デトロイト:作品を観た感想(14)

「デトロイト」
★★★★ ウィル・ポールター演じる警官が憎たらしいったらなく、すばらしい演技。悪ガキ顔が悪役ぴったんこ。
或る日の出来事
2019年3月11日

映画評「デトロイト」
★★★★ 映画として圧巻なのは被捜査側にとって極限状況に近いモーテルでの捜査模様で、圧倒的な恐怖感をもって進行する。緊張感、緊迫感と言うより、そこに身を置くような恐怖である。社会派映画としてもさることながら、恐怖映画として立派に通用する。緊迫感や恐怖の醸成に長けている監督キャスリン・ビグロー実力発揮の一編と言うべし。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2019年1月18日

【映画】デトロイト
主役は警備員として暴動時警察に協力するSWのフィンことジョン・ボイエガかな。自身も黒人でありながら、立場上何も言えず、憤りと無念さに苛まれるといった役どころを繊細に演じてます。フィンには悪徳警官を叩きのめしてくれるんじゃないかと期待してしまったけど、実話を曲げられるはずもなく、主役というにはややおとなしすぎる役でした。代わりに異彩を放ったのが、警察役のウィル・ポールター。もう憎たらしいこと憎たらしいこと!実話につき事件の顛末は簡単に知ることができると思うのだけど、情報を入れずに不条理に打ちのめされるのがよろしいかと。
アリスのさすらい映画館
2018年3月29日

デトロイト
★★★★ 最初のうちは腐敗的に暴動を捉えていくのかと思っていると、途中からは場所も時間も限定され、殆ど耐え難くなるほどの緊張感が画面を満たすのだ。祈りの歌声が、過去のことだから、外国のことだからと、心に響かなくなるのが理想なのかもしれません。ですが、まだまだ、私たちの心に響き揺さぶるのであります。
映画に夢中
2018年2月13日

「デトロイト」
実話を基にした作品である。監督は「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー。真実という名の残酷なシーンが骨太に描き出される。市警側の中心人物である差別意識に満ち溢れた白人警官をウィル・ポールターが好演。こんな顔の人こんなことやりそう、な外見が、その立ち居振る舞いを絶妙に彩っている。結末も胸に苦い痛みが残るものである。実話ものによくあるエンドロールの後日譚もハッピーなものではない。だがだからこそ、この問題が実は過去の出来事の一端なのではなく、形を変えているかもしれないが現在進行形で存在し続けていると思わせるのであった。
ここなつ映画レビュー
2018年2月7日

デトロイト
★★★★★ 当時の映像も時々入るので、より真実味がある。白人警官を演じた役者が演技を拒否するくらいの演出で、鬼気迫るものがある。
とらちゃんのゴロゴロ日記
2018年2月4日

劇場鑑賞「デトロイト」
“凄い”骨太な作品を作りましたね、キャスリン・ビグロー監督は!キャスト陣では、やはりクラウスを演じたウィル・ポールターの演技が印象に残る。全体を通して、娯楽作品ではないけれど、ズシン!と来る作品になっていました。尋問シーンはホント堪えるので、体調の良い時に鑑賞した方が良いかもしれない。
日々“是”精進! ver.F
2018年2月4日

「デトロイト」:観るのが辛い重い球
しんどい、142分の重い球です。全体の印象としては、かっちりとした強度のあるドラマ。ただ、あえて雑に動くドキュンメンタリー風のキャメラが臨場感を煽ります。結末は非常に胸クソの悪いものです。でもこれ実話ですから。そこから半世紀、トランプの台頭に代表されるようなレイシズムの巻き返しが世界中で起こっている今、本作が登場した意義は大いにあると思います。
大江戸時夫の東京温度
2018年2月4日

デトロイト・・・・・評価額1700円
★★★★ 本作では、徹底的に作り込まれた“現場”で、観客も権力から銃を突きつけられた容疑者の1人となり、142分の恐怖の一夜を過ごすことになるのだ。歴史を鏡とし、今なお人種間の対立が続く“アメリカの今”が見えてくる秀作である。無名の俳優たちを配するキャスティングの妙も効いている。物語の最後で、“白人のためのブラックミュージック”を拒否し、教会の聖歌隊に入ったラリーが歌うゴスペル、「Peace be still」の歌詞が、そのままこの映画のテーマと直結しているのでじっくりとお聴きいただきたい。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2018年2月2日

「デトロイト」☆屈辱と差別を体感せよ
黒人の地位向上、人権はほんの少しずつ上がってきているようでいて、実はトランプ政権誕生で再び歴史が繰り返されるような不穏な空気が漂っているのも事実。女性なのに骨太な作品ばかり撮るピグロー監督、今だからこそよくぞ作ってくれました!役を演じるにあたって、とても胸が悪くなったとインタビューで語るクラウス警官役のウィル・ポールター。見ているこちらも最初から最後までしかめ面になり、半分から後は涙が止まらない。
ノルウェー暮らし・イン・原宿
2018年2月1日

『デトロイト』 今も続いている“死のゲーム”
手持ちカメラでドキュメンタリーのように撮られた映像が緊迫感を漂わせ、40分も続くことになるアルジェ・モーテルでの“死のゲーム”の真っ只中に観客も放り込まれることになる。ラリーが選んだのは地元の聖歌隊で歌うことだったけれど、彼の感じたような怒りをもっと前面に押し出していけば、後の世代にはラップのような攻撃的な音楽へとつながっていくことにもなるのかもしれないわけで、今のアメリカにもつながる作品となっているんじゃないだろうか。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2018年1月31日

デトロイト
見応えある作品となってました。ウィル・ポールターは眉毛が特徴あっていじめっ子がすごく似合うので、今回の差別主義者の警官役はハマり役でした。というか最後まで憎たらしい!とても見応えある内容ではあったんでずか、どうもモーテルでの出来事がつらすぎて何度も観られるような作品ではありませんが一度は観ておきたい作品だと思います。
☆yukarinの映画鑑賞ぷらす日記☆
2018年1月29日

映画「デトロイト(日本語字幕版)」 感想と採点
★★★★ 実話ベースとは言え映画の中の出来事と高を括っていると、一気にスクリーンの中の惨劇の渦に引き摺り込まれ、劇中の人種差別を受ける彼らと同じ体験をさせられるます。しかし、本作が訴えるのは、本当に怖いのは、人種差別と言う枠を超えて、極限状態の中で感情や判断力を失う心理や、保身のため悪事に手を染める可能性、他人を攻撃し我が身を優位に立たせたり快感を得る愚行が、実は誰の身にも起こる可能性があると言う恐怖です。世界から人種差別が無くなることを願いつつ、観て欲しい作品です。
ディレクターの目線blog
2018年1月26日

デトロイト
この映画もハリウッド流の予定調和の世界から逸脱している。多くの人の人生を狂わせた事件にうまく焦点をあわせたキャスリン・ビグロー監督はさすが。
あーうぃ だにぇっと
2018年1月12日


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