メアリー&マックス:作品を観た感想(6)

メアリー&マックス
★★★ 最初はクレイアニメーションなんで子供向けかと思っていたんですが、なかなかシュールな作風で大人向けな深い内容でした。重くブラックな内容でしたが、マックスがメアリーにタイプライターのMのキーだけを送りつけるシーンとかマックスの「欠点は選べないが友達は選べる」といったセリフなど印象に残る作品でした。DVDが出たらもう一回改めて見直したい。
だらだら無気力ブログ
2011年7月11日

『メアリー&マックス』 は素晴らしき差別主義の世界だよ。
本作は、その全ての要素をタバコの吸い殻や吐き捨てられた痰や犬のフンだらけの世界観にて描き、人も世界も不完全で臭くて頭が悪いからこそ愛おしいということを描いた、素晴らしき差別的な映画であると思う。人類はみな臭いのだ。だから人は人を許し愛せるのであろう。そしてそれ故にこの映画は下品で汚いけれども愛らしい映画なのだろう。けっこうえげつない下ネタがあったり案外ファミリー向けでなかったりしますが、意地悪ながらも美しく愛おしい映画だと思います。オススメ。
かろうじてインターネット
2011年5月9日

『メアリー&マックス』・・・手紙だからこそ伝わるもの
大人になったメアリーがようやくニューヨークを訪れたとき、マックスは…というシーンにありがちなラストかと思いきや…。ふたりが長年、本当に長い期間を経て育んできた友情の結晶ともいえるその光景は、メアリーだけでなく見る人すべての涙を誘うだろう。形の残るコミュニケーションだったからこそ味わえる感動にじーんと泣かせてもらった。ただ、人形造形やかなりストレートなブラック加減が苦手な部類だった。プロットはもうど真ん中なだけになんとも残念。また、クレイアニメならではの大味な造形や表現は、長編作品にはあまり向かないような気もした。
SOARのパストラーレ♪
2011年5月4日

メアリー&マックス
まあ、2人ともよく食うわ、それもジャンクフードばっか。特にマックスは過食症。その他、アル中、盗癖、いじめ、広場恐怖症など、もろもろのメンヘル用語がてんこ盛り。お互い孤独に慣れた生活をしていたので、ますます人情の機微に対する想像力が鈍くなる。ペンパルをしていても基本文字だけのやりとりだから、人の微妙な表情を読み取るという苦手分野を避けて通れる。結果、悪気はないのに一番悪いことをしてしまうというのは、そんな2人にとって仲が良くなれば良くなるほど陥りやすい盲点なのかもしれない。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年4月24日

メアリー&マックス
★★★★ 素晴らしく情緒豊かでキャラクターの心が伝わるクレイアニメに仕上がっていました。アダムエリオット監督の実体験を反映させたその脚本は、人と人との絆の固さやモロさを見事なまでに描いた正に傑作と言って良いと思います。それぞれの手紙の内容が実にその人物を的確に表現していて、下手に会話を交わすよりもよく伝わってくるのです。この作品の凄いのはラスト。驚き、哀しみ、そして希望、胸が苦しくなるほど熱い涙がこぼれます。
LOVE Cinemas 調布
2011年4月14日

メアリー&マックス・・・・・評価額1750円
★★★★★ 手紙という、物理的なモノの持つ重みが良い。何度かの中断を経て20年以上に渡ってやりとりされた手紙は、そのまま二人の人生の軌跡。文通を通じて浮かび上がる人と人が繋がる事の大切さ、そして難しさ。映画としての完成度は極めて高いが、世間一般が"アニメーション"に期待するカラフルで楽しげなイメージとはかなり異なった作品。だが私は、決して可愛いくない、見方によっては不細工とも言える人形たちの物語に笑い、怒り、哀しみ、ついには涙腺が激しく決壊してしまった。彼らには間違いなく本物の心が宿っている。アニメーション映画史に残る珠玉の一本。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2011年3月28日


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