ﾛﾌﾄ．:作品を観た感想(8)

ﾛﾌﾄ．
5人はそれぞれ立場も性格も職業も異なり､何故､ここで付き合いが続いているのか不思議なほど｡そのｷｬﾗｸﾀｰに共通点が少ない｡男たちが巧く描き分けられていたので混乱することもなく､徐々に明かされるそれぞれの事情を把握しつつ見守る感じ｡そして､終盤の一気の急展開｡これぞまさに推理の王道｡思えば､何気なく見落とした1つ1つが伏線であり､回収され始めると､おお､そうだったのか､と思うことばかり｡これはかなり面白い｡犯人当てのｹﾞｰﾑを楽しむもよし､誰かに感情移入して人間たちのﾄﾞﾗﾏとして観るもよし､騙されることを楽しむもよし｡
悠雅的生活
2010年10月14日

ﾛﾌﾄ．
これはなかなかに良かったです｡最後まで引き込まれましたし､大変見応えありました｡あの妻たちの見透かした思わせぶりな表情に騙されました｡ある事実が明るみにでて､話が二転三転して､最後にもう一転する展開は見応えあって良かった｡秘密の情事部屋なのに､一人は鍵を愛人に渡したり､一人は妻たちの前で酔った勢いで浮気するなら秘密の情事部屋を持つことだなんて余計な話したりと､とても一緒に秘密を共有できるとは思えない輩ばっか｡とてもじゃないがﾋﾞﾝｾﾝﾄとは友達付き合いは遠慮したい｡
だらだら無気力ﾌﾞﾛｸﾞ
2009年12月30日

ﾛﾌﾄ．
★★★★ 馴染みのないﾍﾞﾙｷﾞｰ映画ながら､素晴らしい出来映えのﾐｽﾃﾘｰ映画｡出演している俳優に全くなじみがありません｡結果として､誰が犯人として相応しいのか俳優を見ただけでは全然分かりません｡その点は､ある意味でﾒﾘｯﾄかもしれません｡謎解きの面白さのみならず､社会の上層部の荒廃した裏側まで覗かせるこうした上質の映画が､東京でわずか1つのﾐﾆｼｱたｰだけでの上映とは実に嘆かわしいことです｡
映画的･絵画的･音楽的
2009年12月22日

☆ﾛﾌﾄ．(2008)☆
★★★★ 派手なｱｸｼｮﾝｼｰﾝも特殊効果もありませんでしたが､練りに練ったｽﾄｰﾘｰ運びでしたので､最後まで飽きることはありませんでした｡何しろﾍﾞﾙｷﾞｰ映画は初めて､そしてｷｬｽﾄもすべて知らない俳優さん､ﾐｽﾃﾘｰを観る上で､そう言う意味では犯人探しは新鮮だったかも｡終盤からの二転三転するどんでん返しはお見事でした｡また全体に漂う危険で淫靡な香りも音楽もﾐｽﾃﾘｰを盛り上げていたような気がします｡ﾐｽﾃﾘｰ好きなかたは満足できる作品だと思います^^
CinemaCollection
2009年12月5日

｢ﾛﾌﾄ｣
密室内での犯罪｡5人の男たち以外に合鍵を持つ人物はいない｡他の者が侵入したとも考えられない｡彼らの中に犯人が絶対いるはず｡中盤以降で彼らの妻たちが､男たちを陥れたのか？という疑問まで飛び出す｡二転三転するため､観ている者も最後の､最後まで犯人は誰だか全く分らない｡ぐいぐい引き込まれて行くとても見応えのあるﾐｽﾃﾘｰ･ｻｽﾍﾟﾝｽ｡ﾛﾌﾄを共有する男たち5人とその妻たち｡そして彼らの若い恋人たち｡最初､妻たちと恋人たちの顔がごっちゃになって困った｡今一度最初から観たい！と思ったけど…｡
ﾖｰﾛｯﾊﾟ映画を観よう！
2009年12月3日

『ﾛﾌﾄ．』
本当に面白くて､楽しかった｡今年の後半で観た映画の中では出色かも｡それぞれの本性が事件の真相に近づこうとすればするほど､明るみに出ていく展開｡ｽﾘﾘﾝｸﾞでﾃﾝﾎﾟがよくて､本当に気に入りました｡現在のｼｰﾝはそのﾍﾟﾝﾄﾊｳｽの中のｼｰﾝがﾒｲﾝになってきて､過去の回想ｼｰﾝで他の映像が差し込まれるような感じ｡男たちの欲望が絡んで､粘着質な雰囲気を含んだ作品に仕上がってるなｰっていう風に感じたかな｡5人の出演俳優はそれぞれに個性的で面白い｡ｻｽﾍﾟﾝｽ好きにはかなりｵｽｽﾒ｡
cinema!cinema! ﾐｰﾊｰ映画･DVD
2009年11月29日

ﾛﾌﾄ．
★★★★ これは参った！さすがはﾍﾞﾙｷﾞｰ国民の10人に1人が観たと言うほどの大ﾋｯﾄ作だけはあります｡ﾄﾞｷﾄﾞｷするようなｻｽﾍﾟﾝｽ性は少ないものの､最後の最後まで二転三転する眼を離せない展開にはただただ唸るばかり｡周到に用意された伏線､ﾒｲﾝの登場人物5人にかかわる人々すべてにその存在の意味がある｡まさに久しぶりにこんな極上のﾐｽﾃﾘｰを観ました｡もしかしてこういうことなんじゃ？と推測しながら､それが何度か裏切られるという展開｡公開館が少ないのが残念なほどの良質なﾐｽﾃﾘｰです｡
LOVE Cinemas 調布
2009年11月25日

硬いﾜｯﾌﾙ..　｢ﾛﾌﾄ.｣
本国ﾍﾞﾙｷﾞｰで大ﾋｯﾄ･･らしいが､ つまらなかった^^誰が犯人かなんて関心はそもそも起こらないし､ 自ら作ったﾊﾟｽﾞﾙを自ら解く過程を娯楽と称して見せられているだけ｡ 警察での取り調べや事件の成り行きが交互に進行するが､ どれも表面的で入っていけない｡ 衣装もﾊﾟﾘｺﾚなどで活躍するﾍﾞﾙｷﾞｰ派な雰囲気だが､ ﾀﾞﾙﾃﾞﾝﾇ兄弟を輩出してもﾍﾞﾙｷﾞｰのﾒｼﾞｬｰﾑｰﾋﾞｰはこの程度なんだということだけがわかった｡
ｼﾈﾏ走り書き
2009年11月23日


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