エレファント:作品を観た感想(8)

エレファント〜Elephant
昔見たことがあるって人にはもう一度見てみることをお勧めします。空の描写がとても 印象的。高校生達の掛け合いもとてもリアルで生々しいんだけど、時間軸や視点を変えての撮影手法のせいか、とてもスタイリッシュな雰囲気になっていると思います。
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】
2012年1月24日

『エレファント』(原題:ELEPHANT)
.★★★★★ 2人の犯人が映し出される高校生たちのうちの誰なのか、後半まで判明しません。したがって彼らの日常のありのままの姿が淡々と映し出されるのを見ていると、彼らのうちの誰もがそれぞれありきたりのようでいて非常に危うい問題を抱えていて、誰もが銃を取ってもおかしくないと感じます。その背中は痛々しいほどの孤独を背負っており、まるで敵しかいない場所を突き進んでいくかのように殺伐としています。この映画で示したいことはそこなのです。少年少女たちの誰もが、ほんの少し傾けば犯人になりえたのだということ。
arnoldの待ち人手記
2011年4月25日

映画「エレファント」
★★★★ 観る者に総てを委ねるというアプローチをとりつつも、画面から目をそらすことを許さないガス・ヴァン・サント監督の手腕に溜息。 そして私達は最後に総毛立つ。 事件はあまりにも日常で、あまりにも彼らが「記憶にある自分」に近いから…。
榛蕪庵
2006年6月19日

虚しくなるような青い空
★★★ 銃声、悲鳴「どうして」という問いに答えは無い。 やるせない映画だ。 たぶん、ごく普通の少年たちが起こした事件だから余計と怖い気持ちにさせるのだ。
soramove
2005年6月9日

"見ること"をめぐる映画
感情移入がハリウッド映画の大きな武器であるとするなら、この映画「エレファント」はそれに背を向けた映画だと言える。それだけで僕は大いに評価する。もちろん登場人物に感情移入することが徹底的に廃されているというわけではないが、感情移入を誘発する装置を極端に少なくしているのは明らかだ。
+ I N T R O +
2004年4月20日

青春に胚胎された喪失の予感
本作はコロンバイン高校銃乱射事件を直接的に扱ってはいるが、なぜあの事件が起きたのか、とかあの事件はなんだったのか、といった事件の真相や本質に迫ることを目的にした作品ではない。
+ I N T R O +
2004年4月20日

一編の詩のごとき美しいフィルム
顔立ちに簡潔な美を備えたジョン役のジョン・ロビンソンが画面に現われると、妙に切ない空気がスクリーンに充満する。顔に降りかかる艶やかな金髪と、細身を強調する黄色いTシャツ。マティスの絵のモデルのように、個性的だが無駄のない顔の造作。アル中の父という設定も、優しい翳りとなってその清々しい官能を際立たせる
+ I N T R O +
2004年4月20日

観覧車的人間観測
遊園地で観覧車に乗って眼下の人たちを見つめていると、何故かたまに一人の人をずっと目で追いつづけていることがある。すると妙な気持ちになるのである。「今こうして自分とあの人は同じ日に同じ遊園地にいるけど、あの人はあそこで歩いていて、俺は観覧車に乗っている・・・」
+ I N T R O +
2004年4月20日


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