バベットの晩餐会:作品を観た感想(4)

バベットの晩餐会
毎度いう「料理の事は忘れよう」という口裏が逆に料理の美味しさを感じさせる。質素な生活になれた村の人々が経験する豪華なフランス料理の数々に、笑顔がのっかりこちらもつい笑んでしまうような、気持ちが徐々に変化する様が映画を観る者にも伝わってくるのが素晴らしい。晩餐は、バベットにとっても人生の全てを表しているようでした。
いやいやえん
2014年4月5日

バベットの晩餐会(午前十時の映画祭)
脚本が見事!美しく才能もあった姉妹が、村を出て華やかな生活を手に入れるチャンスを見送ったのは、厳格な父が姉妹を手放さなかっただけではなく、彼女たち自身の選択。姉妹の若いころの出会いと選択は、この晩餐会の奇跡へとつながっていきます。バベットが仕入れてきた見たこともない食材に恐怖を感じていた姉妹と村人たちだけど、美味しいお酒と美味しい料理、最高のもてなしは彼らの心を自然と解きほぐしていく。それは芸術家であるバベット自身のためでもありました。すべての出来事はつながっている。人生は虚しくなんてない。間違った選択なんてひとつもないのだ。
C note
2010年7月23日

【バベットの晩餐会】
小さな村、二人の美しい姉妹。信仰のためだからといって、彼女たちから恋愛を奪ったお父さん‥私は好きになれなかった。フランス式の食事を出したいというバベットの願いを受け入れた二人、ここからが一転コミカルに。どんなに食事の話はしない、考えない、舌で味わわないと決めていても、実際においしいものを口にすると…。水を口にして思わず顔をしかめワインをガブ飲みした女性、それがリアルですよねー。みんなが嬉しそうな顔になって足取り軽く帰っていく大成功の晩餐会、最後の決断も潔くて素敵!なくてはならない存在の強い女性バベット、いいですね。
日々のつぶやき
2010年7月22日

『バベットの晩餐会』|今まで観た中でベスト1です
号泣した。・・晩餐会が終わり、村人たちはそれなりに満足し、夜空に向かい輪になって感謝の歌を捧げる。料理を作ってくれたバベットではなく神に。バベット本人にはひとことの感謝の言葉もない…。何故この映画を観て落涙してしまったのか。それは村人たちが、バベットの心を尽くしたもてなしをことごとく踏みにじってゆくからだ。言いかえると、神からの贈り物をそれと気付かずに無駄にしているということか。この構図は映画に随所に表れている。これほど恐ろしく、かつ切ない映画を観たのは、おそらくこれが初めてだ。
23:30の雑記帳
2010年7月7日

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