家族を想うとき:作品を観た感想(3)

『家族を想うとき』をギンレイホールで観て、
★★★ 父ちゃんも母ちゃんも一服する間もなく、奴隷のように働かなくてはいけないのである。きっちり貧乏人を追い込むシステムが出来上がっていて、一度入ったら足抜けできなそうである。そんなん、こえーよ。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2020年7月25日

「家族を想うとき」
労働というものは喜びに繋がるものでありその喜びとは達成感然り、稼いだ対価でより良い暮らしをすること然り、なのであるが恐らく日本よりもずっと労働者の権利などに対する歴史が古いはずのイギリスであってさえ、その喜びが奪われ、何のために働くのか本末転倒な事態になっているという点、家族というものは、慈しみ合い、助け合い、を行う最小単位であるはずなのに、それが日々の家族の生活の中でどこかに失われてしまうという点、これら非常に大きな問題点が描き出されているのだ。この2つの問題を気負うことなく上手く描き出している、流石ケン・ローチ監督、と言っていい作品だと思った。
ここなつ映画レビュー
2019年12月27日

ショートレビュー「家族を想うとき・・・・・評価額1700円」
★★★★ 映画の中で起こっていることは、全てが普通で恐ろしくリアル。どのエピソードも宅配や介護の仕事あるあるだし、親子関係の諸々の話も誰もがどこかで経験してきている様なものばかりだ。遠い英国を舞台とした物語ではあるのだが、このプロットをそのまま日本に置き換えても全く自然に成立してしまうのだ。この物語が圧倒的な普遍性を持つということは、私たちの社会は無責任資本主義とでも言うべき、おかしな方向へ向かっている様に思えてならない。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2019年12月19日

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