武士の家計簿:作品を観た感想(27)

武士の家計簿 : これぞ、ホームドラマ (`・ω・´)キリッ
★★★★ 時代劇というよりも、江戸末期のホームドラマといった方がよいかもしれません。私はとても好きな映画です。何というか、落ち着けるというか、ほんわかするというか、とにかくニュアンスは分かっていただけると思います。映画のテーマ自体は”家族愛”であり、そのことがとても丁寧に描かれていました。誰にでもおすすめ出来る映画だと思います。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2012年11月26日

別館の予備(武士の家計簿 感想227作目)
★★★★★ 堺雅人の温和&真面目&時に厳しさハマってたよ 馬鹿で不正を発見して左遷される寸前も 状況が変わって評価され出世した所は良かったよ
スポーツ瓦版
2012年6月17日

武士の家計簿
★★★★★ よかったです。キャラクター設定とかエピソードはフィクションかもしれないけれど心温まる作品。貧しくても武士の誇りを忘れず、お家芸(御算用者としての技術)を子にきちんと伝え、倹約しても刀と袴はそろえる愛。世間体を気にする武士にあって、倹約に励み、それを「工夫」と支えた妻のお話。2時間以上もあるのに飽きなかった。節電、不景気と叫ばれる今みれてよかったと思える作品でした。確かに地味だけど、人生そんなに波乱万丈なことばっかりじゃないよ。しっかり現実みなきゃ!と。松坂慶子のちょっと抜けた母上様に癒されました。
食はすべての源なり。
2011年7月5日

武士の家計簿
全体的に地味かな。堺雅人さんが算盤ひと筋で堅い信念をもち、シビアでとても良かった。家計、息子への教育、現代にも通じるところですよね。苦労を笑い飛ばす生活作りが上手い。息子の視点で語られるのは、親子間の反発から和解までが描かれていたからなのですね。お駒の「貧乏と思えば暗くなりますが、工夫だと思えば」この台詞がよかった。碁石が貝殻になったのはちょっと笑っちゃいました。嶋田久作さんにはドッキドキ(笑)。なんだか優しい瞳。もう少しヒューマンコメディちっくなストーリーかと思っていましたが、真面目な物語でした。
いやいやえん
2011年6月16日

ご名算・・ 「武士の家計簿 」
お金はなくても1本筋の通った男であることの価値…、じゅうぶん良くできている作品ではあるが、どこか寂しい。支出を抑えるだけで収入アップの視点がないからか。蓄えた年金をトボトボ使っているような作品とも言える。奇しくも[わたし出すわ]と正反対の内容のようで、経済におけるエネルギッシュなカオスだけが取り外されてスポイルされている気がするのはなぜだろう。しかし、その点にだけ日本のリアリティを感じてしまう。
シネマ走り書き
2011年6月10日

『武士の家計簿』 | 仲間由紀恵と西村雅彦の奇跡のコラボ。
裃を着けた武士たちがならんで一斉にパチパチとそろばんを弾く姿はどことなく微笑ましいです。現代人こそ、猪山家を見習うべきです!猪山家のみなさんは実に陽気で、見ているだけで楽しくなってきます。年月が進み、名優陣がひとり、またひとりと出番がなくなっていくのは寂しいことですが、それも世のことわり。堺雅人の老け役は見ていて多少つらいものがありました。しかし、それを差し引いてもヒットは当然と思える面白さ。じゅうぶん鑑賞の価値はあると思います。本作には心から快哉を叫びたいと思います。
23:30の雑記帳
2011年1月26日

「武士の家計簿」 決してハッピーエンドとは言えない
この映画の中で草笛光子が「塵劫記」を読むシーンが登場する。この「塵劫記」とは江戸時代の数学書でなかなかのベストセラーであったようだ。この一家は代々、理数系の才能に恵まれた家系であったのだろう。一族の知恵で家計の工夫で乗り切るまでは、ある意味では、明るいドラマであるが、明治政府の軍務会計方へと勤務することで、やがて坂の上の雲をめざす国の一員となっていき、その結果がどのようになったかは明らか。個人の知恵が、国家の中に取り込まれていく終盤は、決してハッピーエンドとはいえない。
映画と出会う・世界が変わる
2011年1月12日

「武士の家計簿」 やはり森田芳光は...
この作品は非常によく出来ていると思う。しかし、この作品の良さは予定調和のものであり、ある下級武士の一家の赤字がいかに解消されて、ソロバン技術で次の時代を生きていくことが出来たという、赤字国家の現代日本をなぞらえて描いたことは誰にも判る。批判力や破壊力を失って単にウェルメイドな作品を作るだけなら、森田芳光である必要はない。この監督には、かって松田優作を使いこなしたように、堺雅人というユニークな俳優の新生面を引き出すことは出来ないのかも。今や流行監督から凡庸監督のレベルに入ったのではないか。
映画と出会う・世界が変わる
2011年1月4日

武士の家計簿
★★★ この映画は、小説等に基づくものでなく、同タイトルの新書を原作としている点がユニークですが、そのためもあってか、どうしても何かのドラマの背景説明といった感が拭えず、見終わると本当にこれでおしまいなのと訝しくなります。ただ、これだけ芸達者な配役陣が揃うと、観客側も安心して見ていることができ、総じてマズマズの作品と言えるでしょう。
映画的・絵画的・音楽的
2010年12月24日

☆ 『武士の家計簿』
実在する家計簿を再構成して物語化した映画なので、それほどドラマチックな出来事は起こらず、起伏に乏しいストーリー展開が淡々と進んでゆくだけの映画で、上映時間も長い。退屈するかと思ったら、確かに退屈するところもあったが、その退屈さが心地よい。相変わらずのカメラの横移動や縦移動、ワンシーンワンカットがあるかと思えば、細かいカット割りをするなど森田芳光流演出がさく裂している映画だったが、物語の流れをさまたげるほどではなく、少し不自然に感じる程度におさえられていて、それがまたいい。
映画の感想文日記
2010年12月15日

「武士の家計簿」感想
★★★ 観る人によっては単なるケチな拝金主義者の映画に映るかもしれないが、その実、家族愛と真の優しさに満ちたヒューマンドラマ。チャンバラ劇などの派手さや爽快感こそないものの、ベテラン・森田監督らしい淡々としていながらユーモアに溢れた映像も相俟って、観ていて疲れない内容に仕上がっている点は非常に好印象。特に素晴らしいのは主演の堺雅人氏の存在。独特の人の良さそうな笑顔が、喜怒哀楽どの表情にも見え、結果、猪山直之を中心とした人々の挙動を浮き彫りにするという構図を見事形成してみせている。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2010年12月15日

『武士の家計簿』 世代会計の映画化という偉業
武士の一家が家計を工夫する物語は、ユーモラスで楽しい。しかもそこには、こんにちの日本が抱える問題がものの見事に凝縮されている。本作から判るのは、子が父を背負うのは、背負えるように父の世代が賢く配慮してやればこそということだ。身を立てられるだけの教育を施し、借金は残さない。そうしてはじめて子は背負うことができる。刀を振り回す人間ばかりが時代を動かすのではない。日夜、書類を前に計算している、そんな努力の積み重ねが、組織を社会を維持するのである。そんな当たり前のことを本作は改めて気付かせてくれる。
映画のブログ
2010年12月14日

「武士の家計簿」
★★★★ "チャンバラ"アクションが全く登場しない風変わりな異色作。何より、森田芳光の演出である。ここ数年は今ひとつな出来の作品が続いて我々ファンを落胆させていたが、本作では全く久しぶりに見事な演出ぶりを見せている。森田の最高作と言えば[家族ゲーム]だが、本作はそれに次ぐ力作である。奇しくも、どちらも"家族"に関するドラマであるのが興味深い。いずれにせよ、森田監督の久々の本領発揮に、胸が熱くなった。これからもこの調子を落さず、日本映画に活を入れて欲しいとエールをおくっておこう。
お楽しみはココからだ
2010年12月12日

「武士の家計簿 」加賀藩のお武家さまの借金返済計画
★★★ 刀を算盤に置き換えて生計を立てていた武士の日常を淡々と描いた、まさにホームドラマだった。借金まみれで首が回らなくなるとこより、落ちぶれたと噂されても堅実な生活を目指した。およそ映画になるような派手は全くない、そんな猪山家の日常は今の生活や考え方と変わることなく、毎日の大切さがじんわり心に染みた。夢は大切だ、それが無くては生活に色は無い。けれどこんなとこにも幸せはあるよと、地味にこの映画は教えてくれる。見てる間はギュッと詰まったエピソードで、気軽に楽しめる映画だった。
soramove
2010年12月11日

武士の家計簿
時代劇なんだけど、現代劇の様な…。森田監督の作風がそうさせるのか…。派手なチャンバラシーンのない、とても淡々とした物語。そろばん経験者ならきっと分かると思うけど"そろばんの音色"が心地いいです。猪山直之と言う人の実直さも心地いいですね。なんてことのない内容なんだけど、今の時代にも通じる"エコ"と"節約"の生活に納得できてしまう。帳尻を合わせているばかりではいつか破綻してしまう…。家計だけではなく人生までも、、。沢山の格言が頭の中を過って行くような作品でした。
ひばなのシネマの天地
2010年12月10日

武士の家計簿
う〜ん何かあっさりした感じで、思ってたようなものとは違ったかな。2時間ちょい、飽きることなく楽しんで観られたんですが、ストーリーが淡々と進んでいくので、あんまり感情移入というか思い入れが出来ないまま最後までいっちゃいました。
だらだら無気力ブログ
2010年12月9日

武士の家計簿
天保の飢饉、江戸幕府の崩壊、明治政府の確立という激動の時代を生き抜いたそろばん侍家族の歴史を丁寧に描いている。信じた道を進む姿に感動した。堺雅人や仲間由紀恵などそのほかの登場人物もユーモラスな演出で、楽しく見ることができた。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年12月8日

【武士の家計簿】
期待が大きすぎたのか…どうもちょっと肩透かしでした。思っていたほどほのぼのもしていなく戦うシーンがないとはいえあまりにも単調で面白くないわけじゃないし、話に飽きちゃうほどでもない、でも何となく欠伸がでちゃったり。堺さんの良さもあまり出ていなかったような気がしちゃいました。もうちょっと起伏があるのがいいなぁ。
日々のつぶやき
2010年12月8日

「武士の家計簿」 (2010 アスミック・エース)
まわりの観客たちはやはり高齢者たちが多い。前に座ったおばさんが途中から震えはじめたので不思議に思っていたら、号泣しているのでした。 そんなわたしも、反発する息子に(自分がまちがっていることを承知しながら)父親が叱りつけてしまうあたりから涙止まらず。あ、忘れちゃいけない。大島ミチルの音楽はずるいよ。どう考えても客を泣かせるようにできてるもの。妻にだまって観て来ちゃったけど、これは夫婦で観るべきだったかもね。家族と観るに“ご名算”な映画です。日本の、正しいホームドラマだ。
事務職員へのこの1冊
2010年12月7日

「武士の家計簿」 できることをちゃんとやる
本作の主人公は幕末を生きた人物ですが、歴史を動かすようなことをするわけではありません。けれども激動する時代で、自分のやるべきことを淡々と行うということを通じて、自分の家族をしっかりと守ってきたわけです。よく考えれば今の時代も後世からみたら、激動の時代になるかもしれません。日本も世界もその仕組みを変えようとしているようにも感じます。けれどもその時代で生きている僕たちの生活は日常として淡々と続いていくわけです。そこでできるのはやっぱり自分ができることをちゃんとやるっていうこと。
はらやんの映画徒然草
2010年12月5日

*武士の家計簿*
邦画で今年一番と言える作品でした!メインは親子三代に渡る愛と絆の物語ですがそこに盛りこまれているのは剣よりそろばん、倹約を楽しむ術、子供の厳しいしつけ、当時の文化・・など。それらがとても自然に、時にはユーモラスに描かれていて素晴らしい作品でした!
Cartouche
2010年12月4日

武士の家計簿
★★★ 幕末の武士というのは今で言えば官僚。加賀藩の下級武士で御算用者の猪山直之(堺雅人)は今で言えば石川県出納室員。更に財務省主計官と言えば、もっとリアリティが出て来る。国債残高900兆円を超えてしまった現下の日本国の財政はそのまま猪山家の家計と相似形をなす。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年12月4日

『武士の家計簿』
「数字が合わぬのが、我慢なりません」を「映画がヌルくなっていくのが、我慢なりません」に変えて森田芳光監督に叩き付けたくなる映画でした。前半のゆったりとした家族愛のある温かな雰囲気がなぜ後半になるとこうも淡々としてしまうのか。描いているのは夫婦愛・家族愛のはずなのに、何の感慨もない映画へとヌルくなっていくのが非常にもどかしい。そんなもったいない映画でした。
こねたみっくす
2010年12月4日

武士の家計簿
主人公、直之を、堺雅人が超然と演じている。どんな時でも信条を曲げずにブレない男をこんなに嫌味なく、説得力を持って演じられる人は、現在の男優さんの中で、この人以外に思いつかない。世代が変わり、時代が変わり、価値観が変わってゆく世の中にあって、いつも少しもブレないで生きた主人公の姿は、世界的不況に疲弊状態の日本人の心に、小さな温かさや明かりをくれるような気もする。
悠雅的生活
2010年12月4日

武士の家計簿
★★★ 全ての家財道具を売り払い、料理の鯛を絵で描くなんていう奇策を使ってまでも質素倹約を遂行する。今とは比べ物にならないほど対面を気にする武家でのはなし、いかに"そろばん侍"とはいえ相当に苦渋の決断だったことは覗えます。こう書くと悲壮感が漂ってきますが、物語的にはむしろコミカル。蛙の子は蛙。猪山家が代々繋いできたもの、"そろばん侍"の矜持がキチンと伝わっていたことが解るシーンに思わず胸打たれました。経済的な面からみた日本の美徳を映像化したような話は面白い切り口で、あっさりライトに楽しめる時代劇です。
LOVE Cinemas 調布
2010年12月2日

『武士の家計簿』(2010)/日本
★★★★ 家族の無駄な習慣を洗い出していくシーンは面白いですね。貧困ではあるけどそれを恥としないで生きることを身を持って示した直之の姿勢。ユーモラスかつ合理的な発想は、今の時代にも見習うべき点があります。そんな直之に仕える妻のお駒。武士の妻の鏡です。直之が成之に行う教育、自分たちがやって来てしまった失敗を子どもたちにはさせたくないという願いを込めたのではないだろうか。少々詰め込んだ感もなくもなかったですが、1つの家に代々伝わることの大切さ、受け継いでいくことの重みや尊さ、親子の情愛などが伝わってきた作品です。
NiceOne!!
2010年11月20日

武士の家計簿
剣の代わりに筆ではなくて算盤というところが面白かったです。5歳から算術を教え始めて家計簿をつけさせるとは、本当に英才教育ですね〜。その厳しさもなかなかで、お金の管理にも武士の心意気が必要なのだなとちょっと感じました。江戸から明治へ向かう激動の時代も、算術と管理能力が重用されるというところも面白かったです。また、そんな猪山家を演じている面々もみんなぴったりで楽しかったです。特にのんびり屋の両親役の中村雅俊さん&松坂慶子さんの演技にはクスクス笑ってしまいました^^ これが"お家芸"か…としみじみ納得した1本です。
とりあえず、コメントです
2010年11月3日


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