THE NET 網に囚われた男:作品を観た感想(6)

「The NET 網に囚われた男」
様々なことを考えさせられる。キム・ギドク監督は、南北朝鮮の統一を心から願っているのだろう。特に近年の作品では、そのメッセージを強く感じる。
ここなつ映画レビュー
2017年2月16日

The NET 網に囚われた男
★★★ ギドクにしては、えらいストレートだなという印象。あまりにストレート過ぎて、ちょっと拍子抜けしちゃった。もうちょっと毒のあるギドクを見たいなー。
映画三昧、活字中毒
2017年2月9日

『The NET 網に囚われた男』 矜持と悲しみ
異端と言われたギドクらしさが消え、一見ヒューマンな人間ドラマになっている。顔を背けたくなるような性や暴力の過激な描写も抑制されている。リュ・スンボムははじめて見たけど、いい役者だなあ。妻役のチェ・グィファも出番は多くないけど好演。韓国ではこういうテーマはイデオロギー的になりやすいけど、北でもなく南でもなく、ひとりの男の矜持と悲しみ、家族への思いを描いて見ごたえがある。
Days of Books, Films
2017年1月19日

ショートレビュー「The NET 網に囚われた男・・・・・評価額1600円」
★★★ 本作はなかなかだ。二度と元の生活に戻れないことを知った主人公が、自ら破滅の道を選ぶダウナー系のカタルシスは、いかにもギドクらしい佳作である。主人公以外の登場人物が、いささか類型的すぎるのは気になる。特に韓国当局の登場人物は良い人、嫌な人、ダメな人とそれぞれ人間の一面しか描かれず、リアリティに欠ける。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2017年1月18日

「The NET 網に囚われた男」:心をえぐえる国家の暴力
これまでに無く描写に抑制の効いたキム・ギドク作品。でも観る者の内面をえぐって来る重い球です。いつも以上に政治的で、でもいつも通り血の出る所をえぐって来るキム・ギドクです。個人を翻弄、弾圧し、抹殺する国家というシステムの闇を描き、強度のある作品となりました。暴力の直接描写がないあたり、キム・ギドクも変容しつつあるみたいです。まあ、本作では肉体的な暴力よりも国家という暴力を描いたということなのでしょうし、体の痛みよりも心の痛みを突き詰めたということなのでしょう。どうでもいいけどこの主人公、「なすび」(芸人)にちょっと似てますよねえ。
大江戸時夫の東京温度
2017年1月15日

『The NET 網に囚われた男』 もどかしい現実を直視する
最も直接的に南北分断について描いているし、より一層シリアスで政治色が強いものになっている。主演のリュ・スンボムは、本当に漁師のように見えて役柄にはまっていた。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2017年1月8日


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