キネマの天地:作品を観た感想(1)

キネマの天地
★★★★ 個人的にはそう昔ではない昭和61年だが、スタッフ、キャストを見ると、鬼籍に入られた方の多さに時代の移ろいを感じざるを得ない。本作、さすがは当時の腕っこき4人を集めた脚本だけあって、映画内幕ものとしての面白さは抜群。個人的には渥美清の芸達者ぶりを確認する映画であった。クズ屋の笹野高史と、小春が女優として売れてきた頃の父親渥美清の掛け合いが最高に面白かった。コメディアンとしての渥美清の面目躍如。ちょっとのシーンに贅沢な配役を噛ますあたりも映画愛が見えていて好きだった。
映画!That' s Entertainment
2022年9月18日

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