人生万歳!:作品を観た感想(19)

人生万歳!
作家性の強い映画は苦手だわ〜〜って方にも結構入りやすい作品だと思うわ〜 老いに向かってのじたばたコメデイって内容でもありながら日本のそれ系統のエンターテイメントものと違ってじたばたぶりがちっとも 枯れる方向には向いてなくて偏屈方面に全面的に自己肯定で展開しているのがおかしかったわ
LIFE ‘O’ THE PARTY
2012年4月23日

人生万歳
★★★★ 想像してたのと違って、良い意味で裏切られ、楽しませていただきました。 人生なんでもあり。 何歳からでも、自分を解放し、永遠なんてものはない。楽しもうぜ!人生万歳!(笑)
食はすべての源なり。
2011年12月19日

mini review 11546「人生万歳!」
★★★ 僕は腹を抱えて、あるいはクスっと笑いながら、これってとんでもないブラックユーモアだな、と思ってしまうのである。もうここまできたら、世界はどん詰まりでしょ。だから、なんでもありさ、笑うしかないもの。だからこそ逆説的に「人生万歳」と思えることがあるんだよ。人間という愚かで素晴らしい生き物は、せいぜいそんな程度のものだから…。こんな、ウディ・アレンの半ば厭世観であり、半ば好奇心の塊のような声が、聞こえてくるのである。
サーカスな日々
2011年11月13日

人生万歳!
★★★ 前半部分は主人公ボリスが他の登場人物とマシンガントークを繰り広げるだけだったり、時折、画面に向かって観客に語りかけてきてるのが主なんですけど、全然笑えなくてだんだん眠くなってきた。だけど後半、メロディの母親が登場してきたあたりから俄然面白く感じてきた。敬虔なクリスチャンで型にはまっていたの母親が夫に捨てられたことで、自分に正直にはじけていくあたりや、もともとゲイ気質の父親が母親に復縁を拒絶されたことをきっかけに本来の性癖に目覚めたりするあたりは可笑しかった。
だらだら無気力ブログ
2011年8月18日

「人生万歳!」(WHATEVER WORKS)
★★★ 中年学者と少女のラブ・ロマンスというのは、中年ライターと女子高生の愛をつづったアレン映画[マンハッタン]とよく似たシチュエーションである。ただ、同作がアレン全盛時の作品であり、かなり夢のあるロマンティックなものであったのに対し、30年後に製作された本作では、余裕やゆとりといったものがなく、あと何本映画が作れるか分からない、後期高齢者アレンの焦燥感があるような気がする。全盛時に比べると本作は、高齢化し想像力の枯渇したアレンの産物であり、アレン映画はもうすぐ終焉に近づいている、といった印象は否めない。
シネマ・ワンダーランド
2011年7月31日

人生万歳 ウディ・アレンの創作の原点...
極めて楽天的にコミカルに展開してきて、結局は悲劇的に終わって皮肉なタッチになるのか。やはり、これでこそウディ・アレン作品かと思ったら、その後は実は予想外の展開であった。破天荒というか、途方もないというか、まさに何でもありという結末。ここまで創ってしまうと、次はどんな作品が出来るのだろうかと心配してしまうが、本作は2009年の作品で、更に日本未公開の新作が控えている。ウディ・アレンの創作意欲は、衰えない。彼の創作精神の基盤になっているのは「人生や世界への肯定力」であることがよくわかる。
映画と出会う・世界が変わる
2011年5月2日

☆ 『人生万歳!』
老人向けのロマンティック・ラブ・コメディの体裁をなした作りの喜劇。[メリンダとメリンダ]や[僕のニューヨークライフ]に似た感触がある。つい最近見たはずなのに、細かいストーリーはほとんど忘れてしまっている点も、異常なまでに軽くて面白いところも、最近のニューヨークが舞台のコメディに似ている。一見するとひたすら軽いだけのコメディだが、軽いだけのコメディを作ることがいかに困難なことか…。面白かったこと以外にはほとんど記憶に残らない映画だが、記憶に残らないことはコメディ映画では最大の美点となり、また再びDVDで見直す日が訪れることになる。
映画の感想文日記
2011年4月7日

人生万歳!
魅力のないボリスというキャラクターを中心に据えたのは、実はボリスは主役ではなく、単なる触媒だったからなのかも…。これを「ボリスの物語」として見てしまうと、いきなり南部の田舎町からNYにやって来て、それぞれ自分のアイデンティティを確立し、理想のパートナーとめぐり合ってしまったメロディ一家の三人の描写はなんたるご都合主義! と怒られても仕方のないところがあるんだけど、いやいや、ちょっと待って、これはそもそも最初からこの三人の「解放」を描くところに物語的主題があったのでは、と思うとスッキリするよ?
キノ2
2011年3月17日

『人生万歳!』 なぜ今この作品なのか?
登場人物たちは、まるで60〜70年代をなぞるかのようにカウンターカルチャーに触れ、性の解放を体験し、その変化を歓迎する。そこでは中西部や南部の教育程度の低い白人、絵に描いたような共和党支持者を茶化す一方、高等教育を受けた東部の白人の嫌味ったらしさもネタにする。本作は保守反動へのカウンターであるとともに、対決と憎悪に染まりつつある人々を笑いで解きほぐす。そして世界は LOVE & PEACE に溢れていることを思い出させるのだ。
映画のブログ
2011年2月18日

「人生万歳!」
変なオヤジと若くてチャーミングな女の子が恋愛に発展するというより、いきなり結婚に発展してしまう物語。めちゃくちゃな展開で多いに笑わせてくれる。皮肉と、ブラック・ユーモアな台詞で構成されているアレン映画は大好き。過去にたくさんのアレン映画を観て来たが、どれも以外にオシャレなのだ。[アニー・ホール/1977]のヒロイン、ダイアン・キートンのファッションが、田舎から出て来たマリエッタのファッションとかぶり懐かしい。[アクロス・ザ・ユニバース]で美声を披露したエヴァン・レイチェル・ウッドがスゴくチャーミング。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年2月4日

『人生万歳!』 楽しい映画をありがとう!
自称天才の元物理学者とミスコン荒らしをしていた無教養な田舎娘との、「知性格差婚」の日々が綴られる。これがもう爆笑なんである。二人のすれ違った会話がおかしくてたまらない。彼らを取り巻く人々も楽しい。そして誰もが変化を恐れない。変化を受け入れ、それを楽しんでいる。その姿には大いに励まされ、そしてやっぱり笑ってしまう。ヘンなオヤジが早口でまくしたてるのを聞いていれば、ウディ・アレンを見るようで嬉しくなる。‥恵比寿ガーデンシネマが閉館するのはたいへん残念。ここに感謝を表したい。
映画のブログ
2011年1月27日

「人生万歳!」 ウディ・アレンもユニクロで買い物する?
★★★★ 終わらないものは無い。それがじいさんの口癖。だから短い恋が終わるのも淡々と受け入れるが、見ているこいちら観客は内心そうでもないことをよく分かっていてなんだか切ない。ただの良い人ってのが胡散臭く思えてくる。人間そんなに単純じゃないよと念を押されているようで、でも関わらないかぎり分からないことをそれとなく教えてくれる。機関銃のようなセリフの洪水の後、やはり何処か淋しい。笑って考えさせられて、そして「あーあ」とため息つくような、そんな映画。結構楽しめました。
soramove
2011年1月12日

人生万歳!
まるで監督の分身のような主人公とキュートなヒロインの繰り広げる物語は、やっぱり面白かったです。偏屈なおじさんが起こした変化がなんとも可笑しかった。それにしても、主人公の偏屈ぶりは相変わらずですね〜。しかも皮肉な口調で早口でしゃべりつづけていて、もうその台詞を聞いているだけで笑ってしまいそうです。そして、今回のヒロイン役を演じたエヴァン・レイチェル・ウッドはキュートなキャラクターがぴったりでした。人間、こんなにうまいこと行かないでしょうと思いつつも、ちょっとファンタジーで楽しい展開にニッコリした1本です。
とりあえず、コメントです
2011年1月9日

人生万歳!
★★★ ウディ・アレンの監督40作目に当たり、ホームグランドのニューヨークに戻ってきて制作したせいか、このところ鳴りをひそめていた饒舌性とかウイットが溢れ返っていて、実に楽しい映画に仕上がっています。とはいえ、この映画で最後まで違和感が残るのは、主人公のボリスを演じるラリー・デヴィッドが、まるでウディ・アレンの"そっくりさん"の如く風貌からしゃべり方に至るまでウディ・アレンそのもの。そこまでやるのなら以前のように彼自身が出演すればと思ってしまいます。
映画的・絵画的・音楽的
2011年1月8日

人生万歳!
★★ 巷の評判も良いようですが、残念ながら私にはどうしても良いとは思えないです。メロディとボリスの会話のシーンが圧倒的に多いのですが全くのれない。うるさい。ひたすらうるさい。小ネタはポロポロ挟んで来るのだけども、それも到底成功しているとは思えない。知能指数が高くてもこういう人間こそバカというんです。現在の夫は自分なのに変に理解のあるジーさんを演じるボリス自体にはもう怒りを通り越して呆れるばかり。もうラスト付近は支離滅裂。なのに何だか強引にハッピーエンドで終わらせるって…一体何やってんのウッディ?
LOVE Cinemas 調布
2010年12月28日

人生万歳!
★★★★ 幸せって、本人の意識次第なんですよね〜。タイトル通り「人生万歳!」 コピー通り「これぞハッピー・エンディング」 冒頭でボリスが観客にカメラ目線で話すシーンがあります。その時点で、「この幸せ、映画の中のお話しなんですよ」と言っているようなものなんですね。ウディ・アレン十八番、皮肉と揶揄が炸裂しているなと思いました。人生って虚しいかも…、なんて想いが頭をよぎった時、同時に本作を思い出しそうです。
☆試写会中毒☆
2010年12月23日

*人生万歳!*
面白い!!「人生は偶然の連続だが、落ち着いていくところに落ち着いていく」というテーマで心がほんわか温まる作品。まあこのお母さんにとっても共感〜。田舎では立派なダンナさんと立派な家があって教会に通うような人だったのにその弾けっぷりったら!普通ならそのまま終わってしまう人生でしょうが、人生半ばにしてこの変わりぶりが楽しい〜。その後の展開はけっこうご都合主義でまとまりすぎって感じがしなくもないのですが、まあそれでもいいわ‥と思わせるほどテンポよく、楽しくそしてちょっとした人生の悲哀が感じられる素敵な作品でした。
Cartouche
2010年12月18日

人生万歳!
いくら元量子力学のノーベル賞候補で、今は落ちぶれて女房にも逃げられ、自殺未遂して孤独な安アパート暮らしであっても、こんな安っぽい物理の講義されても笑えない。事ほどボリスの台詞はことごとくどっかで聞いたようなクリシェーばかりで、説教魔、おしゃべり魔、賢者気取りの域を出ていない。もっとズドーンと世界が逆様か裏返しになるような外したことを言ってもらわないと笑えない。その他、有り得ないカップルが「奇跡的な偶然」か何か知らないけれど次々と誕生するのだけれど、痛々しさが増すばかり。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年12月15日

人生万歳!/Whatever Works
★★★★ 思ってた以上に面白かった〜♪ どうやら、人を利用するってことすら思いつかないような、ほんとに純粋におばかさん。こんな子いるか!?って思うけど(笑) 二人の会話では、歳の差カップルならではのジェネレーションギャップがやっぱり面白く。勇気を持って新しい世界に飛び込んでチャレンジすれば、人生はこんなにも面白い!何事も経験、何でもアリだよこの世は。一つの出逢いも全てが偶然の重なり。そんなメッセージが気持ちのいいラストも楽しい。シニカルな中にもユーモアと可笑しみたっぷりのアレンらしい作品でした。
我想一個人映画美的女人blog
2010年12月13日


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