消えた画(え) ｸﾒｰﾙ･ﾙｰｼﾞｭの真実


★★★★
[ｽﾄｰﾘｰ] 感動 恐怖 音楽ﾀﾞﾝｽ

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監督:ﾘﾃｨ･ﾊﾟﾆｭ


あらすじ:
1964年にｶﾝﾎﾞｼﾞｱ･ﾌﾟﾉﾝﾍﾟﾝで生まれた映画監督ﾘﾃｨ･ﾊﾟﾆｭは､幼少期にﾎﾟﾙ･ﾎﾟﾄ率いるｸﾒｰﾙ･ﾙｰｼﾞｭ（ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ共産党）による粛清で､家族や友人たちを失った｡　当時､多くの市民が虐殺され､ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ文化華やかなりし時代の写真や映像はすべて破棄された｡　監督は､35年前の体験を語り継ぐことを決意する｡　出演者は全て犠牲者の葬られた土から作られた人形だった…｡　ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ大量虐殺の真実｡

人形制作：ｻﾘｽ･ﾏﾝ　ｱｶﾃﾞﾐｰ賞外国語映画賞ﾉﾐﾈｰﾄ､ｶﾝﾇ国際映画祭ある視点部門ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ

一見素朴で無言の土人形が､まるで生身の人間のように表情豊かなことに驚かされます｡　また､当時のﾎﾟﾙ･ﾎﾟﾄ政権のｶﾒﾗﾏﾝの手による記録映像も挿入されています｡　人形の映画と実写の記録､さて､どちらがより真実を私たちに伝えてくれているでしょうか？

【本作の背景】
国王ｼﾊﾇｰｸの率先により､1953年にﾌﾗﾝｽから独立したｶﾝﾎﾞｼﾞｱでは､その後ｸｰﾃﾞﾀｰが相次ぎ政権が入り乱れる状態が長く続いた｡　ｸﾒｰﾙ･ﾙｰｼﾞｭは極端な共産主義･反ﾍﾞﾄﾅﾑ政策を展開したため､旧王制派､富裕層､知識人､ﾍﾞﾄﾅﾑ系の人々は財産を没収され､｢集団農場｣で過酷な労働を強いられたり､殺害されたりした｡　1975年〜79年に､100万人〜数百万の市民が虐殺されたとも言われている（餓死を含む）｡　幼少時より強制労働ｷｬﾝﾌﾟで働かされていたﾘﾃｨ･ﾊﾟﾆｭ監督は､1979年（当時13歳）､奇跡的に逃亡に成功し､ﾀｲ国境の難民収容所を経てﾌﾗﾝｽへ移住｡　ﾊﾟﾘの高等映画学院を卒業した｡（資料提供：ｽﾘｰﾋﾟﾝ）

2013年製作 ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ･仏 (95 min)
原題:L'LMAGE MANQUANTE／THE MISSING PICTURE

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