冬の華:作品を観た感想(3)

『冬の華』 (1978)
ヤクザ映画のセオリーからかけ離れた、斬新な味わいを醸している。本作が素晴らしいのは、ウルトラCな演出の中、一応はヤクザ映画お馴染みのフォーマットに当てはめ、抑えるべきポイントは抑えている点にあろう。深い衝撃と感動を伴うむなしい余韻がたまらない。それぞれのジャンルの妙味が奇跡的に同居してまとまった本作は、上記したどの歴史にも属さない特異点であり、極めてユニークな一本といえよう。
相木悟の映画評
2014年9月28日

冬の華(’78)
作品自体は、周囲のきな臭い人間模様バックに、暴力団で生きる男の、義理と人間味の間で揺れ動く様、任侠+人情ミックス、という感じ。筋を通す手段は最後は暴力、という世界に、思惑、絆、裏切り、「足長おじさん」的な人情テイストや、訳あり少女(へ)の純愛、チャイコフスキーのピアノコンチェルト、シャガールの絵、などの芸術アイテム色々ごったまぜ。約2時間、長いとも思わなかったけれど、感動作、というよりは、こういう時代の東映作品、健さん、というアイコンを看板にした、ちょっとした怪作を見た、という後味。
Something Impressive(KYOKOV)
2013年3月13日

日本映画-冬の華
降旗監督/高倉健主演の作品はたくさんありますありますが、この作品は最もすきな作品の1本です。倉本聰の脚本良く 、そしてなんと言っても、主人公、加納の魅力が、というより高倉健の強くて実直だが、その優しさゆえに、起用に生きることができない男の魅力が、十二分に発揮されている作品です。
今日のおもしろ映画館
2007年12月8日

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