コクリコ坂から:作品を観た感想(36)

コクリコ坂から(’11)
挿入歌の女性ボイスは、手嶌葵だったと判って、「ゲド・・」の頃よりやや大人っぽいボーカル、でもやはり美しい透明感。ラスト〜エンドロールの、ワルツの叙情のテーマ曲「さよならの夏」は耳に残って、心洗われる系の好感触。視覚的にインパクトだったのは、ジブリ描写での海を臨むレトロな街並み自体も、だけれど、ピンポイントでは「カルチェラタン」の描写。そう華々しさ、ダイナミックさはないけれど、「借りぐらし・・」に続くジブリ人道的珠玉作、という感じ、この機会に見て味わえて満足の作品でした。
Something Impressive(KYOKOV)
2013年1月13日

【コクリコ坂から】古きよき横浜
とても気持ちのいい作品だった事は覚えています。淡い恋心とかね…何とも懐かしい気持ちになる作品でした。何よりも、今現在のすっかり「みなとみらい21」化した横浜の古い姿を知っている身には、風景が懐かしくて!以前の横浜港を知っている浜っ子のための映画だ、これ!!と、思いましたわ。それが一番の萌えポイント。
映画@見取り八段
2013年1月11日

『コクリコ坂から』 '11日本
なんだか、舗装されていない土の道を走るオート三輪やガリ版で印刷物を作るシーンを観ていると、なんだか懐かしいと感じさせる雰囲気がありましたね。旧い邦画をアニメ化したような、そんな感じがしましたね。喜んだり、悲しんだりしながら、楽しめた作品でしたね。そして、観終わったあと、なんだか心地良い気持ちにさせてくれる作品でした。
じゅうのblog
2012年10月24日

「コクリコ坂から」 今回の評価は?
★★★ '11年の邦画No.1ヒットを記録したスタジオジブリ作品。今回のは普通の映画やな〜ジブリ作品やなかったらヒットして無いんじゃないかな?最近のジブリ大当たりが無いので・・次回に期待したいっすね
ジョニー・タピア・Cinemas
2012年6月25日

コクリコ坂から(2011-050)
二人の気持ちが描かれていないような気が?あと全体的な動きは駿さんのほうがもっと丁寧に動きを見せるような気が。
単館系
2012年6月21日

コクリコ坂から
ヒロインの海、ヒーローの俊の甘酸っぱくも爽やかな青春の物語。真っ直ぐで純朴な、瑞々しい青春の香りが漂ってくるような作品でした。ノスタルジックさを感じる、どこか懐かしいような清く正しい美しい日本の姿がそこにあったと感じました。この作品結構気に入りました。
いやいやえん
2012年6月21日

コクリコ坂から
舞台が60年代ということもあり、横浜の景色はもちろんTV番組の内容や、ちょっとしたギャグなんかも、分かる人とそうでない人の差が大きいような…。小さい子供たちも大勢いたのですが、みんなキョトンとしてました(笑)。私は生まれていませんけれど意外と楽しんで観ていました。海と俊の関係など少女マンガ的な要素もあり、途中ハラハラしたりもしましたが、終わってみればなんだか「じんわり」とくるお話。「出来過ぎ」と言われればそれまでだけれど、昭和の時代が丁寧に作られていると思いましたよ。大人向けなアニメーション。面白かったです!!
Peaceナ、ワタシ!
2011年8月10日

シネトーク71『コクリコ坂から』
可もなく不可もない無難な作品だったね。でもそれって昨年の[アリエッティ]と同じでどこか物足りない。人と人が手を取り合って何かを成し遂げることが熱かった時代。今のSNSとかバーチャルなつながりではなく、みんなが埃まみれになってカルチェラタンを掃除する場面は好きだな。逆に2人の恋の過程話は意外とアッサリしてる。もっと熱く厚く描いてほしかった。彼らの感情の機微をもっと前面に出していれば、ノスタルジックな恋物語としても傑作になっただろうに。やはり原点回帰を目指してほしいんだけど…。
ブルーレイ&シネマ一直線
2011年8月9日

コクリコ坂から
この映画は、横浜を舞台に男女の高校生の清々しい恋愛を描いた作品と言えるでしょうが、イマイチでした。原作があるものの、アニメではその骨格ぐらいしか残されておらず、何故大幅改変したのか理由が分かりませんし、元々、ファンタジックな要素を原作以上に微塵も付け加えていないのに、わざわざアニメで描く必要性がどうしてあるのかもよくわかりませんでした。
映画的・絵画的・音楽的
2011年8月7日

映画「コクリコ坂から」ノスタルジーに今は浸る時じゃない
★★★ 高校の部室の集まった建物の取り壊し騒動が何故かかなりのウエイトで描かれ、見てるこちらは「恋の行方」が気になるのに、そちらはワリとサラッと描かれて、なんだか消化不良だ。現代の日本人の牙の抜かれた風潮を、かつての日本人の気質を持ちだして何かを言わんとしているのかもしれないが、それにしてはこの優しすぎる映像ではその力は発揮できそうにない。映像は美しいがアニメ的な驚きは無く、けれど馴染みある俳優の声が個性を消して声優に徹していて違和感なく見ることが出来たのは良かった。
soramove
2011年8月6日

コクリコ坂から
★★★ 可もなく不可もなく。ジブリはどうして良いとはいえないのに毎度、声優じゃない人を使うのだろう?皆、喋りが微妙に固いので世界がうまく形成されてないと思います。良いところはあるのですけどね、この作品…。吾郎氏の売りは何なんでしょう?古い横浜の風景とか新橋とかカルチェラタンとか凝っていたとは思うけれど、逆に「力、入れました」って言うのが伝わって、なんだかねぇ。手蔦さんの歌が気に入ったのでサントラを買うかもしれません。でも肝心の主題歌が流れるシーンと合ってない気がするんですよね。ともかく残念な感じです。
映画、言いたい放題!
2011年8月3日

*コクリコ坂から*
私が特に感じたこと、それはお父さんの宮崎監督が息子に撮っておいてほしいと思ったのは63年という時代感だったのかもしれないということです。当時の人たちの暮らしぶりは"人間の手でしていたこと"がいっぱい。街並みもいい感じ。横浜か横須賀あたりだと思うのですが、眺望は素晴らしく、そよ風が吹き抜けています。また背景として描かれているのが朝鮮戦争。日本がこういう形で参加し、死傷者を出していたとは…。子供さんにはピュアな恋物語。オトナにとっては当時の様子を懐かしんだり、今の便利な暮らしを顧みたりする素敵な映画でした。
Cartouche
2011年8月2日

コクリコ坂から
★★★ 余計なモノをそぎ落としたようなシンプルなストーリーではありました。しかし、小5の娘でもちょっと付いていけない話。お子様には到底このノスタルジーなお話しは分からないことでしょう。当然ながら今で言う"チャラい"奴って出てこない。歴史を忘れて未来はないのだというメッセージは感じました。心配してた長澤まさみの声もなかなかに主人公の海と合っていて良かったです。岡田くんは前の[ゲド戦記]でも良かったので安心。平成生まれの方も、ちょっと昭和を感じるノスタルジーに浸って欲しい作品です。
やっぱり最終的には自分じゃないの
2011年7月25日

しっぽり。誰向け!? 【映画】コクリコ坂から
面白くはないけど どこかシンミリした作品。時代設定や人物設定がなかなか魅力的な気がするのに、残念なほどにシーンもセリフも心に残らないし響かない。ジブリとしてどこをどうマーケティングしたのかが謎。設定的にも団塊世代向けなのかなとも思うけど、盛り上がりに欠ける愛の演出じゃあね…。無論、チビッコが楽しめるとは思えない。誰向けなんだこの映画はw。主題歌と挿入歌は本当に素敵。歌でかなり救われた映画にも感じる。ゲド戦記のときと一緒ですねw。ただ嫌いではないです。ジブリとして期待しすぎなければ良作。
B級生活 ゲームやら映画やらD-POPやら
2011年7月24日

純愛を振りかざす確信犯。『コクリコ坂から』
やっぱり「冬ソナ」みたい。完全に韓国ドラマちっくです。果たしてこんな物語がスタジオジブリのアニメ映画を観に来る人たちにウケるのだろうか?今どきのお子様向けではありません。かといって大人向けかと聞かれれば、観ていて恥ずかしくなるような幼稚さもプンプンしていて…。一番ダメなのは主人公の海に全く魅力を感じない事。外見的には好感度が高いヒロインですが、結局は自分の気持ちしか考えない色ボケした女子高生。純愛に感動どころか気色悪い。ハッピーエンドも爽快感はゼロ。終始違和感を感じまくりの映画でした。
水曜日のシネマ日記
2011年7月24日

「コクリコ坂から」 淡々と物語がすすんでいく
どうもこなれていない、熟成されていない感じという「ゲド戦記」 同様の印象を受けました。物語が淡々と進んでいく。それを観ている我々も淡々と観ている。そして終わり、といったような感じ。なんというか感情に触れる、感情が揺さぶられるということがどうもなかったんです。物語を客観的に描くあまりに、どうもキャラクターへ感情移入することなく物語が進んでいってしまったという感じがしました。このあたりのキャラクターのエモーションをうまく伝えられないというのは、けっこう監督としては厳しいところがあるのかなと思いました。
はらやんの映画徒然草
2011年7月24日

コクリコ坂から
音楽はジブリ作品らしいクオリティの高さ。声の出演陣も豪華ですね。古いものをどうするか。新しい時代になっていくときに価値観が変わっていく。でも変えていいものと、変えてはいけないもの。何を大切にするか、自分はどうするのか。そんななげかけなんですかね。91分と最近の映画では短めですし退屈せず最後まで見れました。あったかい映像とストーリーと音楽はマッチしているので、ジブリ映画らしい作品だと思います。しかし、驚きも、深い感動も、ハラハラドキドキもありません。じわーっとくるあたたかさは多少あります。
映画レビュー21
2011年7月23日

映画『コクリコ坂から』
観て良かった〜♪ほろりと涙も流しちゃいました。描かれる背景が土埃の舞うような道があったり、手回しの洗濯機が出てきたり、私もまだ生まれてないちょっと昔のノスタルジックな雰囲気。明るく未来をまっすぐ見つめる自立した少年たちは、ちゃんと自分たちなりに決着をつけるべく行動する起こす。とってもさわやか〜。海と俊の恋の行方は安っぽいメロドラマみたいだけれど、ちゃんと安っぽくない着地点に到達しました。ファンタジーじゃなく、時代はちょっと昔だけれど、若い人たちに伝えたい思いが詰まってるジブリらしい作品だと感じました。
よくばりアンテナ
2011年7月22日

コクリコ坂から
★★★★ う〜ん。良いか悪いかで言ったら良かったんだけどね。「なぜ今、ジブリからこの作品なんだろう」って思ってしまったのが正直なところでした。1960年代の横浜を舞台に高校生男女の交流を描く。戦争で船乗りの父を亡くした海は、父が亡くなった後も毎朝信号機を揚げるのが日課。そんな中、海が通う高校の文化部室棟(通称カルチェラタン)の取り壊しをめぐって学生運動を繰り広げられる。取り壊し反対の風間俊と出会い、心惹かれていく。意外や、期待してなかった長澤まさみと手嶌葵の歌がよかった。
食はすべての源なり。
2011年7月21日

コクリコ坂から
これでもか、というほどのスタジオジブリの世界の中で、熱く、甘酸っぱい青春物語の花が咲いている作品だ。悲しみに満たされるお話ではなく、ちょっと拍子抜けするくらいにあっさりした演出で明るくテンポよく進んでいくお話である。自分の記憶が色濃くある時代や年代を描く作品を観ると、いつも決まって、その作品は自分のものになってしまう。何か1つの目標に向かって、共に頑張った仲間たちがいたなぁ…。わたしたちの年齢の者にとっては、もうそれだけでいいと思ってしまう作品なのだった。
悠雅的生活
2011年7月21日

コクリコ坂から
心地よさを感じる作品でした。新しいものこそ良いという風潮の中で、学生たちが伝統の建物を守ろうとする姿には学生だからこその自由さと無邪気さと強さを感じました。そんな彼らの愛する埃だらけの建物"カルチェラタン"は、まるでハウルの城のよう。また、淡い恋に悩む主人公たちが初々しくて可愛かったです。反面、そんな二人の関係を複雑にしてしまった時代の厳しさを改めて感じました。何と言ってもこの時代の横浜の風景が楽しかったです。特に路面電車!これは学生時代を忘れてしまった大人への作品だなと感じました。
とりあえず、コメントです
2011年7月18日

コクリコ坂から
本作は、お釜で炊いたご飯や、洗濯機の絞り機が手回しのロールだったことを覚えている中高年向けの内容だと思う。その時代の記憶がない人には、当時の風俗が全く共感できないかもしれない。ガリ版で印刷物を作り、肉屋や魚屋で食品を買ったことがあれば当時のことを思い出せる。若い方でもそのような生活風景が想像できるなら、この映画のしみじみした味わいがわかるだろう。時代は変わっても、人と人のつながりだけは大切にしたいとこの映画を見て思った。懐かしく思うだけではなく、新しいシステムになっても変わらないものがあるのだ。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年7月18日

『コクリコ坂から』 忘れ去られたモデルとなった事件
宮崎駿氏は、本作の企画・脚本を進める中で、多大な犠牲者を出しながら日本でも忘れ去られているLSTの海上輸送にスポットライトを当てている。本作で海の父が乗り込んでいたのが、このLST(戦車揚陸艦)である。おそらく海の父のエピソードは、1950年11月15日の海難事故等を念頭に設定されたのだろう。宮崎駿氏は1963年を舞台に高校生たちの青春群像を描くことで、自身の青春時代を振り返るとともに、朝鮮戦争そして第二次世界大戦と、自分の幼少期を取り巻いた「戦争」にも迫ったのである。
映画のブログ
2011年7月18日

『コクリコ坂から』 ('11初鑑賞94・劇場)
★★★★ この作品に、心躍るファンタジーやアドベンチャーを期待してはだめ。昭和のノスタルジーを感じることができます。なので若い人には、このうえなく退屈かもしれませんねぇ。背景の描き方が素晴らしい。特に夜の横浜港に停泊する大型客船の描写など、すごく好き。あと、主人公に共感する部分もありました。私の親父も船乗りなので余計に感情移入したかもしれません。クライマックスが、あまりにもあっさりしすぎなのが非常に残念。もうちょっと、観客を楽しませてほしいところではあるが、意外と良作に仕上がっていました。
みはいる・BのB
2011年7月18日

映画「コクリコ坂から」感想
中盤で松崎海と風間俊の仲がゴタゴタしていたこともあって、本来ストーリーの軸になるはずの恋愛話的な要素が薄れてしまい、どちらかと言えば反対運動話の方がメインで展開されているような感がありました。上映時間が短いですし、恋愛話の方にもう少し力を入れてもらいたかったところですけど。[耳をすませば]がジプリ作品の中では1・2を争うお気に入りだったこともあり、同様の傾向を持つ作品として充分に楽しむことができました。少女漫画的な恋愛話や、1960年代的な雰囲気が好きという方にはそれなりにオススメできる作品ではないかと。
タナウツネット雑記ブログ
2011年7月18日

「コクリコ坂から」感想
★★★ 前作よりはだいぶマシ…とは言うものの、決して褒められる出来ではないのが現実。宮崎駿、丹羽圭子両氏による脚本のため、物語自体はそこそこ面白いのだが、それを生かす演出やキャラクター描写、キャメラワーク等が、まるで伴っていない。前作同様、ただただストーリーをなぞるだけの絵になっているので、展開にメリハリがなく、ひどく単調に感じてしまった。他にもツッコミどころを挙げれば枚挙にいとまない。本監督はこれから最低10年は、アニメを含む様々な作品に触れ、一から勉強し直した方がいい。
新・狂人ブログ〜暁は燃えているか!?
2011年7月17日

[映画『コクリコ坂から』を観た]
非の打ちどころのない傑作でした。しっとりと感動。なんか全てが良かった。主人公は可愛いし。舞台となる60年代の前半…、思想もまたカオス状態にあり、右翼左翼と区別できるものはなく、ただ若い力が感じられた。その中で、堂々たる繊細たる「恋」が描かれる。お互いが相手を意識し始める流れがゆっくりと秀逸だし、二人の間に壁が出来、海が不安に感じる気持ちはこちらも心が苦しくなる。クライマックスの理事長来訪時の学生による歓迎…、そのシーンからの幾つかの問題に決着をつけるエピソードの畳み掛けは「宮崎脚本お見事!」と思った。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2011年7月17日

『コクリコ坂から』
カルチェラタンの存続のために大掃除を行い、好きという気持ちを俊にしっかりと伝え、その恋の行方を助けてくれる仲間に恵まれている海。そんな彼女の恋の行方を応援したくなる気持ちいっぱいでこの映画を見ていると、あぁ〜私もこんな青春時代を送りたかったって思ってしまうのです。海と俊の恋という本当に小さな小さなお話。でも青春の1ページなんてものは基本そんなもの。他人から見れば小さな話でも、本人たちにとっては一生懸命過ごした大切な思い出。今後スタジオジブリはそういった世界観を描く方向にシフトしていくんでしょうね。
こねたみっくす
2011年7月16日

コクリコ坂から
★★★ フランスの学生運動の拠点だったカルチエ・ラタンの名前をそのまま借用した古ぼけた洋館の文化部の部室棟。当時の日本でも流行していたサルトルなどの実存主義哲学を語る青年もいて、既に気分は1968年のパリ五月革命だ。こうなると、静かで特段大きなストーリーがない割に背景の海も、海の近くの学園も大きな時代のうねりを感じさせる。けれど、それは静かな音で表現されている。そんな中で海はせっせとご飯を炊き、まめにお弁当を作り、そしてカルチエ・ラタンの大掃除へと続く。この流れがなんともゆるやかで心地よい。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年7月16日

『コクリコ坂から』・・・少女よ君は旗をあげる
ジブリならではのファンタジー色はほとんどないが、登場人物すべてが優しくて温かくて爽やかで、後味が絶品のアニメーションだった。吾朗監督が本作に注いだであろう優しさは世代を問わず多くの人に伝わるのではなかろうか。過去のジブリ傑作群と並べて語るには少々世界観の小さな物語ではある。けれど、そこからじんわりとにじんでくるホッコリとした温かさはなかなかに心地よい。夏休みを前に大作や人気シリーズ目白押しの映画館にあってホッと一息つけるような、そんな優しさあふれる良作がここにある。
SOARのパストラーレ♪
2011年7月16日

コクリコ坂から
★★★★ 説明不足が目立つ背景が影響して前半退屈。ドラマも弱い。そこを補うように繊細な感情の機微をひしひしと響かせる海ちゃんと俊くんが好印象そのもので,共感の気持ちが湧いてくる。カルチェラタン建て壊し反対運動の解決をスムーズに済ませ,二人の恋路の障害を取り除く締めをメインにしたラストが好き。今作のメッセージが集約された写真3人目のおじさんの言葉に泣いた。人間のチカラと希望の命の輝きに感動した。取り立てて目立ったドラマは起きないが,シンプルな構成だからこそ前向きなエネルギーが伝わって良かった。
Akira's VOICE
2011年7月16日

劇場鑑賞「コクリコ坂から」
今回は、純愛物語となっていました。別にジブリ作品じゃなくても…(苦笑) 全体を通して、高校を舞台にした恋愛模様。戦後の混乱などの社会情勢を加えつつ、日本の高度成長期を描いたり、朝鮮戦争のエピソードを入れたりと、"あの時代"を知らない人は、なかなか興味深い。日常的な細かい演出とか動きが上手いのはさすがジブリ!カルチェラタンの大掃除が終わり、理事長を迎えるシーンは素晴らしかった♪ "坂"を上手く使ったストーリー展開は良かったと思う。ほっこりするお話。大人なら受け容れ易い…さらっと楽しむ作品。
日々“是”精進! ver.A
2011年7月16日

コクリコ坂から 1枚の写真に込められた想い。映像のみずみずしさが魅力。
この時代の風景が、ただただ美しい。そしてみずみずしい。これを眺めているだけで心が満たされていく。一方で、ノスタルジーっぽい気分だけに終始させないところが腕の見せ所か。印象的だったのは「1枚の写真」の持つ意味。何人かの登場人物がそれぞれの「この1枚」に込められた想いを語る。デジタル時代に入り、大量の写真データが簡単に扱える世の中。こういう時代だからこそ、この「1枚の写真」の持つ意味があるような気がする。空飛ぶブタに続き、この夏休み、ファミリーにお勧めの1本というのは間違いないところ。
日々 是 変化ナリ
2011年7月13日

コクリコ坂から
ジブリの看板はあまり意識しない方がいいと思います。ファンタジックなものという概念、そういうものは一切ない。不覚にもウルッとしてしまった。これは大人の方が楽しめる映画かもしれない。コロッケまでもが郷愁ですよ。海と俊が二人乗りで坂を転がるように街へ行くシーンはいいですね。俊と海の惹かれ合う甘酸っぱい関係も、あっさりしすぎて拍子抜けする人も多いのかもしれないね。でも、この感じが切なかった。俊の出生の背後には、戦争があり、海の哀しい父への想いも戦争がある。なにげに、戦争で翻弄された若者の話でもある。
晴れたらいいね〜
2011年7月13日

コクリコ坂から
★★★ 本来であればもっと時間をかけて丁寧に描くべき海と俊の恋の行方、2人の関係性をまるで決まった道を辿るかのようにサラッと流している割りに、"カルチェラタン"に関してはやけに細かく描いていて、どちらかと言えばそちらの方が重いぐらい。いずれにしても作り手側の描きたい事柄と観る側の受け取り方に乖離が生じているような気がしたのでした。ただし、そうした話の流れとは別に描かれている内容そのものはとてもノスタルジックで好み。この作品の良い点は声優陣です。役に合った声を演じることに成功していたと思います。
LOVE Cinemas 調布
2011年7月11日

コクリコ坂から
これは良かった!この60年代のノスタルジックな雰囲気と、学生運動の喧騒、それに加えて行き過ぎてないピュアな恋愛も加わって、しかもジーンと感動までしちゃう…。特に学校の部室が集まった建物カルチェラタンの中身が良い。色んなところに仕掛けがあるような、汚いむさくるしい雰囲気に、独特の世界。海と俊の関係もいい。二人の出した結論も、なーんか清清しくていいんだな!音楽も今までのジブリとは違い、新しい感じがしてよかった。作品は良かったけど声優だけはプロを使って欲しい派。悪くなかったけど、ちょっとね。
☆紅茶屋ロンド☆
2011年7月10日


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