海辺の映画館 キネマの玉手箱:作品を観た感想(2)

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
★★★ 監督は、悲惨を生んだ日本の戦争をまとめてみたかったのではないかと。序盤が目まぐるしい印象なのもあって、中盤の日本軍鬼畜兵の乱暴シーンで、感情に訴えてきた感があったが…。最後はやっぱり原爆のことに。3時間は長いんじゃないかと思ったけれど、見はじめれば、それほど苦ではなかった。
或る日の出来事
2021年6月13日

海辺の映画館 キネマの玉手箱・・・・・評価額1800円
終始貫かれるのは徹底的な映画への愛、というか信頼。大林宣彦は映画という虚構は現実ではないが、未来の現実を動かせると信じている。毬夫たちのように、映画によって激しく感情を動かされた人たちが、戦争の無い未来、ヒロインたちが死なない未来を作ると信じているのだ。だが本作は集大成の集大成、誰よりも虚構の力を知る元祖映像の魔術師が、文字通りに命を削って作り上げた今を生きる人々への最後のメッセージ。パワフルな映画体験に圧倒され、その想いの強さに涙が止まらなくなった。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2020年8月3日

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