらいよ
★★★★ 話の最後に「以上」と大声で言う橋爪をはじめとするベテランの大仰な演技もそうだし、妻夫木のわざとらしい気弱さも含めて、演劇調というかフィクション感がありあり。子役の演技だけがナチュラルという感じでした。中年の琴線にこういうベタな喜劇はふれるんですよね。妻夫木の恋人役の蒼井優も久々におしとやかな役で良かったし。たまには、頭を空っぽにしてみるのも映画体験としてはアリでしょう。
映画好きパパの鑑賞日記
2016年4月7日

映画『家族はつらいよ』を観た。
今作では、前作のキャストがほぼ全員出演しながらも、まったく違ったシチュエーションで家族の問題を、今度は面白おかしく喜劇仕立てにリメイク(?)している。とりわけ格段の演技力を見せているのは、周造役の橋爪功だ。老人介護、終末の看取り、女性の社会参画、子育てや保育所など、ともすれば女性の肩にのみ背負わされている数々の“家族”の問題が、例えば「保育士の月給を1万円上げる」などの発想ではまったく解決しえないものだということを、改めて感じさせる作品だった。
六日の菖蒲
2016年3月27日

「家族はつらいよ」:笑いのツボがはずれてて
本作の橋爪功さんは随分と性格変わっちゃいましたねえ。妻夫木聡の古風な好青年、こういう人を見られるってのが、山田洋次作品ならでは。こういう人を見て「ケッ」って思う人もいるかも知れませんが、大江戸は好きですね、こういう人。それを言ったら、蒼井優の役だって同じことですね。山田洋次以外の人がこんなキャラクターを描いたら、リアルじゃないと非難ごうごうでしょう。でもスクリーンでこういう人を観るのって、良いではありませんか。大江戸は良いと思います。『男はつらいよ』や『東京物語』へのオマージュというか言及がトゥー・マッチでした。
大江戸時夫の東京温度
2016年3月23日

家族はつらいよ
母親が言い出した離婚話を皆で協議する家族会議の場面などはなかなか面白いとはいえ、このくらいのお話でわざわざ映画にまでするのかなという感じにもなりますが、でも、問題意識過剰気味の荒っぽい映画が多く作られる現在、こういう清涼剤ともなりうる作品もあっていいのかなとも思えてきます。
映画的・絵画的・音楽的
2016年3月23日

映画『家族はつらいよ』靴下だけでなく老妻の心も裏返らないように^^;
橋爪功さんのひょーひょーとした、ワル親父ぶりがニクたらしくもあり、ニクめない可笑しさもあって、面白い。家庭は、リラックスする場所――とはいえ、共同生活には、気づかぬ落とし穴もありますよね。映画『東京物語』へのオマージュもよかった。じ〜んとしながら、大切なものが何かわかる気がします。
**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**
2016年3月23日

家族はつらいよ
わたくしはというと橋爪功演ずる主人公のありようが、「これで九州弁だったら、まんま亡くなった国王じゃん!!」って、笑ってていつの間にかの泣き笑い。
映画に耽溺
2016年3月23日

ショートレビュー「家族はつらいよ・・・・・評価額1650円」
★★★★ 山田洋次から小津安二郎への再びのアンサームービーなのは同じだが、なるほどこれは「東京家族」の姉妹編というか、セルフパロディの構造を持つ作品。それぞれが家族の歴史の段階を体現し、問題の捉え方も世代差があるのが上手い。全編ほぼ喋りっぱなしの会話劇。懐かしの大船調のテイストは、フィルム上映版で観られて良かった。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2016年3月21日

家族はつらいよ
★★★★ 山田洋次監督が「東京家族」のキャストを再結集して作った喜劇だ。同じキャストだけどこちらは肩の力を抜いて観ることができる娯楽作品になっている。映画が好きな人なら最初から最後まで笑いっぱなしで、エンディングで少しさわやかな涙が出る。気持ちがいい映画だった。小津の「東京物語」を最後に持ってきたのがうまい。
とらちゃんのゴロゴロ日記
2016年3月20日

「家族はつらいよ」
★★★ これはちょいと微妙。なんとも複雑な思いである。確かに、楽しいコメディにはなっているのだが、いまや巨匠・名匠の域に到達している山田監督としては物足りない。これはごく普通の喜劇−ほとんど吉本新喜劇か松竹新喜劇あたりで上演するのに丁度いいようなお話である。脚本にも、いつもの緻密さが感じられず、山田洋次らしからぬアラも目立つ。大いに笑わせ、しかし終わってみるとふと考えさせられる、そんなシニカルかつ骨太の喜劇を作って欲しかったと思う。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2016年3月20日

しっかり者の女と頼りない男たち。『家族はつらいよ』
★★★★ 私はこの映画を観ていましたが、現代ならではの淋しさと面白さが劇中に感じられました。アンバランス加減が普通に面白く感じましたし、古臭さを感じる事なく終始楽しむ事が出来ました。映画の中心である三世代が同居する家がある一方で誰も住まない空っぽの家もあるという現代のアンバランス加減も妙にリアルだったりして。劇場にいた観客の年齢層は圧倒的に高めでしたが、若い人が観ても案外楽しめる作品だと思います。
水曜日のシネマ日記
2016年3月16日

家族はつらいよ〜「憲」が平和を守る?
★★★ 街並みを生き生き描写するためエキストラがきめ細かに使われている。カートを押して歩く老婦人が二度登場したり、普通、背景を通り過ぎるだけのエキストラが前に出て来ることもある。お菓子屋さんのシーンはエキストラの女の子がスクリーンいっぱいで出て来る。ただ、平行世界を忘れてしまえば、ドタバタ家族劇だ。「東京物語」から延々引き継いでいる紀子→憲子(蒼井優)の果たす役割。やはりここでも一番気遣いがあり、それどころか周造のピンチを肉体的にも精神的にも助けている出来過ぎた女性。自転車乗り回すのも同じ。そのためか、観る側はかなり安心感を湛えていられる。
佐藤秀の徒然幻視録
2016年3月13日

『家族はつらいよ』映画@見取り八段
今回は気負わず誰でも楽しめると思う。何せ、基本が紛うことなき喜劇なのだから。まだ老いた親がおらず、家庭年齢が若い世代には理解できない部分も多いかも知れない。そういう方には何年か経ったらもう一度ご覧になっていただきたい作品。観る人間のバックにも自分自身の家族の形が影響する…山田洋次監督の作品ならではの日本の家族の味わい方を堪能できる。『東京家族』を見なくてはいけないワケではないけれども、見ておいた方がパラレルワールドのように楽しめるかも。
映画@見取り八段
2016年3月9日

家族はつらいよ
降って沸いた離婚騒動にびっくりする父親とドタバタと慌てながらも両親の離婚騒動のために動く子供たちの姿に、思わず笑いながら温かい気持ちになるような作品でした。橋爪功さんの楽しい演技に、何度も笑わされてしまいました。観終った時、劇場が監督さんの願いどおり笑いでいっぱいになって良かったなと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2016年1月21日


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