オーバー・フェンス:作品を観た感想(9)

オーバー・フェンス〜希望なんて羽毛のように軽い
★★★ 職業技術訓練校の筈なのに何か「あなたへ」で高倉健が刑務官を演じた刑務所内の技工指導の雰囲気を感じてしまう。田村聡(蒼井優)という男みたいな名前の女性のダチョウの求愛ダンスとか、うまいなあ、と思う。
佐藤秀の徒然幻視録
2016年11月7日

オーバー・フェンス
監督を熊切和嘉、呉美保、そして今回は山下敦弘と、個性的な監督にそれぞれ依頼しているという感じで、それぞれの監督から見た函館という視点からも、なかなか邦画ならではの、邦画でしか出しえない仕上がりになっていると思います。題名の理由は最後にわかりますが。
atts1964
2016年10月27日

「オーバー・フェンス」:ライトでほんわかな山下流
本作のオダギリジョー、蒼井優は素晴らしい好演を見せています。ひりひりするような痛みと、何とも言えぬ味わいを発散させています。松田翔太や満島真之助の地味さもいい感じなのですが、地味で抑制の効いた優香がここではかなり良い感じです。職業訓練校がらみの描写が良いアクセントになっております。そのおかげで作品全体が重苦しくならないで済んでいます。
大江戸時夫の東京温度
2016年10月19日

『オーバーフェンス』 鈍色の曇天の下
冒頭、北国の鈍色をした曇天を飛ぶ海鳥がスローモーション気味に映し出されたとき、既視感があった。オダギリジョーと蒼井優が言い合いのケンカをする長いシーンも既視感があった。既視感とともに懐かしい感じもした。訓練校が今の社会の比喩になっているあたりは、ちょっと古風というか文芸映画の臭みを感ずる。『どんてん生活』や『リアリズムの宿』以来の学生映画ふうの実験精神は希薄になったけど、そのぶん成熟し、山下監督の体温が感じられて悪くない。
Days of Books, Films
2016年10月8日

『オーバー・フェンス』('16初鑑賞91・劇場)
★★★★ 夏の函館が舞台ですが、函館って感じはあまりしないですね。オダギリの声が、本当に良い。淡々と喋っているんだけども、心地いいんですよ。情緒不安定な演技の蒼井優も、この人は確かに芝居が上手い人。観ていて退屈に感じる人もいると思いますが、自分はなぜか時間を忘れて見入っていた。脇を固める俳優陣も、けっこう実力のある方ばかり。ラストの『オーバー・フェンス』は、気持ちいい。
みはいる・BのB
2016年10月2日

『オーバー・フェンス』 その瞬間のみ光輝く
蒼井優が演じる聡のキャラクターがとても魅力的だった。蒼井優がどう演じるかというのは、この作品の見所だろうと思う。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2016年10月2日

オーバー・フェンス
★★★★ めぼしい出来事が起こらない展開の中に、静かな佇まいの主人公や、逆に特異な行動をする女のことがじっくりと描き出されていて、味わい深い映画に仕上がっているなと思いました。特段明るい雰囲気というわけではないものの、タイトルの「オーバー・フェンス」が表しているようなスカッとしたラストに向けて全体の物語が綴られているように思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2016年9月26日

オーバー・フェンス
★★★ クセモノの役者がそろっていると、いかにもわざとらしく感じてしまうところがあって、聡が鳥の物まねをするように非常に変わった女性なんだけど、いかにも蒼井がうまく演じていますみたいなふうに鼻についてしまいました。函館市などが協力していますが、訓練校の描き方がちょっと陰湿で、軽いいじめなども起こっており、いいのかなあ、という気持ち。イケメンだけど鈍くさい満島真之介がいじめられているのも微妙な感じ。オダギリ、蒼井、松田といったメンツの掛け合いや、「深夜食堂」主題歌を手がけているミュージシャン・鈴木常吉の独特のたたずまいなども楽しめ、いかにも今の邦画のこういう分野が好き、という人には合った作品。
映画好きパパの鑑賞日記
2016年9月24日

オーバー・フェンス
オダギリジョー&蒼井優主演で描く物語は主人公たちと共に未来を見たくなるような気分になりました。心からの笑顔には何ものにも敵わないパワーがあるなあと感じました。心に様々な波風を起こすような作品でした。主人公たちが抱える孤独や未来への不安がじんわりと伝わってきます。何と言ってもオダギリジョーさんの静かな佇まいと、蒼井優さんの輝くような存在感には圧倒されました。観終った時、ずっと心の片隅に残しておきたい作品に出会ったなあと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2016年9月8日


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