雨のしのび逢い:作品を観た感想(2)

映画『雨のしのび逢い』(1960)絶叫:何事もないという非情さが….
単調な“殺人事件の犯人さがし”でもなければ安っぽい“有閑マダムの不倫話”でもありません。“普通”という日常の中にいるからこそ悲痛として聞ける悲鳴があるのかもしれません。“何事もない日常という非情さ”がありアンヌの絶叫が、強烈に印象付けていた。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2019年10月26日

*雨のしのび逢い*
映画としてのドラマティックな展開はありませんのでつまらないと感じる方も多いでしょう。でもふたりの心の動きが静かに、ゆっくりと伝わってきて、この作品はすごい〜。逢い引きといっても木立の中を歩いたりするだけで、触れ合うシーンなどもごくわずか。地味なシーンの積み重ねなのですが、だからこそふたりの想いはひしひしと伝わってきて素敵です。主演はジャン=ポール・ベルモンドとジャンヌ・モロー。このふたりって当時の俳優さんの中ではとりわけ個性的。ワガママで人を巻き込むタイプの役が多いですが、これはとても静かで、いい意味で個性を消すような役柄です。
Cartouche
2010年8月5日

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