蟲師:作品を観た感想(7)

夜の闇
自らの名前と同じギンコと云う蟲に身に覚えはないものの、子供の頃の記憶を持たないギンコに、過去からの因縁が纏わりつく。ぬいは斃すべき悪でも、怪物でもない。光を、そしてなにもかもを失った哀しい女。本作は押し付け一方の描写に終わっていない。蟲師の仕事は蟲師の仕事。ただ、世界をあるがままに描いたような。残念なのはトコヤミが眼を奪う理に、説得力を感じられなかったことだ。音が割れていたこともあって、ぬいの口上がよく聞こえなかったのもその一因。
MESCALINE DRIVE
2009年9月7日

【蟲師】森林浴とオダギリジョーと癒し
自然と人物に違和感がない どこまでも美しい映画だった。人の手ではどうしようもない病を癒しの力で治していく蟲師・ギンコにオダギリジョーの優しい雰囲気がピッタリだった。自らも抱える闇を上手く飼い慣らし、人の闇を追い払っていく。まだ医術も発達していない電気もない時代の事だから、こういう人が実際にいたかも知れない。心の闇と向かい合い、逃げることなく殺すことなく追い払う。悩み多き現代に癒しを与える。大友監督は、そんな映画を作りたかったのかな。
映画@見取り八段
2009年8月25日

蟲師
ここまで難解なストーリーを、最後まで惹きつけて見せる演出には感服。色づかいがきれいな作品はわりとあるけど、細部まで構図を練り上げた美しい作品はなかなか見られない。つまりは、大友作品らしい構図ってことなのですけどね。アニメで見るより、映像のほうが活きているのでは。
舞台女優の鑑賞録【映画・本・ミュ...
2008年3月9日

[ 蟲師(むしし) ]つかみどころのない存在感、オダギリジョー
日本人の原風景を支えるのが「優しさ」だからこそ、僕はなんだかギンコの存在自体に癒されてしまうのだ。しかし本作には結末がない。ギンコは決して目的地にたどりつかないで旅を続けるのだ。このラストの意味するものは何だろう。人生なのか、癒されない世の中なのか。決して、シリーズ化という意味ではないと思うが・・・。
アロハ坊主の日がな一日
2007年5月17日

☆ 『蟲師』
実際に見てみると、予想外にちゃんとした映画になっていて、画面の構図やショットのつなぎ方、照明や編集など、初監督作品とは思われないほどに、慣れている、という印象がある。出演者に、濃ゆい映画の空気をただよわせている俳優が多いのも、この作品をより映画らしくしていたような気がする。
映画の感想文日記
2007年4月27日

【2007-42】蟲師(むしし)
原作読んでないお前ぇが悪いんだと言われそうですが、あまりよくわかりませんでしたよ。蟲って何よ?「精霊でも幽霊でも物の怪でもない妖しき生きもの」って・・・ギンコもどうやって蟲師になったのさ?はい、わかんないのはあたいが悪いんですよ。えぇ、そうですとも・・・
ダディャーナザン!ナズェミデルン...
2007年3月26日

自然の風景とVFXがとても美しい「和風ふぁんたじぃ」
★★★ かつては日本中どこでも見られたであろう美しい自然や田園の風景の中で、蟲と人間との不思議な物語が綴られていく「和風ふぁんたじぃ」とでも呼べる映画です。 その独特の世界観は、まさに一見の価値あり。 しかし映像の分ストーリーがどこか中途半端に思えて…。
人生はお伽話もしくは映画のよう
2007年2月7日


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