少年は残酷な弓を射る:作品を観た感想(23)

〔DVD鑑賞〕少年は残酷な弓を射る
★★★★ 個人的には青年時代のケヴィンを演じたエズラ・ミラーも魅力的で良かったけど、それ以上に幼少期のケヴィン演じた子役の方が何とも言えない恐怖を感じました。
ジャスターの日記
2016年1月17日

『少年は残酷な弓を射る』(映画)(2012)ー納得を捨てよう、そして良質な悪夢を見よう
この映画が最終的に何をしたいのか良く分からなかった。おそらく小説の方を当たれば、納得の行く道筋が見えてくるのだろうが、映画だけではたぶん(もちろん私の理解力も怪しいのだが)この物語の全体を伝え切れていないと思う。ひたすら鑑賞者に良質な悪夢を見せる、そんな映画があっても良いじゃないか。私はかなりの満足感を持って鑑賞し終えることができた。エズラ・ミラーもハマっていたが、ティルダ・スウィントンも負けず劣らずどんぴしゃりだった。監督のリン・ラムジーのことはよく知らないが、今後の動向を少し気にしておいた方が良いかもしれない。
マンガデシネ
2014年3月13日

【少年は残酷な弓を射る】究極の「かまってちゃん」
何とも不気味で後味悪く、虚しさでいっぱいになる名作だった…。母親として、もうどうしていいか解らなくなる作品だった。親は子どもに愛情を与えて育てなければならない。子どもは親に愛されたいと本能的に感じているものである。親はそれに答えるべきだ。子供を虐待するなんてとんでもない。それは悪魔のする行為だ。…という世の中の考えを根本から覆す恐ろしい作品だった。ケヴィンを演じたエズラ・ミラーの残酷なまでの美しさが印象的。
映画@見取り八段
2013年2月14日

子が射る矢
幼いケヴィンが射抜きたかったもの、エヴァがまず最初に与えなければならなかったもの。胸と胸とを重ね合わせて相手に気持ちを届けることからエヴァとケヴィンは始める。抱擁によって、二人はようやく母と子になったのだろう。
MESCALINE DRIVE
2013年2月7日

親が盛る毒
冒頭のトマト祭りから全編にわたって、本作では赤が基調色となっている。無論のことだが、これは血を示している。カチャドリアン夫妻は彼らの息子について話し合いを持たなければならなかった。それを行わなかったことが、彼らにとって罪といえるほどの大きな間違いであった。
MESCALINE DRIVE
2013年1月29日

少年は残酷な弓を射る
★★★★ ケヴィンを演じたエズラ・ミラーがパっと見に美少年?と思ったけど微妙に好みではなかったけれど目がとてもイイ!! 突き刺さるような冷たい視線が印象的でした。水を張った洗面台につけたエヴァの顔がケヴィンに変わった時のこの2人似てた〜。ティルダ・スウィントンは好きなんで、もー彼女の演技がとても良かった。冒頭のトマト祭りの映像で人々がトマトまみれになる所が血に染まってるように思える演出はうまいなー。それとエヴァの家と車に赤い塗料がぶちまかれてる所やそれを拭うシーンは、血のイメージがすごく出てて、グロいシーンではないのにちょっとゾッとしましたね。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2013年1月23日

少年は残酷な弓を射る
エヴァ役のティルダ・スウィントンさんが素晴らしく良かったですね!工事音のほうが良く聞こえるほど育児ノイローゼ気味になってしまうような感覚とか、息子に対する微妙な心の動きが良かった。ラストには「なぜ?」と問いかけてやまない母親の心境が胸に突き刺さるほど伝わってきますね。
いやいやえん
2012年12月30日

「少年は残酷な弓を射る」 母に愛されたい故に・・・・・
★★★★ 母に愛されたい故に・・・起こったお話だと思いました。是非、皆に観てもらって感想聞きたい作品ですね。
ジョニー・タピア・Cinemas
2012年12月28日

少年は残酷な弓を射る
考えさせられる作品でした。辛さ、苦しさが、映画の冒頭から謎めかせながらちりばめられていて、観る者の心をざわつかせる。
ここなつ映画レビュー
2012年9月21日

少年は残酷な弓を射る
★★★★★ 今作は面白かった〜最初から最後まで楽しめました!全体を通して、基本的に自分でやらかしたのを全力で収めるお話(苦笑)母娘愛…今作のテーマはこれですね。テンポも良く笑いも多く…音楽も素敵で、挿入歌が気に入りました。そうそう、エンドロール後に“オチ”があるので、要注意。
佐藤秀の徒然幻視録
2012年7月24日

少年は残酷な弓を射る
今年の「凄い映画を観た」はこの映画かもしれない。この物語を観て、何よりも観客が感じるのは「なぜ?」という疑問です。弥が上にも観客の不快感を煽り立てる一連の「もの食う姿」は、物を食べるという行為が象徴する一面を鮮やかに切り取って見せています。実にうまい演出だと思います。
キノ2
2012年7月20日

映画「少年は残酷な弓を射る」深層心理の片鱗を見る
★★★★ 割り切れない気持ちを抱えた人間っていう厄介な生き物が切ない気持にもなった。これは母と息子の愛の映画だった、でもこんな複雑な異形だと分かりにくい事この上ない。
soramove
2012年7月16日

『少年は残酷な弓を射る』について話し合わねばならない
『少年は残酷な弓を射る』は、一組の母子を徹底的に描いた作品だ。映画は母親の視点で描くのみなので、どこまでが本当のことで、どこからが彼女の思い込みなのか観客には識別できない。映画の冒頭でスクリーンにはタイトルが映し出されるが、すぐにタイトルをなす単語は消えてしまい、「KEVIN」の文字だけが印象に残る。やがて私たちは改めてタイトルについて考えざるを得ない。
映画のブログ
2012年7月12日

☆少年は残酷な弓を射る(2011)☆
★★★★ この映画を観ると、生まれながらにして悪魔の心を持った子供もいるって思えてしまう・・・映画は、エヴァの視点からだけで描かれているので、ケヴィンの心は、まったくわからないのです。。。効果的に使われる赤に不安感や緊張感を煽られ、三味線の音に無気味さを感じ、直接的な残虐なシーンなど一切出てこないのですが、観ていて、じわじわと恐怖に包まれて行きました。この映画は好き嫌いが分かれる作品かもしれません。私にとっては、好きとか、面白いとか言う作品ではなくて、怖い!すごい!って言う作品かなあ・・・
Cinema Collection 2
2012年7月9日

少年は残酷な弓を射る
★★★★ 随所に映し出される諸々の“赤”が強烈に印象に残ります。日常の何気ない風景を限りなく恐怖に映し出す演出にも驚かされますし、ティルダ・スウィントンの表現する苦悩には胸が痛くなります。ラストにエヴァが問いかける「なぜなの?」に対するケヴィンの答えに、この作品が伝えたいことが集約されている気がします。とても強烈な作品でした。
映画 K'z films 2
2012年7月8日

少年は残酷な弓を射る
え、ここで終わり?なエンドだったけど(今後の二人が見たい)、このもやもや感の方が作品には合っていると思いました。子役ケヴィンも名演。
映画感想メモ
2012年7月8日

少年は残酷な弓を射る・・・・・評価額1450円
観応えは十分だが、どこかピンとこない。ストーリーテリングの手法としては、特に目新しくはないものの、エヴァ目線でケヴィンの不気味さを感じさせながら、観客の不安を掻き立てる手腕は力強く、達者な語り口はなかなかのものだ。娯楽映画としてはなかなかにスリリングな意欲作で、面白い映画である事は確かだが、物語のテーマ性と構造の間に、どうにも埋め難い矛盾を抱え込んでしまっている印象だ。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2012年7月6日

少年は残酷な弓を射る
★★★★ 途中までは強烈なスリラー映画にも思えたが、最後には究極のラブストーリーにも思えた珍しい作品。セリア役のアシュリーがこれまた実に可愛らしい少女だけに、観ている方としては真相を知りたい気持ちはありつつも、それを観たくない気持ちも湧いてきてしまった。
LOVE Cinemas 調布
2012年7月4日

少年は残酷な弓を射る
★★★★ エヴァ(ティルダ・スウィントン)の視点で描かれる。ケヴィンの本質を描写しない。物語の描写自体は残酷で悲壮感があるもので万人受けはしないだろうが、子育てをする人間なら少なからず考えるものがあったのではないかと感じた一本だ。
Memoirs_of_dai
2012年7月3日

少年は残酷な弓を射る / WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN
★★★★面白かったとか良かったぁとかいう感想は違う感じだけど、想像通り、好みの作品でした〜。見せ方、演出が秀逸。随所にいれられる人をイラつかせる赤の使い方が見事で、さらに窓についた赤をカッターの刃で削ったりという不快音なども不安にさせる一方、突拍子もないのんきな音楽を緊迫するようなシーンでかけていたりが観る側の興味をひく。通常母親の愛の足りなさで子供は非行に走ったりするものだけど、なぜそうなったか、結局明かされないところがこの映画の魅力でもあるかな。質問を投げてもあまりの無関心さにエヴァがケヴィンを抱きしめるというラストも印象的。美少年好きの方や少年犯罪に興味ある人、子を持つお母さんもぜひ。
我想一個人映画美的女人blog
2012年7月2日

『少年は残酷な弓を射る』 (2011) / イギリス
★★★★ 後半に行くにつれてさらに説明的要素が少なくなってくる本作。ラストシーンなどは完全に観客の想像の世界に任せている。「赤」の使われ方がショッキングでもあり、また物語全体を象徴している。エズラ・ミラーくんの表情はうすら寒く、母親に理由なく不信感を抱く息子という役に適任。そしてティルダ・スウィントンも子に絶望させられる母の悩みをうつろな表情で演じる。相対する夫のジョン・C・ライリーの善人ぶり、そして娘の天真爛漫さがアクセントとなっている。象徴的な描写から背景をどこまで読み取るかが本作観賞の鍵となってくるだろう。
Nice One!! @goo
2012年7月2日

映画「少年は残酷な弓を射る」 感想と採点
★★★ 本作で注目したいのが、「すべてがエヴァの視点で描かれる」点だ。あの予告編でなかったら観なかったでしょうし、予告編を観なかったら評価も違ったと思います。所謂“ミニシアター系”のちょっと癖のある作品です。母子役のティルダ・スウィントンとエズラ・ミラーの演技はなかなか良いですが、アメリカの新生イケメン俳優目当てで行くと、どっと疲れるかも?慎重派なら原作を読んでからでも遅くないです。
ディレクターの目線blog
2012年7月1日

少年は残酷な弓を射る
母さん、僕が怖い?って、怖いわ!! 0歳児で母親に悪意むき出しの赤ん坊って!!!史上最強に後味の悪い映画でした。救いようないです。。。
食はすべての源なり。
2012年6月11日


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