ふたたび SWING ME AGAIN:作品を観た感想(6)

『ふたたび swing me again』
50年以上の時間を施設で強制的に暮らさなくてはいけなかった1人の人物の生き方、それは本当に計り知れないし、実際に感覚として感じることも難しいけれど、1つの病気がその人、その家族の人生を狂わせてしまった縮図を、そこに見ることができるかもしれない。反対に若い世代の目、音楽でのつながりの部分には、強い絆を感じられるのが希望。50年以上という長い時間が流れても、バンドメンバーとして心を通わす人々の温もりは、殺伐とした物語の中にほのかな温度を与えてくれていて心地よく感じる。とにかく地味な作品ながら、見ておいてよかったと思える作品でした。
Cinema + Sweets = ∞
2010年12月21日

*ふたたび swing me again*
この映画、ストーリーはいいしハンセン病の人たちの苦しい歴史を知らせてくれるし、いい映画なのですが、すごく残念なことに私は青島がトランペットを吹く時の演技にすっかり興ざめしてしまいました。友情出演でネベサダさんが出てきて演奏されたときには心底ほっとしました。音楽モノって感動を与えやすいけれど、むずかしいですよね。全体に財津一郎さんのオーバーアクティング自体も気になって仕方なかったのですが、その分素晴らしかったのが孫役の鈴木亮平さん。さわやかで優しくて、とっても自然〜。
Cartouche
2010年11月24日

○「ふたたび swing me again」
ハンセン病を扱った映画ではあるが、ハンセン病の人が差別、偏見等の苦しかった人生を嘆いたりするでもないし、あきらめや悟りを語るでもない。ただ、じっとその過酷であったであろう運命を淡々と受け入れて生きている姿が映し出される。ジャズのメロディにのせて、それぞれの人生が回想され、交錯され、それぞれの想いや絆がふたたびつながっていく。息子の前で「抱いてもいいか…」と言うシーンは、ただ深い悲しみに涙がとめどなくあふれた。どんな状況になろうとも想い続けること、これが本当の絆であり、愛なのだと改めて感じさせてくれた映画であった。
月影の舞
2010年11月23日

『ふたたび swingmeagain』(2010)/日本
★★★★ 病気がテーマですと、そちらがメインになってしまう映画が多く、これもそうだったらどうしようかなと思ったんですが、要所要所で引き締める役割にしていました。これはいい入れ方だと思います。長い間、病気への偏見で御苦労されてきた人たちの想いをそっと折り込んでいます。偏見が容易に取り除かれる訳でもない。であれば、その結果を受け入れて、前に進む。何故なら彼にはジャズがあったからです。その夢に向かって彼は進み、それを周囲も支えます。健三郎の過去の話も、ほんわかしてくる感じで私は好きですね。メンバーもいいじゃないですか…。心があったかくなってきます。
NiceOne!!
2010年11月10日

ふたたび swing me again
★★★★ 今20代の若い人たちにもこれは歴史ではなく記憶。病に苦しみ、差別に苦しみ、挙句の果てには患者の家族も差別を受ける。地方では今だ誤った認識による差別が存在することを作品は描いています。健三郎と大翔が訪ね歩くかつてのバンドメンバーたちにも当然ながら50年の歳月は流れています。男たちの想いはどれだけ年月を経ても色褪せることなく、昔以上にその輝きを増しているのが嬉しいところ。健三郎が大翔に渡したトランペット、それは文字通り健三郎の命のようであり、これでようやく50年以上前に失った全てを取り戻したことになるのでしょう。
LOVE Cinemas 調布
2010年11月10日

【映画】ふたたび swing me again
ハンセン病の事は、私よく知らなかったんですが、昔はとてもひどい迫害を受けたんですね…。大事な物を、取り戻したい。そんな願いから、年老いた体を引きずってメンバーを探す祖父。次第に集まるメンバー。当時の想いが蘇ってきて…。最後のライブシーンは良かったですね!ぜひ大きな音と映像で楽しんでもらいたい。バスのおじいちゃんが、ちょっとボケちゃってるんだけど、バスを弾くときの表情がとってもいいの!すごく楽しそうに弦を弾くんだわ〜〜。祖父の息子役に陣内孝則。最後の祖父との会話は、涙を誘いました…。
☆紅茶屋ロンド☆
2010年11月5日


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