殺人狂時代:作品を観た感想(3)

チャップリンの殺人狂時代 Monsieur Verdoux
★★★★ 全体として壮大なブラックユーモアと社会批判の映画だ、と思うのだが、シリアスとドタバタの不自然な接合がどうも個人的にはしっくり来なかった。ドタバタの辺りは本当にチャップリンらしくて好きなのだが。全体として時間も長い感じで、好みから言えばやはりフィルモグラフィー的に「モダン・タイムス」「独裁者」以前の作品が好みだ。
映画!That' s Entertainment
2022年9月21日

映画『チャップリンの殺人狂時代』1人の悪党だが100万人もそうなりうる
騙し&殺しテク、随所に、“笑い“を入れてます。殺しに笑いなんて、不謹慎かもしれませんがユーモアは、そーゆーもんですもんね。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2020年9月22日

『殺人狂時代』 (1947)
本作は、1947年にチャップリンが発表した、映画史に残るブラック・ユーモア・サスペンスの傑作だ。チャップリン自身、最高作と広言を憚らない一本である。放浪紳士チャーリーとヴェルドゥの、自己分析ともいえる痛烈な対比構造も見逃せない。個人的には、殺人シーンを一切見せず、コメディタッチで綴っていく語り口が初見時はやや不満であった。そう、ヴェルドゥが殺人鬼に全く見えなかったのだ。が、本作を観直す度にその点こそが恐ろしく、本作の妙味である旨分かってきた。
相木悟の映画評
2014年11月4日

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