ザ・ピーナッツバター・ファルコン:作品を観た感想(2)

ザ・ピーナッツバター・ファルコン The Peanuts Butter Falcon
★★★★ ザックの演技も初の映画とは思えないものだが、やはりダコタ・ジョンソンやブルース・ダーンといった脇がしっかりと物語を支えているのが良い。観ている人は、ザックとタイラーの夢を、そしてタイラーとエレノアの愛の成就に応援をしたくなるだろう。
映画!That' s Entertainment
2022年7月24日

ザ・ピーナッツバター・ファルコン・・・・・評価額1650円
★★★★ 主要登場人物三人は、全員が喪失と閉塞を抱えている。ザックはダウン症ゆえに親に捨てられ、タイラーは共にカニ漁を営んでいた自慢の兄のマイケルがいたのだが、亡くなってしまい、そして当初は二人の逃避行を追う者だったエレノアもまた、若くして夫を亡くした未亡人。それぞれに家族を失った三人は、ちっぽけな筏の冒険を通してお互いへの共感を強め、プロレスラーになりたいというザックの夢を軸とした疑似家族のような関係となってゆく。ハリウッド的な映画のウソに落とし込まず、無理に泣かせようとしない演出もセンス良し。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2020年4月19日

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