無伴奏:作品を観た感想(6)

映画評「無伴奏」
★★★ ノスタルジーはうまく醸成されていてその点についてはそこそこ満足できる。それに貢献しているのは、一部に批判があるかもしれない昭和前期風の台詞や成海璃子の棒読み気味の口跡。これが実に気分を出すのである。この手の、どこか郷愁を求む作品においては気分こそ大事で、台詞のリアリティーなど寧ろマイナスになるだけ。こういう内容ならば、粒子が確認できる35ミリのフィルムで見たかった気がする。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2019年1月22日

無伴奏
★★★ 時代背景が1969年〜1970年代で、昭和の雰囲気が良かったです。ファッションもよく再現されています。昔の映画のようなテンポや言い回しなので、その時代を知らない人は違和感があるかもしれません。私もそんなに知らないけど。複雑な恋愛模様に揺れ動く心情を、成海璃子は体当たりの演技で魅せてくれます。
Spice -映画・本・美術の日記-
2016年4月17日

「無伴奏」:この時代、この設定にした意味は?
学園紛争時代の学生と社会を描いた作品なのかと思ったら、途中から話はあらぬ方向に発展し、時代背景は割とどうでもよくなってしまいました。予備知識なしで観たので、結構驚きましたね。おお、そっちへ行くのか!って感じで。画面がひどく暗いのも気になりました。会話の声はすれども、表情などは全く分からず。
大江戸時夫の東京温度
2016年4月9日

無伴奏
1969年から始まる物語は当時流行った革命ごっことフリーセックスごっこをないまぜにした感じ。人物造形が粗雑でコケ脅しが目立つだけで、終わってしまえば安物のテレビサスペンスドラマ風で、ノスタルジーすら感じない。良かったのは響子のセックスの時の表情だろうか。
佐藤秀の徒然幻視録
2016年4月7日

無伴奏
★★★★ 学園闘争、大学闘争、名曲喫茶などで時代の雰囲気を出していますが、それらはあくまでも背景であって、映画で専ら描かれるのは4人の男女の特異な恋愛関係といえ、さらにはミステリー的な要素もあって、とても興味深い作品に仕上がっているなと思いました。会話を通じても、当時の雰囲気を出来るだけ醸し出そうとすることによって、響子、エマ、渉、裕之介の4人の関係(特に性的な)をよりリアリティのある背景の中で描き出すことになるものと思います。ある意味でサスペンス仕立てになっていて、劇映画としてもなかなか面白く作られています。
映画的・絵画的・音楽的
2016年4月6日

無伴奏
1969年から1970年にかけての学生にとってはある意味で特別な時代の中を初恋の情熱と共に過ごした主人公の姿が鮮烈に心に残るような作品でした。同じ高校生の青春でも、現代とは随分と違うなあと思いつつも物語に引き込まれていきました。キャストがぴったりでした〜かなり切ない物語ですけど、最後に爽やかな余韻を感じるのはこれが青春物語だからかなと感じました。観終った時、とても心に残る日本映画を観たなあと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2016年3月31日


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