母の聖戦:作品を観た感想(1)

「市民」(邦題「母の聖戦」)第34回東京国際映画祭
3ヶ国の合作で、共同製作者がベルギーの巨匠リュック・ダルデンヌである。物語の設定はメキシコ。メキシコの暗部に戦慄を覚える。しかもこれが特殊な人物や環境を対象としているのではなくて、「市民」を対象としている点において、さらに底無しの恐怖を感じる。これは実話にインスパイアされた物語であり、それを殊更に冒頭から詳らかにしない所などが、より心を乱す。これがメキシコの現実。これが、メキシコの市井の民の現実。そしてただただ後悔の念に駆られ、もっとできたことがあったのではないか?と常に自問自答し続ける母親シエロの心を通して、喪失とは単なる物事の終わりではないことを思い知らされる。
ここなつ映画レビュー
2023年1月17日

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