パワー・オブ・ザ・ドッグ:作品を観た感想(1)

パワー・オブ・ザ・ドッグ・・・・・評価額1700円
★★★★ 物語が進行する1920年代は、大恐慌の直前で、人類の歴史を変えた二つの世界大戦の戦間期。アメリカでは女性参政権が憲法に明記され、血と鉄と銃が作った開拓時代は過去となり、多くの伝統的な思想が時代遅れとなっていった時代だ。そんな過渡期の時代に、フィルは心の奥底にある秘めたる愛によって、ブロンコが体現していた旧時代の価値観に雁字搦めにされている。ニュージーランドのむせ返る様な緑が印象的だった「ピアノ・レッスン」に対し、こちらはモンタナの荒涼とした茶色の大地がもう一つの主役と言っていい。ゆったりとしたテンポで展開する重厚な文芸大作。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2021年11月18日

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