ウェイヴ:作品を観た感想(14)

THA WAVE ウェイブ :
★★★★ 心理ホラーとして観る者に”恐怖”を感じさせる映画でした。とても見応えのある作品です。また、現代の日本人が観る映画として、タイムリーな作品でもあります。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2012年10月11日

ウェイヴ〜THE WAVE
人間一度何かに”洗脳”されると、なかなか抜け出せなくなることも多いですもんね。そんなことを考えました。「es」ほど激しくないですしグロいシーンもありませんので、そういうのが苦手な方でも楽しめるんじゃないかな?
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】
2012年1月25日

THE WAVE ウェイヴ
いかに人間を洗脳するのが簡単なのか、よくわかった。そして恐ろしい。「ごっこ遊び」はいつになっても楽しいもの。また集団での一体感・規律は快感でもある。あらゆることがこの組織、団体の中では正当化されることで、生徒達の狂喜は深まっていく。たった1週間でこのぐらいならば、生まれたときから洗脳され続ければどうなるのかなんて、言わなくてもわかること。個を捨て全体を求めるのはカルト教団や宗教に近いと思います。暴走した狂喜は破滅的な結末へ…。団結は確かに力になる。でも独裁を赦してはいけない。
いやいやえん
2011年7月15日

ウェイヴ
ものすごい興味深い作品でした。独裁制を学ぶために始めたシミュレーション。決めたのはたった4つのルール。クラス内の生徒は次第に独裁制に魅了されて深みにはまっていく過程が興味深かった。団結することで仲間を大事にする一方、自分達とは違う異質のものは排除するか、自分達に取り込むかで均一化を図ろうとする全体主義の危うさがよく描かれていたと思う。ベンガーが連行されるが、その周りで生徒が被害者面してるのが怖いな。独裁制云々よりも大衆の集団心理の移り具合が怖く感じた作品でした。
だらだら無気力ブログ
2011年4月6日

ウェイヴ (Die Welle)
★★★★ 強烈な一体感を感じると何でも出来るような気にさえなってくる。しかしその団結が意図を持って、及び意図を持った人物によって思うように動かされてしまった時、またはコントロールを失ってしまった時、その強大な力は凶器となる。人々が容易に流され自ら大きな渦を作っていってしまう怖さを、結束が生み出すメリットも包み隠さず描いたうえで、容易に流されやすいが故にコントロールも失いやすく暴走もしうる恐怖を自然な流れのように描き切っている。本作はドイツでしか作れない作品かも知れないが、ドイツでしか起きない事件ではない。その身近さに、寒気を覚えた作品。
Subterranean サブタレイニアン
2011年2月2日

THE WAVE ウェイヴ / 77点 / DIE WELLE
★★★★ この手の作品って、基準となるキャラが居てるもんなんやけど、それが居てないのがおもしろいっすねー。少し前までは当たり前だと思ってたことが、当たり前ではなくなり、少し前まではあり得なかったことが当たり前となっていく…非常に危うい人間の特性ではあるけれども、だからこそ人間なんやとも言える。非常に曖昧な部分を曖昧なまま置いてあるんで、なんとも言えんもやっとした違和感は感じるんやけど、もやっとしてるからこそ考えさせられるんで、そういう意味に於いて面白い映画っていえるやろね〜♪
ゆるーく映画好きなんす!
2010年9月3日

mini review 10482「ウェイブ」
★★★ この教室になにが現出したのか?・・このクラスに現出したものは「平等主義」であり、ある意味では「民主主義」である。そこからこぼれ落ちていく者は、従来の優等生(エリート)であり、ボスである。僕たちは、いままでなら落ちこぼれのような、あるいは苛められっこのような、無個性に沈んでいた生徒たちが、みるみる自分の「得意」を発見し、「場」を自主的・主体的に構成していくのをみることになる。クラスは「活性化」したのである。そして成員はある意味で「人間性を回復」したのである。そのことに「独裁政治」あるいは「ファシズム」といわれるものの、怖さがある。
サーカスな日々
2010年8月26日

THE WAVE/ウェイヴ
★★★ 生徒たちは白いシャツを着てきたり、"ウェーブ"というグループ名を作り、最初は軽いノリで楽しんでました。しかし、中にはおかしいと考える子も出てきて、白いシャツを着てこない子を区別し始めてしまう。一体感もエスカレートして、次第にベンガーの意志に反して彼らは暴走していきます。仲間意識が高まると同じ考えでない者は排除しようと考えてしまう所が恐いです。まさか授業の課題が思いもしない出来事に発展していくとはベンガー先生も考えなかっただろうな。独裁なんて〜と思ってもちょっとしたことで起こりえるもの。とても興味深いお話でした。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年5月21日

毎日ぼく、ファシスト 「ウェイヴ」
独裁のメカニズムを研究とシミュレーション…見てるほうも生徒と一緒になって最初は面白がり、不思議な高揚感まで覚える。校則が嫌いな自分でさえ、統制を乱す奴をウザイと感じるほど。統制の手法として用いられる "制服"、ロゴも現在さまざまに使われるもの。退屈な毎日、 社会への不満を"ウェイブ"が吹き飛ばしてくれる。 そんな幻想が機能し始めたら、 全体主義はひとりでに加速してゆく。 そしてやがては誰にも停められない暴走特急となるのだ。ファシズムは今も起こりうるか? 起こりうるどころか、つねにあちこちで生まれているのではないか…。
シネマ走り書き
2010年5月15日

ウェイブ
いまどきの高校生が軽いノリでどんどん嵌ってい行く独裁性の波、、。本当に恐ろしいです。授業の一環と割り切っているようで、気がつけば洗脳されている〜(汗) その自分自身に気がついたとき、いいようのない恐怖が襲ってくる感じ。アメリカ原作のものをドイツで映画化…というのが何ともモヤモヤ〜っとする。独裁性などあり得ないと言い切る若者たち。自国の歴史を理解しているのにその恐ろしさまでは実体験しない限り理解できないのか? ただの映画の中だけの話としては受け取れないところが、この作品の良さであり恐ろしさかと思いました。
ひばなのシネマの天地
2010年5月1日

ウェイヴ THE WAVE
この授業は異様な空間で、見ている側は違和感があるが、中にいる人間は違和感を感じつつも集団の一体感に高揚感を覚え、のめりこんでいく。この異様な集団の中で違和感を覚える女子。批判記事を巻いたりして反発するが、彼氏に「白バラにでもなったつもりか!」と言われるのが印象的。見ている側の私が彼女に対して「自分勝手な行動して」と不愉快になっている自分が怖かった。全体主義的な統制社会は、それに従わないものには排除を行うという事。それが一番危険だと思う。日本の社会ではこの映画の4つのルールになんら違和感が無い。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月14日

ドイツの小説と映画 「治療島」と「THE WAVE」
あれ? 独裁というよりアナーキーな行動じゃないの? と思ってしまうが、あるいはこれは一党独裁は社会主義の過程を経て生まれるということなのかもしれない。ついにそれは自由からの逃走をよびさます。現在では独裁などありえないと思っている大衆(愚民)の帰属意識のおぞましさを抉った作品だが、四十年前にアメリカであった実話だそうで、原作のノンフィクションは邦訳もあるらしい。ドイツでは教材として使われ、おなじみの話のようだ。もうすこし細部を描いてくれれば、もっと面白くなっただろう。
聖なるブログ 闘いうどんを啜れ
2009年12月27日

THE WAVE ウェイヴ
敬礼や忠誠なる言葉遣いや制服というものを今風に若者が興味を持つように始めた実験が、たったの1週間で狂気と化していく様が非常に興味深く最後まで目が釘付けだった。こんなに簡単に「独裁制」が作れるなんて…。今後は「ゆとり教育」も「自由な校風」も止めなければ日本は落ちる一方かもしれない。などとすっかり僕自身も「独裁制」にちょっとだけ魅せられてしまった。それにしてもやっぱりドイツ映画は素晴らしい。骨太で見応えがあり、大満足であった。
映画君の毎日
2009年12月23日

THE WAVE ウェイヴ
★★★ 人間とはこんなにも簡単に、かつ何の疑問も持たずに洗脳されてしまうものなのか。げに恐ろしきは教育だと思わずにいられない作品でした。適度な強制力と同じ価値観の仲間という要因が加わったことで、彼らはクラスにいやその集団に自分の居場所を見つけてしまったのでした。流石に事が大きくなり、ライナーが気付いた時にはもはやウェイヴは制御不能。そこを考慮せずにいきなり解散を宣言することは、ある意味犠牲者が出るのは当然。集団心理を前にした人間の心のもろさが非常に恐ろしい作品でした。
LOVE Cinemas 調布
2009年11月18日


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