蜩ノ記:作品を観た感想(19)

『蜩ノ記(ひぐらしのき)』('16初鑑賞103・WOWOW)
★★★ 正直なところ、助演男優賞をもらうほどの演技とは思えんかった。主演の役所広司さんの演技のほうが、数倍素晴らしく感じた。今作のような時代劇だと、流れるような自然な作風なので、退屈といえば退屈。お話の展開も、先が簡単に見える。なので、感動というよりも、「ああ、やっぱりそうなるわな〜」といった感じです。
みはいる・BのB
2016年11月22日

蜩ノ記
★★★★ 庄三郎の家族について触れるシーンがありませんでしたが、当時としてもこんな理想の家族はなかなかなく、庄三郎自身も人間的に大きく成長していくのが良く分かりました。役所、岡田、原田、堀北といった主役級が、それぞれ自分らしさを出す演技をしている一方で、アンサンブルみたいなものが今一つ感じられませんでした。世俗を突き抜けたところのある作品だから、これでいいのかもしれませんがどうなんでしょうか。現代でもこういう作品が作られるということが一番重要なことなのでしょうね。
映画好きパパの鑑賞日記
2016年5月29日

蜩ノ記 (ひぐらしのき)
いろいろな意味で、美しい映画でした。それぞれの、生きる姿勢というか、心根の持ちようといい、映像といい、キャスティングといい…。檀野庄三郎役の岡田准一も、もちろん良かったですが、戸田秋谷役の役所広司、色気も存在感もあって、やはり凄い役者さんだなぁと感じました。原田美枝子の落ち着いたたたずまいも良かったけれど、堀北真希も華を添えて素敵。個人的には、役所広司の息子役の少年が印象に残りました。
のほほん便り
2016年5月27日

映画 『蜩ノ記』
あの手この手を使い、事実を握りつぶそうとする姿は浅ましい限りです。人の醜い部分が、この映画ではふんだんに描かれていました。
こみち
2016年1月1日

『永遠の0』vs『アメリカン・スナイパー』 三つの危うさ
印象的なのが、『蜩ノ記』の中盤で岡田准一さん演じる檀野庄三郎が口にする「自然のままに、武士本来の生き方をしたい」というセリフです。これぞまさしく、頭でっかちに合理主義をごちゃごちゃこねまわすのではなく、人間の素直なまごころをそのまま発揮すれば、すべてが調和して秩序が成り立つはずだと考える、「心即理」の表明でありましょう。
映画のブログ
2015年3月8日

蜩ノ記
★★★★ ずっしりとしたとってもいい作品でした。過去についてはまったく言い訳もせず、家族の生活はつつましく、また農民がいかに豊かになるかなどを教えているところがすばらしい家族だな〜って思いました。恥じることは何もないって言い切る奥様の姿も立派だったな〜。とにかく岡田君が素敵でした(笑)。この人ってほんとに楯の使い方が素敵だわ〜って本当に思いました。堀北真希ちゃんは若いのに凛としてきれいだったな〜。
C’est joli〜ここちいい...
2014年12月23日

映画「蜩ノ記」本当の事は胸に秘めたまま
★★★ 派手な立ち回りは無い、人々の生活をたんねんに描いて、季節の移ろいを色づく風景で見せてくれる。ことさら何かを押し付けるような映画じゃないが、描かれる景色や人々の様子、何もかもが今はもう、すぐそばには無く、スクリーンの中でしか会えないのかもなと思うとそれは少し淋しいことだ。しみじみ良い映画だった。
soramove
2014年11月21日

『蜩の記』をトーホーシネマズ日本橋9で観て、ジャンプ的ではないふじき☆☆☆
★★★ 映画の中に展開する四季折々の風景や、清廉潔白である武士の人柄など、とても美しい映画。役所広司も岡田准一も本当によく演じていると思う。堀北真希の手の細さと白さに百点あげたい。
ふじき78の死屍累々映画日記
2014年10月18日

蜩ノ記
美しい映像と無駄のない脚本で観るものを圧倒させる力があった。格調の高い物語にふさわしく、舞台設定もぬかりがない。特にすばらしいのは、秋祭りの情景だ。太い柱の境内で、披露される踊りがすばらしい。何よりも、あの太さの柱がある神社で秋祭りができるのは贅沢なことだ。四季の移り変わりの描写も写真のように保存したいほどだった。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2014年10月15日

蜩ノ記
四季折々の風景と共に、主人公や家族たちの生き様に胸を打たれるような作品でした。人生の終わりを決めた武士が背負ったものは何だろうと思いながら観ていました。役所広司さんと岡田准一さんの存在感は素晴らしいですね。一つ一つのシーンや台詞が心に残って、観終わった後も、ずっと切なく美しい余韻が心に残りました。きっとこの先、折につけ何度でも見直してみたくなる作品になるだろうなあと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2014年10月13日

映画・蜩ノ記
原作は勿論良かったですが、本作もホント良かった!役所さんと原田さんにやられました。美しいメロディラインに映画の様々なシーンが甦ります。聴くだけで涙が滲んできそうです。良い映画を観ました。
読書と映画とガーデニング
2014年10月10日

蜩ノ記
★★★★ こらえきれないよ涙が・・・。時代劇に役所広司は鉄板すぎて全編に安定感みなぎる。どしっと構えた視点による移ろう自然の風景もまた見事なり。中根兵右衛門が自戒に気付く器量を持っていて良かった。慶仙和尚の良い塩梅の楽天が味を出している。松吟尼(お由の方)の寺島しのぶがスゴい。内面から滲み出る感情がもののみごとに言葉に乗っている。耳にするだけで自然と涙がこぼれる。家譜編纂に潜む秘密のくだりが説明調で分かりにくく、油断すると眠気が襲う。命を断つ道しか残さない結果ありきに見える。この2点だけ心に引っかかりを残したものの、総じて味わい深い静謐が身体を満たしてくれた。たしかな見応えを受ける時代劇。
Akira's VOICE
2014年10月8日

「蜩の記」:言葉に頼り過ぎて残念
小泉堯史監督らしい背筋のピンと張った真面目な映画。本作には、結構ややこしい物語の筋、特に藩の秘密に関する部分を科白に頼り過ぎているという大きな欠点があるのです。ほのかで奥ゆかしい愛の表現は、見事でした。ラスト近くの秋谷夫妻(役所広司・原田美枝子)の味わいにはグッと来ます。
大江戸時夫の東京温度
2014年10月6日

蜩ノ記 : 武士道の奥深さを感じられる作品
★★★★ 登場人物がとても魅力的でした。あらすじは、全体的に面白く仕上がっていました。特に、三浦家の家譜編纂の進捗と秋谷が切腹を命じられた真相が明かされる部分がリンクしていくとこなんか良かったですよ。但し、全体的には少し眠くなるような内容であったのも事実。素材の良さに助けられてばかりで、素材の良さを活かせてない気がしましたね。「蜩ノ記」は、所々で詰めの甘さを感じられるものの、概ね満足度の高い作品となっております。まあ、個人的には「柘榴坂の仇討」の方が良いと感じましたけど。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2014年10月6日

『蜩ノ記』 (2014)
時間帯によって刻々と変化する情感、期限ある秋谷の命を、うつろいゆく四季折々の光景を通して表現する等、自然描写の確かさは折り紙つきだ。監督はこのシーンを撮りたかったんだなとつくづく思わせるラスト・シーン。総じた評価は、ごめんなさい、残念作という他ない。圧倒的に足りないのは、ケレン味である。まず本作は、一体誰の視点の映画なのか?普通に考えると庄三郎なのだが、彼の眼を通した話になってはいない。当演出を全てのキャラに当てはめ、ストーリーをも味気なくしてしまったのが、本作の敗因ではなかろうか?一流のスタッフとキャスト、原作が揃った期待作だっただけに残念!
相木悟の映画評
2014年10月6日

「蜩ノ記」忘れちゃいけない、日本人の心。
演出表現力で、日本の美しい原風景に宿る日本人の崇高で美しい心を、スクリーンに描き出しています。決して派手な映像などではなく、本当に淡々とした…しかし心に深〜く染み入ってくる映像です。気高い生き様が、加古隆 さんによる音楽と共に、本当に美しく描かれています。何となくもの悲しい昨今ですが、見終わった後に本当に心にじんわりと染み入ってくる日本映画の“良作”です。
シネマ親父の“日々是妄言”
2014年10月5日

蜩ノ記〜それでも拙者は切腹する
オープニングからいきなりワケ分からん。独り善がりが過ぎれば時代劇もドツボに嵌る。
佐藤秀の徒然幻視録
2014年10月5日

『蜩ノ記』 (2014) / 日本
★★★★ 言い訳や弁明に明け暮れる現代人にとっては耳が痛くなる話だけど、「自分に恥ずかしくない生き方とは何か」、考える余地を残す物語である。
Nice One!! @goo
2014年10月3日

蜩ノ記
とても上質な作品でした。特に大きな盛り上がりもなく淡々と描かれてるんですが、退屈することなく見入ってしまいました。キャストが皆さん素晴らしいですね〜。岡田くんはいい作品に出るな〜と思ってしまいました。エンドロールに流れる曲もぴったりで余韻に浸ってた。
はるみのひとり言
2014年9月29日


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