イノセンス


★★★★
[ストーリー] [SFX] アクション 恐怖 音楽ダンス

作品を観た感想 (4)

監督:押井守 機動警察パトレイバー2 the Movie うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー スカイ・クロラ The Sky Crawlers THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦
出演者:
(声)大塚明夫、田中敦子、山寺宏一 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

竹中直人 連弾 ヌードの夜 怪談百物語 TV版 Vol.1〜6 三文役者

あらすじ:
人々が電脳化され、人とサイボーグ、ロボットが共存する2032年、日本。 少女型の愛玩用ロボットが暴走を起こし、所有者を惨殺する事件が発生。 続発するテロ犯罪を取り締まる公安九課の刑事バトーは相棒のトグサと共に捜査に向かう…。 SF・CGアニメ。

≪イノセンスを楽しむための監督からのメッセージ≫
アンドロイドの暴走事件を追う中で、バトーは様々な人形<ロボット>たちと出逢う。 破壊されても何も語らないアンドロイド、人間の姿をしたロボットの女性、禍々しき祭礼の中で人間に焼かれる人形たち、自ら死体となって人間であることを超越したと自惚れる男。 そしてバトーもまた、戦いの中で傷つき、自分の体を機械に置き換えてゆくことによって人形に近づいてゆく。
バトーが出逢う人形たちは、それぞれの人間観を持っている。 各々が、人間ではない立場だから、人間の傲慢さや欺瞞を問いただす。 この映画は、人間中心主義の立場をとらない。 生きとし生けるもの、人間だって、動物だって、ロボットだって等価値であるという立場である。 こんな不安な時代だからこそ、皆が何に価値を与え、共に生きてゆくかということこそを考えるべきだと思うのだ。
家族、恋人、友人。 我々は決して独りでは生きられない。 そしてこの物語の舞台である2032年の未来では、ロボットや電子存在も、人間にとって必要な他者になっている。 いや、そういう時代はすでに訪れているといっていいかもしれない。
今の我々にとって必要なものは、人間中心のヒューマニズムではない。 人間そのものが限界に来ているこの時代に、人間をとりまく、もっと広い視野での倫理観というものが必要だと思う。 この映画を作りながら、今この世界を覆っている言いようのない不安、そしてそのただ中にある人間というものの意味を、共に考えてゆければ幸いである。 (監督 押井守)

2004年製作 日 (100 min)
原題:INNOCENCE

作品を観た感想 (4)

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