ナイト・オン・ザ・プラネット:作品を観た感想(4)

ナイト・オン・ザ・プラネット(’91)
どの都市の夜も、様々なネオン、雨に濡れた石畳、仄かな街灯の明かり、そこを走るタクシー、無機的な感じの夜景だったけれど、このヘルシンキは、いかにも冷たそうな、雪が覆う道の背景+ドライバーミカが語る悲しい話、が相まって、ある意味人間ドラマ的短編、という後味。密室劇、タクシーという狭い空間でのやり取りだからこそ滲み出る人間性、というような感じも改めて。様々な夜の都会の片隅のエピソード、今改めて見て、人間ドラマとして色々新たに思う所もあった、という後味でした。
Something Impressive(KYOKOV)
2012年4月8日

*ナイト・オン・ザ・プラネット*
世界の5つの都市のタクシーの中で同じ時間に起こる出来事。登場人物はタクシードライバーとお客さん、そして各々の国の夜景が少しでほとんどはタクシーの車内だけ、という一風変わった作品。思えば知らない者同士が密室で時間を過ごすっていうのは他にないシチュエーションですから、実際にもさまざまなドラマが毎日のように生まれてることでしょう。そんなひとコマをすくったのがこの作品で、大好きな監督さんのひとりジャームッシュ監督らしさにあふれた素敵な作品です。
Cartouche
2011年2月1日

「ナイト・オン・ザ・プラネット」
5話とも、あるタクシードライバーとその乗客が乗車してから降りるまでの、ささやかな人間模様を描いており、奔放な女運転手とハリウッドのやり手エージェントの対比が面白いNY編、「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダルが盲目の乗客を演じ、シニカルだけど心に響く物語を見せてくれるパリ編など、短い中にギュっと魅力が詰まったエピソード満載です
RAY's Favorites
2007年12月16日

ナイト・オン・ザ・プラネット/NIGHT ON EARTH
★★★ 思えばタクシーほど異質な空間はない。 見知らぬ物同士が狭いひとつの車内で時間を過ごし、二者が再会することはほとんどない。 いまや常識として浸透しているこの異質な状況からはやはり独特の小さなストーリーが生まれていて、そのストーリーは国や民族性によって大きく異なってくるかといえばそうではなく、タクシーがあるくらい経済が発達した国であれば大差ないのであろう。
不定期映画批評
2007年1月15日

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