おろち OROCHI:作品を観た感想(12)

木村佳乃 中越典子 谷村美月 / おろち
文句ナシに傑作だと思います。ホラー映画としてではなく、純粋に一つの映画作品として抜群に面白かった。見事に楳図ワールドの映像化と娯楽作品としての面白さの両立という離れ業をやってのけたのでした!特筆すべきはキャスト陣の鬼気迫る怪演!特に二役を演じた木村佳乃の弾けっぷりたるや、原作に一歩も譲ってはおりません。谷村美月演じる"おろち"は"静"の演技でじわじわと観る者を魅了します。漫画チックなセリフ回しを、変にアレンジせずのまま映画に持ち込む事によって、逆に原作の持つ"イイ意味での不自然さ"が上手く表現されていた。
中川ホメオパシー 
2010年2月24日

おろち
★★★ 漫画のイメージもそう、全編、悲しく寂しい空気が漂っている。その心寂しさを音楽が演出して、曲がとてもマッチしている。時代設定は昭和25年のために、この古めかしい洋館やスターに憧れる一草の設定にも無理がなく、すんなり受け入れる。奇病を恐れ平静を失う銀幕のスター役は木村佳乃。綺麗な冷静そうな顔に狂気を浮かべる、その鬼気迫る演技は、結構良かった。
ベルの映画レビューの部屋
2009年5月8日

おろち
なんだかなー。って感じ^^; 芝居もそつなく申し分ないのだけれど(?) って感じです。設定ではこんなに美しくてもそれが崩れてしまうのだけれど、木村さんも中越さんも崩れないと思うと、なんとなく感情移入できなくて…^^; いくつかエピソードがあるみたいなのにどうしてこれにしてしまったのかしらん?私は女姉妹なので気持ちはなんとなくわかります。というわけで、目新しさもなく…。
映画、言いたい放題!
2009年5月7日

キャットファイト
本作で感心したのは、謎とその真相の提示が巧みであること。ひとつの謎の解決が次の謎を生み、その謎について真相が明らかになると新たな謎が浮かび上がる。謎と真相の段階的提示が観客を物語に釘付けにする。欲望に囚われた女たち。そんな女たちに搦めとられた男たち。それぞれがそれぞれに思い悩み、その悩みに引き摺られて過ちを犯してしまう。因果は巡り、報いを受ける。おろちはそれをただただ見詰める。
MESCALINE DRIVE
2009年5月5日

なぜに演劇調? 「おろち」
それにしてもなぜ、 こんなに演劇調なんだ? 前半はそれほど ひどくもなく、 淡々と見た。 親子流しまでは、 おどろおどろしい予感も感じさせたが、 そのあとがガクッ。。人の運命を見続けるおろちの存在も宙ぶらりんだったし、 姉妹の間にあるべき情念みたいなものもぜんぜん描けてない、 というか描こうともしてない。 それでもこれを絶賛する人がいるんだな、 わからないもんだ。
シネマ走り書き
2009年3月14日

『おろち』@丸の内TOEI
これは美しくありたいと願う女の美に対する執着心が起こす悲劇でもあります。つくづく女って怖っと思いましたね。正直ラストへの展開は予想できましたけど、だからこそ本当女は怖い。そんな姉妹を木村佳乃と中越典子が見事に演じてます。ただ谷村美月の"おろち"の存在がなんだか中途半端だったように思いました。
映画な日々。読書な日々。
2008年10月9日

おろち OROCHI
★★★★ 面白かったよ。木村佳乃がとてもよかった。一人二役なんだけど、母親役も娘役もどちらも迫力があった。ゴージャス女の雰囲気も出ていた。昭和初期風のお屋敷もオドロオドロしくて、衣装も豪華。女三人があまりによかったから、男は添え物。
映画初日鑑賞妻
2008年10月1日

おろち/OROCHI
ダメダメではなかったけど…微妙。折角、楳図マンガの映画化するならその世界観を感じさせて欲しいの、今回もあんまりそういうのなかったのが残念。楳図の作品って 人間の持つ怖さとか、内なる狂気を描いているものが多いので直接的に映像で観て怖い視覚的なものより心理的な怖さ。そこを出せるかというのも映画では重要。オープニングとラストシーンは忠実でイメージ通りで良かった☆
我想一個人映画美的女人blog
2008年9月23日

おろち
★★★ 人間の愚かさ、醜さはほんとに恐ろしい、悲しい…屋敷の階段の聖母の肖像が全てを物語っていた。無表情のおろち役の谷村美月はいいと思う。嶋田久作の執事役は似合い過ぎ。3人のキャストを知った時、楳図かずおの漫画にでてくる女性、少女に似てる気がして期待したんですが、まずまずだったかな。
小部屋日記
2008年9月22日

[映画『おろち』を観た]
主要登場人物の着衣のキャラクター色がある。おろちは赤、門前姉は緑、門前妹は青である。三原色。ゴージャスに作られた「おろち」であるが、中越典子だけは、二人の王道女優に挟まれて、その線の細さもあってチープ感がある。でも、それ故に私には魅力が感じられた。…クライマックスで、その門前妹が長い高笑いをするのだが、それまでの展開があったので、その名演技は最高潮に活きた。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2008年9月22日

『おろち』 美しすぎることの怖さは、儚くも壮絶である…
女優陣が素晴らしい。色彩が印象的な美しい映像表現と相まって、初っ端から画面に魅せられます。それぞれが持ち味のよさを十分に発揮していて、見ごたえあるシーンを紡いでいます。美しすぎる…そのことの罪は、儚くも壮絶です。そして、怖い。美しく生まれた性を、運命を…恐ろしい迫真の演技で、迫ります。唯一の難点、山本太郎は役不足。泣ける映画でもあることがスゴイ…オススメです。
ketchup 36oz. on the t...
2008年9月21日

☆ 『おろち』
ホラー映画だと思っていたら、呪われた血を持つ一族の悲劇をおろちが見つめる、という物語で、ゴシック・ロマン的なものを目指して作られたもののようだ。セットや画面の色調にもそういった演出が見られる。期待をしなければ、それなりに面白い映画にはなっていたように見えた。執事役の嶋田久作が出てくるだけで、ゴシック的なおどろおどろしい雰囲気になるところはさすがだと思った。
映画の感想文日記
2008年9月20日


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