汚れなき祈り:作品を観た感想(5)

ショートレビュー「汚れなき祈り・・・・・評価額1700円」
★★★★ ルーマニアで実際に起こった事件を基にした作品だ。本作にはいくつもの対立構図が組み込まれている。修道院という聖域と荒んだ俗世、姿を見せぬ神と顕著化する悪魔、神父が体言する宗教と病院に象徴される科学。そしてヴォイキツァを挟んだアリーナと神との三角関係。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2013年4月20日

汚れなき祈り
2005年にルーマニアで起きた事件を元にした作品。正直言って楽しい作品ではない。楽しい要素、笑ってしまうシーンも1つもない。しかも、152分。息詰まるシーンの連続で、たとえどんな結果であろうと、極度の緊張が緩んで深呼吸などしてしまう、終盤の遣り取りも、恣意的で思わず苦笑がもれるラストシーンも秀逸。
悠雅的生活
2013年4月13日

汚れなき祈り
★★★ 映画は殆どが修道院のシーンであり(特に、そこにいる修道女たちは黒い服をすっぽり被っているのです)、全体として酷く地味なものとなっています。ヴォイキツァを演じる女優コスミナ・ストラタンは、なかなか魅力的であり、また、本作では、ルーマニア正教会の問題というよりも、むしろ、現代社会にも通じる集団内の問題が取り扱われているように考えれば、かなり興味が惹かれるところです。
映画的・絵画的・音楽的
2013年4月5日

『汚れなき祈り』 本当にあった悪魔憑き事件
私たちが、自分や他人に対して日々の習慣として何気なく受け入れていることで、実は知らぬままに相手をコントロールしたり、ダメージを与えたりしていることがある。宗教映画として観るだけでなく、この映画を通して、そういうことにも気づいてもらえるとうれしい。本作を普遍的なものにしているのは、これが愛の物語でもあるからだ。
映画のブログ
2013年4月3日

汚れなき祈り
★★★ 実話と同じように本作でも孤児が主人公。季節は冬枯れから雪景色へ。逮捕された神父を乗せた車で俗界のラジオニュースが流され、忌まわしいネット犯罪を伝える。その車のフロントガラスに泥水が激しく打ちつけられる。確かに生きるのが怖くなるような俗界がそこにある。
佐藤秀の徒然幻視録
2013年3月20日

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