クララ・シューマン 愛の協奏曲:作品を観た感想(10)

『クララ・シューマン 愛の協奏曲』('11初鑑賞62・WOWOW)
★★★ シューマン夫婦の愛情と、クララに恋する若きブラームス。そしてブラームスの才能を認めて面倒をみるシューマンの奇妙な関係を描かれています。冒頭からシューマンのピアノ協奏曲から始まり、数々の名曲が奏でられ、ブラームスのピアノ協奏曲で幕を閉じるわけですが、クラシックに興味の無い方には、とてつもなく退屈に感じるでしょう^^; ドラマ部分の演出は決して上手いとは思えなくて、なにが描きたいんかよー解らんままです。クララとブラームスの絆を描きたいのか、シューマン夫婦の愛を描きたいのか、どっちつかず。なんかもったいないです。
みはいる・BのB
2011年5月4日

クララ・シューマン愛の協奏曲 奇跡的な3人の物語
クララを中心としてロベルトとヨハネスの音楽の神に支配されたような不思議な三角関係。クララ・シューマンは働き社会進出をする女性の先駆的存在ではないかと気づく。ブラームスの人生とは一体何であったのか、彼はあの人生に満足したのであろうかという疑問、彼とクララとの関係はどうであったのかという疑問など、俗世間のつまらない伝説だとして吹き飛ばすものを感じさせる3人の天才の物語であった。それでも3人を神格化するでもなく、また通俗的な偉人伝として描くでもなく、ある種、奇跡的な3人の関係を見事に描ききった作品である。
映画と出会う・世界が変わる
2009年11月23日

クララ・シューマン 愛の協奏曲
ロベルトは二人に対し複雑な嫉妬心を抱く。妻の愛がブラームスに向いているのではないかと疑うと同時に妻が自分の大切なブラームスを奪ってしまうのではと恐れる。女性としても音楽家としても、強く賢く美しいクララ。クララに対し清廉な愛を捧げるブラームス。繊細であるあまり精神を病んでいくロベルト。ブラームスの愛は美しかったけれど自分はシューマン夫妻に強く惹かれた。それぞれを演じる役者の演技力によるものだと思う。
h
2009年9月24日

映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」
ロベルト・シューマンとヨハネス・ブラームスという二人の天才音楽家との関係で波乱の人生を送るマルティナ・ケデック演じるクララの生き様を描いた作品。精神的に苦しみながら交響曲「ライン」を作曲するシューマンに妻として献身的につくすクララがその時期に一緒に暮らすようになるブラームスとの微妙な関係を生々しく描き、息を飲むような展開が続く。 鑑賞後はシューマンやブラームスの数々の名曲をじっくり復習した。
Serendipity !
2009年9月20日

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」記憶に生き、作品は永遠に愛...
★★★★ 久々に感動した、何に感動したのだろう、人の生きざまそのものなのだろう、だから「このシーンが良かった」とかそういうことでなく、ひとりの女性を中心に音楽という絆で結ばれた「魂」に振れたことで、こちらの気持ちも高ぶるのだ。クララは二人の作曲家から、形は違えど、こんこんとわき出る泉のような愛を受け取り、二人の魂に記憶され、二人の作曲家は彼女の存在からわき出るインスピレーションに永遠の命を与えた。とても貴重でかけがえのないものを見ることができたと感じた。
soramove
2009年9月8日

『クララ・シューマン愛の協奏曲』 (2008)/ドイツ・フランス・ハンガリー
★★★★ クララを絶対的に愛し、信頼しつつも、曲作りのプレッシャーと時代の流れに取り残される不安に苛まれるロベルト。そしてクララに魅せられてしまい、自分を捧げ、陰日向にシューマン家と生涯関わっていくブラームス。与えられた運命に大きく逆らうこともなく、抗うこともなく、クララは自分の持てる才能をその時々で存分に生かした。その表情は、マルティナ・ゲデックが演じることによって、クララのイメージに円熟さと女性らしさを付け加えることに成功したように思う。
NiceOne!!
2009年7月30日

クララ・シューマン 愛の協奏曲
クララの前で、彼女の作曲した曲を演奏するブラームスは、出会う前から音楽家としてのクララに恋していたのかも知れないと思いました。先ず音楽があって、天才の魂に触れる、その何かでこの3人は惹かれあっていったのだと。だから仕方なかったんだと、、そんな気になる。内気で神経症に苦しむシューマンは、昔見た若き日のイメージからは遠かったけど、パスカル・グレゴリーの演技にはひき込まれます。衣裳やインテリアもとっても素敵でした。
to Heart
2009年7月30日

*クララ・シューマン 愛の協奏曲*
音大生時代よく弾き、卒演の曲でもあったシューマン。何冊かの本を読んで、[愛の調べ][哀愁のトロイメライ]なども見てるのですがこれはまた違った視点から描かれているので、新たな発見や感動がありました。がしかし。ブラームスのイメージがあまりにも違う。なんだか軽くて・・最高に残念です。偉大なる芸術家に愛される女性というのはやはり、外見が美しいとかそういうことだけではなくて、きちんと芸術家の才能を認め、励ませる人なのですよね。
Cartouche
2009年7月28日

クララ・シューマン 愛の協奏曲
★★★★ 一応史実を元に構成されたとはいえ、単に恋愛三角関係のどろどろドラマでは無いところが本作の面白いところ。そのギリギリ微妙なライン上で調和している愛情関係の描き方がとても巧みで興味をそそられるのです。それ以外にも、音楽史的なトピックスも描かれており見応えは十分。クラッシックには全くの素人でも、あまりにハマリ役な3人の演技と劇中に何度も出てくる数々の美しい楽曲に乗せられて夢中になって観入ってしまった。
LOVE Cinemas 調布
2009年7月27日

映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」を観た感想
★★★★才能を認め合う者同士の芸術的な三角関係だった。音楽家のお話だけに、劇中の音楽や演奏は素晴らしい。それに、みんな役にピッタリはまっていて、時代の雰囲気がよく出ていた。映像もとてもキレイだった。悩んでこそ人間、狂ってこそ芸術家。
映画初日鑑賞妻
2009年7月27日


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