僕と妻の1778の物語:作品を観た感想(16)

僕と妻の1778の物語
期待通り、強く優しい夫婦の愛を伝えてくれる物語でした。夫婦の紡ぎ出すおもいやりの姿に心が洗われるようでした。それにしても、草なぎ剛さんと竹内結子さんの演技は素晴らしいですね。この二人だからこその純粋な想いがスクリーンから伝わってくるようでした。そして、彼らの創り出した夫婦の絆の美しさにはやっぱり泣けてしまいました。とても切ない作品でしたけど、心が温かくなる物語でした。観終わった時、こういう優しい作品に出会えて嬉しいなあと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2011年2月6日

最後の最後に妙な感動。『僕と妻の1778の物語』
★★★ 案外普通の映画でした。映画の内容は予告編から想像できる事が何の捻りも無くそのまんまで終了。そんな映画であっても私が一番感動した場面は、最後に出てきた「眉村卓・悦子夫妻に捧げる」という字幕。実は私はこの映画が眉村卓の物語だったとは全く知らずに観ていたので、これには正直驚きました。あの頃の私の心を掴んでいた小説は、子供のような純粋な心を持った人が直向に書いていたのだと知って、映画の本編が終わった後になってから最後の最後に妙な感動を覚えてしまったのでした…。
水曜日のシネマ日記
2011年1月29日

『僕と妻の1778の物語』 | 大ヒット要因は内容よりも目の付けどころの良さ?
主演は草薙剛&竹内結子。[黄泉がえり]でのお二方は素晴らしかった!ところが本作では全員が大仰な演技を強いられているような印象を受けました。主演のお二方を始め、大杉漣、小日向文世など演技力には定評のある方々が揃っていてそうなのですから、監督の好みと解釈するべきでしょう。時にはパントマイムと見紛うような大げさな演技も見受けられました。おそらく、すべてにおいて「分かりやすさ」を前面に押し出したものと思われます。原作よし、企画よし、出演陣よしと、あとひとつ揃えば大傑作になったと思われるだけに惜しい作品です。
23:30の雑記帳
2011年1月28日

僕と妻の1778の物語
★★★★ 眉村卓氏が妻の悦子さんを亡くしたのは67才のときだが、映画では30代として描かれている。また主人公の名前は眉村ではなく牧村になり、奥さんの名も節子に変わり、それぞれ草薙剛、竹内結子が、まさにハマリ役の好演をしていた。それにしても、いくらプロの作家といえども5年間にわたって毎日一話を書くのはしんどかったろう。もしかすると、ガンで苦しんでいる妻の痛みを少しでも分かち合おうとしたのであろうか。実に心温まる夫婦愛だ。普通なら妻が死ぬシーンで泣けてくるのであるが、本作では生きているときの夫婦愛のほうに涙してしまった。
ケントのたそがれ劇場
2011年1月26日

【映画】僕と妻の1778の物語
★★★ 見事に「生きる道シリーズ」になっていたのがまず驚き。音楽にシリーズ共通のやさしい雰囲気があり、演出や撮り方みたいなものは「歩く道」や「生きる道」に近いものがあったのがそう思わせたのかもしれない。シリーズ一貫した「無理に感動させようとしない姿勢」にも好感。問題点があるとすれば竹内結子。求められるのは「僕の生きる道」で草g剛が演じた役のクオリティであることは明白で、それを求められる事になった竹内結子がそこに迫れたかといえば、答えはノー。健常者が寝ているだけにしか見えない有様なのはちょっと残念。
新!やさぐれ日記
2011年1月26日

『僕と妻の1778の物語』
★★★★ 夫婦として残された限られた日々を互いがどう生きるか。夫婦間の問題と、ここに描かれる以上の悲惨な闘病生活や看病生活が存在したことは容易に想像できるけれど、少しでも生きて側に居たい、また側に居て欲しいと思う朔太郎・節子の気持ちは遠からず理解できる。そして、その1778作目の最後の小説を、節子が今読める形で書こうとする朔太郎の姿に、ついに堪えていた涙が溢れ出した。何を書いて伝えようとしたかは問題ではない。それは夫婦であるがゆえ、二人にだけわかればいいことなのだ。
京の昼寝〜♪
2011年1月22日

僕と妻の1778の物語
わては父を夫人と同じ病気で亡くしたばかりなのであまり気が進まなかったけど、かなり評判がいいので見ることにした。命あるものはいつか土に返るもので、例外はない。この映画を見て、いつまでも悲しんでいてはいけないのだと前向きな気持ちになれた。病人である節子も健康な朔太郎も、お互いの存在が生きる支えになっていることに気がついていく。その過程が実に丁寧に描かれているので、うれしい気分になってきた。北海道に旅行するために、二人が苦心するエピソードが心温まる。自分も誰かに支えられて、誰かを支えているのだとあらためて思った。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年1月21日

僕と妻の1778の物語
舞台となる時代を設定されていたら、ケイタイもパソコンも登場しない、ファックスと万年筆の世界にもっと納得したのかも。個人的には、節子が自分の母親に向かって本音を口にするところでうるっとしました。が、、「僕生き」コーラスの生徒→「僕妻」病院の患者と関係者、のシーンにはやっぱり気持ちが引いたし、監督自身が原作に感動し実現した映画なのに、ヒットした自身の作品と同じようなシーンを挿入‥って、ファンは喜ぶものなんだろうか??余計な演出で私的には最後盛り下がってしまった、ちょっと残念な作品でした。
to Heart
2011年1月21日

映画「僕と妻の1778の物語」 感想と採点 ※ネタバレあります
★★★ とにかく主演の二人が好演している。この監督の下で、よくもここまで自然な演技ができたものだと感心する。この夫婦の結末はわかっているのだが、「朔太郎と節子には、いつまでも幸せに暮らして欲しい」と幾度も心の中で祈ってしまうほど。数少ない好きな日本映画[黄泉がえり]の二人は、今回も裏切らなかった!‥幾度か登場する妄想シーンにアンバランスさを感じないような価値観や、物語のベースにだけ感情移入出来る方ならば、号泣できると思います。
ディレクターの目線blog
2011年1月21日

【僕と妻の1778の物語】
なんか変にコミカルだったり変にリアリティなかったりして、ちょっと苦手なとこがありました。朔太郎の書く小説が劇中で映像になるのですが…どうも見ていられない。あと病気で入院しているほかの人がいる病院内の食堂であんなにガタガタと大きな音鳴らすとか、自分が眠りたくないからって病院の廊下で壁や自販機にドンドン当たるとか、ああいうのがダメ。もうその時点で全然入り込めてないってことだし。ストーリーよりもこの雰囲気が合わなかったんだろうなー。好きだったのは節子とお母さんとのシーン。一緒にホロホロしちゃいました。
日々のつぶやき
2011年1月20日

僕と妻の1778の物語 笑えばいいのか泣けばいいのか・・・ 
眉村卓とその夫人の実話をベースにした映画だそうで、本来なら号泣ものになあるはずの映画。しかしどうも泣けない。なんかリズム感が変で、笑いどころは中途半端で笑いきれず、逆に悲しみどころで変にふざけていたり、病魔に襲われた主人公は健康的で、看病疲れにしては病的過ぎたり。あいだに挟まれる1日1編の小説を再現するドラマはなんとも微妙…面白くもないしシュールでもないし映像がいいわけでもないし…。この「ちゅぅぅとはんぱやなぁぁっ」ってのが監督の狙いやったのか?どうも自分の好みに合わなかっただけなような気もするが。
労組書記長社労士のブログ
2011年1月19日

僕と妻の1778の物語
★★★★ もはや小説ではなく、目の前の夢現をそのままなぞっただけの記述。原稿用紙が書いてある通りに風に煽られて床に落ちる。もはや現実が小説に従っている状態。その時、奇跡的に節子は瞼を開け、サクを見つめる。暗い病室の中で憔悴している筈の竹内の眼だけがまるで美しい20代の若い女性のようで目を疑うほど。サクが節子を笑わせて免疫力を高めるつもりで始めたショートショートだったが、実は逆に節子がサクの人生を乗り切る力を高めようとしていたのかとさえ思える。あの眼は妻の眼ばかりか、子供を心配する慈母の眼のようでもある。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年1月18日

僕と妻の1778の物語
SF作家の眉村卓とガンで亡くなった夫人との実話を基にした物語。主人公の夫・朔太郎が夫人のために毎日1話(原稿用紙3枚以上)の物語を必死に書く姿を描いているが、その空想的な物語が随所に織り込まれているのが面白いし、ロボット・グッズが二人の生活スタイルに彩りを添えているのも興味深かった。全体的には地味な展開だが、しっとりした味わいのある作品だった。
Serendipity !
2011年1月17日

僕と妻の1778の物語
結構ホロっときた。朔太郎は節子のために、書きたくもない恋愛小説を書いて薬代を稼ごうとしたり、節子は自分の命が長くないことに気付きながらも、知らないふりして朔太郎の身の周りの世話をしつつ、自分がいなくなった後のことを心配したりと、お互い相手のことを思う様は観ていて羨ましいぐらいに素敵だった。ただ病院でのナースや患者や掃除夫、食堂のおばちゃん等のあの演出はいただけないなぁ。観ていてなんかあざとい。朔太郎がいつの間にかお地蔵さんにされてしまってるシーンには激しく萎えた。
だらだら無気力ブログ
2011年1月16日

僕と妻の1778の物語
★★★★ タイトルを観る限りでは良くある難病モノかと思ったのですが、実際にはそこをフィーチャーした作品ではありません。最初に印象付けられた幸せが大きければ大きいほど、後に来る不幸が際立つのは自明の理。原稿用紙に一言書かれる「がん」の文字はが印象的です。彼の執念にも似た気持ちが胸に痛いです。朔太郎は彼女のために小説を書いているつもりになっていますが、後に自分で言うようにそれは自分のためでした。しかしそれでいいのです。彼女はそんな彼を支えることが生き甲斐なのです。第1778話は節子にしか見えない文章が綴られます。
LOVE Cinemas 調布
2011年1月16日

『僕と妻の1778の物語』(2011)/日本
★★★★ 1日1篇といってもエッセイではなく小説。だから必ずオチがある。とは言ってもそこはやはり氏も人間であり、最愛の妻が苦しんでいるのを目の当たりにしては心の平静も保てないのも当然。状況だって違ってきます。最初は共に小説を読んで笑い合ってた節子がだんだん変化していく。確実に死に向かっていく事実があります。それは日を追って小説の内容が変化していくことによって読み取ることが可能。1日目の作品と、そして最後の1778日目の作品。そこに流れているドラマをじっくりと、その余韻まで味わえる秀作だったと思います。
NiceOne!!
2011年1月15日


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