この夏の星を見る:作品を観た感想(1)

この夏の星を見る･････評価額1650円
★★★★ 先にぶっちゃけておくと､いわゆる技巧的に｢上手い映画｣ではない｡原作小説は未読だが､おそらく可能な限りｴﾋﾟｿｰﾄﾞを取り込もうとして､取捨選択はあまり上手くいってない様に思う｡登場人物がやたらと多く､しかもﾘｱﾘﾃｨを追求して全員ﾏｽｸを外さないので､表情が読み取りにくい｡本作で描かれる瑞々しい青春の情景は､欠点を補って余りある｡逆説的だが､脚色の欠点でもある全部描きます！というｽﾀﾝｽが､結果的に魅力にもなってるのである｡新しい目でｺﾛﾅの時代を捉えたﾕﾆｰｸな佳作と言えるだろう｡
ﾉﾗﾈｺの呑んで観るｼﾈﾏ
2025年7月9日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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