ランド・オブ・プレンティ:作品を観た感想(2)

『ランド・オブ・プレンティ』
かっこ悪い正義感、かっこ悪いプライド、かっこ悪い思い上がりの国…。ポーはやがて本物の正義と勇敢な心を持つ20歳の少女ラナによって気づかされる。第三世界で暮らし、信念を持って世界を冷静に正しく知るラナによって自分は間違っていたのだと。ポーはつぶやく。「俺が今までしてきた事は何だったのか」 「俺は一体何を追っていたんだ」と。グラウンド・ゼロを見下ろしながら「思ったほど迫ってくるものはない」と言うポーにラナは言う。「沈黙を。そして声を聴くのよ」 真の姿やメッセージをもって"アメリカの今"を描く。ヴィム・ヴェンダースにならできる。
シネマな時間に考察を。
2010年4月4日

「ランド・オブ・プレンティ」あの日、僕らは何かを見たのだ。
あの日、9・11何をしていましたか。こんなことが本当に人間が起こすなんて。もう映画の世界を超えていると感じた。 この映画はヴィム・ヴェンダース監督があの日に感じたことに出したひとつの答えだ。すべてのものは変化し人の記憶は薄れあの日の戸惑いも怒りも、皆の心の中で変化し続けている。 それは虚しいことなのか、いや実に力に溢れ希望が持てる事じゃないだろうか。後ろ向きでなく、前向きで。
soramove
2005年11月19日

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