ザ・ロード:作品を観た感想(21)

ザ・ロード
★★★ なかなか良かったです。「ザ・ウォーカー」よりもずっと良かった。これだけ説明がなくても成立するんだということが確信できたのも良かった。 登場人物に名前がないというのも面白かった。 面白かったんですけれど、いろいろ不満はあります。極めつけはラストです。ちょっと都合よくありませんかねぇ。
映画、言いたい放題!
2011年12月9日

【映画】ザ・ロード
★★★★ 観方を間違うと実に退屈な作品かもしれません…。この作品の説教臭さに反応しておくとすれば…そりゃあそうですよね…としか言いようが無い訳で、今言われても困ります。もちろん悪く転ぶつもりはありません…てな感じかな。この世界観、恐ろしい雰囲気は十分伝わってきて、そんな雰囲気は嫌いじゃない作品。[ザ・ウォーカー]よりも宗教的な押しつけがましさが弱めなのも比較的好感触。ヴィゴ・モーテンセンの風貌も映画に似合ってました。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2011年8月27日

ザ・ロード
★★★ 飢えや寒さと戦い、悪人から身を守りながらの極限状態での暮らし。父親は息子に人間らしく生きることを教え、善人と悪人をよく見極めることが重要と教える…んですが、目の前の老人に優しくなかったり、誤ってる盗人に容赦ない仕打ちをしたりして、息子はちゃんとわかってましたね。父親のほうが教えられてるかも。最後に現れる家族はちょっと唐突な感じがしました。リアルな感じを描いているのにうまくいくかいっ!! ヴィゴ・モーテンセンさんの絶望的な演技が良かったのと、文明が崩壊する前の、何でもないようなことが〜幸せだったと思わされる作品でした…。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年12月21日

ザ・ロード (The Road)
★★★★ 世界を焼き払う炎が唯一の暖色である寒々しい色に統一された極限状態の中、父と子が目にした風景や出来事をそのまま映像化し、積み重ねていく中で父子の絆や親の役目、人間性の本質を浮かび上がらせていく本作。「言いたい事はこれです!」と差し出される親切な作品ではなく、それぞれのシーンの余韻や空いた隙間を受け手自身が解釈し汲み取る必要がある作品に仕上がっている分、苦手な人は大いに苦手なタイプの映画であろうが、一つ一つの場面を自分に置き換えながら観賞することで、人それぞれ"何か一つ"強く胸に突き刺さる作品にもなっている。
Subterranean サブタレイニアン
2010年12月20日

《 ザ・ロード 》
★★★ "あの時に死んでいれば…" 幼いながら、そんな叫びを必死に堪える息子と、息子に説き続けた、いつであろうと遵守すべき"モラル"の尊さに、世界と自身の終末が近付くにつれて揺らぎを見せ始める父。世界に終りがあるとしたら、自分自身がその状況に居合わせたら、果たしてどう行動するのか…この親子のように振る舞うのか、それとも狂気に屈してしまうのか…。そういう視点で観てみることも、本作を深く味わう為には必要なのかもしれません。あとは、深みのあるヴィゴが父親役を演じているということも、作品に深いメッセージ性を感じる要素となっています。
映画 - K'z films -
2010年12月19日

ザ・ロード
父は執拗に息子に現実を見せて行きます。人としての文明も秩序もなくなってしまった時代に、何を思い生きていかなければいけないのか? そんな問いかけが聞こえてきそうです。荒れ果てた世界しか知らずに生まれ育ってきた息子に、豊かだった頃の話を聞かせ人として生きる事を教え続ける父。それなのに、なんだろうこの違和感。この時代しか知らない子供なのに、あまりにも無防備で無邪気すぎる。物凄くモヤモヤしてしまっていたのだけど…。親子が出会った老人の言葉を聞いて何となく納得出来た感じです。この違和感がこの作品の伝えたいメッセージなのかな?
ひばなのシネマの天地
2010年12月10日

ザ・ロード
見ていて暗くてどんよりした気分になって。でも父も息子も南へ行くという希望は捨てない。だから私も希望を捨てないで見ていられる。旅をする中で、食糧が無く生き残るために人肉を食べる者もいる。だから誰も彼も信用できず、信じれるのは自分と息子だけになった父親。でも息子はそんな中でも人を信じる事を忘れず、見つけた食べ物もちゃんと分けようとする。息子のそんな純な姿に切なくなりました。もし、将来この映画のような状態となったら?きっとパニックになってしまうんでしょうね。最後に息子にとって一筋の光が見えたので安心しました。
Diary diary!
2010年9月28日

ザ・ロード
★★★ 人間が襲ってくるシーンは恐いです…まるで獣のよう。父親の行動は自己中としかみえなくて、結局、自分の生き方は自分で決めなければいけない。皮肉なことに父親は息子に身をもって教えたんではないでしょうか。説明があまりないので、見た人の解釈でちがってくる映画ですね。ラストが唐突だったかなあ。父親役のヴィゴ・モーテンセン、息子役のコディ・スミット=マクフィーくんがよかったです。乾いた雰囲気はどこかノーカントリーと似てましたね。ビジュアルはとてもよくて、砂浜のシーン、木が倒れてくるところ、沈んだ色調など印象的でした。
小部屋日記
2010年8月15日

The Road 「ザ・ロード」
予想通りの駄作。最後まで描く関係が夫婦なのか親子なのかはっきりしないおかげで、シェルターを見つけてありったけの食糧と風呂にありつくシーンも幸福感が伝わらず、ヴィーゴ・モルテンセン熱演の父「」も涙腺もゆるみません。そもそも小説が少ない文字数で表現する退廃的な世界は最新の技術を使った映像でも独自性がなければどこかで見た風景ばかり。マッカーシー原作の映画製作にはちょっと早かった気がします。原作ほど考えさせられず最後も中途半端だった作品。
Akasaka high&low
2010年8月12日

「ザ・ロード(THE ROAD)」映画感想
★★★ どちらかというと地味な展開。役者の演技をかみ締めながら見ると味が有ると思います。天変地異で文明や自然が崩壊していく様子は鬼気迫るものがありました。人心が荒んで行く中で、善の心を失わないで、ひたすら生き延びて南を目指す親子が悲壮感を漂わせておりました。メインテーマはもちろん親子の絆。息子を助けながら生き残る術を学ばせる、善を貫きながらも決して油断しない、なかなか難しい旅です。旅の途中で出会う人との係わりも色々と考えさせられますね。ヴィゴのファンなら見て損はないでしょう。渋い通好みの作品かもしれません。
Wilderlandwandar
2010年8月11日

ザ・ロード
凄い映画を観た…。男のサバイバルは生き延びるそのこと自体が目的。物語りの鍵は、その一点に全て集約されるような気がする。男は思い出を棄てようとする。妻との写真と、結婚指輪を、山間部の高い橋梁の欄干から投げ捨てる。このシーンには胸がはりさける。その選択があまりに究極であることに、観客は慄然となる。男は子を守るために生きる、と言うけれど、もちろんそれは欺瞞で、子どもこそが男が生きるよすが、男の生きる目的、男を生かすもの。・・ラストで現れた男がガイ・ピアースだった、というキャスティングは巧すぎる。正邪両方の匂いがする。
キノ2
2010年8月5日

【ザ・ロード】
ヴィゴと息子役のコディ・スミット=マクフィー君はとっても良かった。お互いが支えで生きる望み、その存在を守るためだけに生き延びようと必死な父の姿を演じるヴィゴがすごい。この二人は必死になってあるラインは超えない、崩さないと守り続けている。そんな二人が微笑んで肩の力を抜いていられた場所、あの地下のシーンだけが明るくて素敵。息子が立ち去る決心には思わず涙がー。新しい一歩を踏み出す勇気はものすごいものだと思います。ただ…全体のストーリーとしてはどうもピンとこなかったです。何を伝えたかったのか…咀嚼しきれませんでした。
日々のつぶやき
2010年8月5日

「ザ・ロード」
とてつもなく暗い映画かと想像していたが、暗いだけじゃなくワケが分からない"人類最後の日"ストーリー。父親は自分が死んでしまった後息子が生き延びられるかどうか心配している。息子は父親が死んでしまったらどうしようと不安でいっぱいだ。息子の存在が生きる糧(希望)になり、父親の子供を思う気持ちが感動的に描かれている。ヴィゴ・モーテンセンの鬼気迫る演技は素晴らしい!が映画的にはどうも今一つ。シャーリーズ・セロン、出番は少ないが存在感のある女優だ。・・海辺でのエンディングには少々感動。コディ・スミット・マクフィーの熱演が光る。
ヨーロッパ映画を観よう!
2010年7月18日

ザ・ロード
文明崩壊後まだ10年ほど。人々は己とその近親者ぐらいの安全にしか気が回らず、そのためには自分より弱い存在の人間は略奪対象もしくは食糧になってしまい、とても汝の隣人を愛せる状態ではない。やっぱ宗教は衣食足りて余裕が出てこないと神もクソもないんでしょうね。そんな極限状態の中でも人間としての尊厳を失わないように旅を続ける主人公の父子の姿には感銘を受けます。ひたすら旅を続けているので、観る人によってはつまんないと思いますが、父親のヴィゴ・モーテンセンや、息子のコディ・スミット=マクフィーの素晴らしい演技は見応えあり。
だらだら無気力ブログ
2010年7月16日

ザ・ロード・・・・・評価額1500円
★★★★ ヴィゴ・モーテンセンとコディ・スミット=マクフィーは、世界の終わりに僅かな望みを追い求める親子を好演。滅亡前の幸せな生活から、終末を目にして何とか"善き者"であろうと葛藤し、やがて自らの心の拠り所を見失って行くモーテンセンの演技は相変わらず見事。そして、ぬいぐるみを手放さない幼さが、やがて毅然として父に意見する逞しさに代わるスミット=マクフィーの成長プロセスにも説得力がある。一つの希望をかなえると、次の絶望が現れ、それでもまだ希望を信じて前に進むしかない、あまりにもちっぽけな人間が切ない。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2010年7月5日

☆ザ・ロード(2009)☆
★★★ 荒廃した世界で、子を守る父親の無償の愛と親子の固い絆が描かれます。特別な親子なのではなく、普遍的な親子のあり方を描きたかったのかもしれません。父親のそばを離れた息子に厳しく叱る父、それがラストのほうでは、病に倒れた父に「心配なんだよ!」と少年が声を荒げます。心配されていた少年が今度は父を心配する…このシーンの対比で、父親の思いが引き継がれ、少年が成長したと感じました。ちょっと上手く行き過ぎと言う感じがしないでもないのですが、恐怖と絶望が広がるストーリーに希望を感じさせてくれるラスト、私は嫌いではなかったです。
CinemaCollection
2010年7月4日

ザ・ロード
★★★★ イーライが、いずれこういう破局が来ると分かっていた、と言っていたが、人間が善かれと思っていたことが、実は最悪の事態を招くことだったということ、それが止められなかった原因として相互不信による破局が暗示されているようだ。「君たちを追っていた」という「善き者たち」、なぜもっと早く声をかけなかったのか。恐らくこの善き家族には少年の父親が「悪い者」としか見えず、家族を守るため近づかなかったのだろう。映画的には、ちょっと人食い集団のシーンが多過ぎてくどい気がする。相互不信がテーマなのだろうから仕方がないのだが。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年7月1日

海は今でも青いか 「ザ・ロード」
ピューリッツァー賞受賞の原作を映画化!…地球は荒れ果て、 食べ物もないので人類は食人鬼化している。 そんな世界に小さな息子と旅をする父。 "悪い夢を見るのは戦っているからだ、いい夢を見るようになったら気をつけろ" そんなセリフを吐く父は病に冒されている。長くないと悟るが、この子のことが気がかり。南へ南へ。呪文のようにそう唱えながら。たどり着いた海は記憶にあった青い海ではなかった。あまりに淡々としていて、 メッセージは伝わるが、 ある種のポエムのような後味を残して終わる。しかし切なさは込み上げず、原作ありきの映画の限界か。
シネマ走り書き
2010年6月25日

ザ・ロード / THE ROAD
★★★ ヴィゴの演技はもちろんいいんだけど、それを食っていたとも言える息子役のコディ・スミット=マクフィーの存在がすごく良かった。彼の素晴らしい存在感でこの映画はもっていたように思えた。三大俳優を前にね。暗いし、これといって大きな見せ場的なものもないのでつまらない!と言う人も多いかも。でも、こういうサバイバル的な話は好きだし、父の息子への愛、伝わってきて惹き込まれちゃった!少し涙も出ちゃったし。ラストがいまいちだった…。恐ろしい事言うようだけどあそこで(略)..たら傑作だったかも。一応、観てもらいたい。
我想一個人映画美的女人blog
2010年6月25日

ザ・ロード
★★ ヴィゴ・モーテンセンでなかったら観ていられなかったであろう作品。とにかくストーリーがこれでもかと言わんばかりにつまらない。一体いつになったら面白くなるのだろうと思って観ていたらそのまま終わってしまったという…。何が起こっているのかの説明は一切無いままに物語は進みます。状況が全然把握できていないため共感もクソもなし。かくして後はひたすら父と息子が海を目指して南下するというだけ。流石にもうあまりに適当な脚本に「何だそれ?」状態でした。せっかくの良い共演者をつまみ食いし、ヴィゴも活かしきれていないという勿体無さ。
LOVE Cinemas 調布
2010年6月20日

ザ・ロード
文明が崩壊した世界を描いた作品。ただ父親と息子が暖かい南の地へ向かっていくロードムービー。淡々としている作品であり、エンターテイメント作品を期待している方には辛いかもしれない。雲に覆われた空、枯れていく木、瓦礫と化した町。全てが灰色になった世界で、旅をしながら父親が息子に生きる術を教えていく。とてもリアルでいて切ない映画だが、父親とその子との普遍的なテーマであるので、お子さんをお持ちの方には胸にくる作品ではなかろうか? 倫理観が無くした人間が"人食い"となり、どこまでも残虐となっていく様は考えされられた。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年6月18日


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