縞模様のパジャマの少年:作品を観た感想(23)

縞模様のパジャマの少年
★★★★とても胸が苦しくなる映画ですが、それだけ心に刺さる映画だということでしょう。鬱映画ってなるほど、ね…。部屋の中を決して映さないところが、むしろその深い悲しみと悲惨な出来事を伝えてくるようだ。
いやいやえん
2020年4月29日

【 縞模様のパジャマの少年 】ブラックアウトのラスト
ホロコーストものでは珍しいナチスドイツ側から描いた作品である。声も出ない衝撃…ブラックアウトしていくラストとともに、沈み込む…。ストーリーは当時のナチスの家族としてはあり得ないと思えるほどファンタジーなのに。これが差別が起こす悲劇。
映画@見取り八段
2014年3月29日

『縞模様のパジャマの少年』'08・英・米
野暮は、言いっこなしの映画。今は野菜の皮を剥いているパヴェルが、かつては医者だと知ったブルーノが駄目な医者だったんだと思うのは当然の考えで、駄目な医者でもないのに、ユダヤ人という理由だけで皮むきをさせるのが当たり前だと考える方が、おかしいもんな。弟思いの優しい姉グレーテルが壁にヒトラーを張り、何の疑いも無くナチスの考えに毒されていく姿で、良くも悪くも子供は変わってしまう教育の大事さを、改めて感じたよな。最後、観客の予想を裏切ったけど、観客の期待も裏切っちゃったな^^;
虎党 団塊ジュニアの日常
2010年11月11日

縞模様のパジャマの少年 (2008)
★★★★ これは衝撃的でした。"知らない"という事が驚愕のラストに繋がります。観てる側が必死に祈るばかり…感動作となっていますが、観終わったあとは感動よりも凹みましたよ。純粋な子供の視点から描いたホロコーストの悲劇。かなり胸に刺さります。もう一つ、コワいなぁと思ったのはブルーノの姉グレーテル、徐々にナチス化していく描写はそりゃ〜怖い。家族にも知らされない父親の極秘任務、内情を知って母親が父親を人間として見なくなり憔悴していく様子はこれまた絶妙です。凹む事間違いナシですが、良い作品です。
肩ログ
2010年3月12日

縞模様のパジャマの少年/The Boy in the Striped Pyjamas
★★★★★ 子供も大人も演技が素晴らしいです。決して台詞の多い映画でもないのですが、皆凄まじい目力で、観客に心情を訴えかけてきます。戦時下という極限状態の中でのその目は、あまりにも痛切です。戦争映画が苦手という人にも観てもらいたい、また観やすい映画なんじゃないかなと思います。95分と短く纏められてるのも観やすい理由ですね。欲を言えば、個人的にはドイツ語で観たかったですが、細かいところにツッコミさへしなければ、非常に優れた作品です。
映画を感じて考える
2010年3月6日

縞模様のパジャマの少年
純粋すぎることは、本当に残酷で悲しい..。好奇心に満ちた無邪気で純粋な8歳の少年がはじめて出会うユダヤの少年。ようやく見つけた友だちがユダヤ人、、友だちの置かれている状況を、彼の知っている世界ではまだ理解できるものではなかったのでしょう。そして…大人の子供への配慮が悲劇を生んでしまうとは誰も思わない..。決してそれが間違った選択だとはいえないけれど…。少年が"農場"へ向かう林や小川の情景が綺麗で、その裏側に恐ろしい出来事が起こっていることさえ隠してしまいそう。無邪気すぎる2人の少年の約束が、寒気がするほどです。
ひばなのシネマの天地
2010年2月26日

縞模様のパジャマの少年 [DVD]
★★★★ はっきり言って言葉にならないどう言っていいのかわからないくらいの衝撃的な作品でした。キーワードだけでそこがどんな所なのか、どんな状況なのかはすぐわかります。パジャマを着た使用人が実は医者だったということだけでも、この人のこれまでの悲惨な状況が浮んできます。このブルーノとシュムールとの友情が純粋なだけにこわいです。ホロコーストを描いた作品はたくさんあると思うのですが、子供がメインだっただけに見終わった後ボーゼンとしてしまいました。しばらく席は立てなかったですね。戦争の怖さをまた改めて感じた作品でした。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年2月9日

縞模様のパジャマの少年
★★★ ストーリーは皮肉な悲劇へと突き進むのだけれど、あまりにも登場人物の気持ちのブレがなさ過ぎるような印象があって、まっしぐらに話がうまく行き過ぎているきらいがある。何度も特定の少年同士がフェンス越しに会話していたら警備兵に見つかっているはずだ。悲劇のための小道具に無理があるというか。実は皮肉にも、そのことで人間らしく悩んでいたのは収容所所長になった父ではなかったとさえ思わせる。彼も少年を思い違いしていたのだろう。自分の8歳の時よりもっと純粋だったとは思わなかったという思い違いを。
佐藤秀の徒然幻視録
2009年12月18日

縞模様のパジャマの少年
戦争シーンはまったく出てきませんが、戦争で犠牲になるのは子供なんだと言う事を改めて思い知らされた気がしました。一番悲しい結末が用意されてて、涙が出ると言うよりも本当に胸が張り裂けそうでした。軍人である事を誇りに思っている父親と祖父、旦那の昇進を喜ぶ妻、祖母だけが皮肉を言っている。旦那が昇進してからしている事を知って態度が変わる妻の姿。その対照的な感じはとても興味深く見ました。子役の2人、エイサ・バターフィールドとジャック・スキャロンの演技に脱帽しました。
Diarydiary!
2009年11月7日

縞模様のパジャマの少年
★★★★ 結末は衝撃で涙も声も出ず、微動だに出来なかった。この映画は子供の目線が実に上手く描かれている。新しい屋敷、奇妙な使用人、退屈な家庭教師、森の木漏れ日等その目線で、子供の世界と大人の事情と状況が両方わかる。子供たちの秘密の作戦からのテンポの良さ。心臓がバクバク言いました。悪いことばかり想像します。そして救いようがない結末。この結末に疑問を持つ人もいるかもしれませんが、私はこの結末しかないと思います。映像も綺麗ですし音楽も合ってます。95分よくまとまっています。
映画、言いたい放題!
2009年10月8日

☆縞模様のパジャマの少年(2008)☆
★★★★ 自分の想像をはるかに超えてしまったショッキングなラストは、かなりキツかったです…。恐怖と衝撃で、しばし呆然としてしまったという状態でした。戦闘シーンもない、血も流れない…なのに人の心を狂わせる戦争の恐ろしさ、愚かさをいやというほど思い知らされました、、。すべてのドイツ人がみんな悪いというような一方的な描かれかたは、していなかったように思います。その一方、ナチスがユダヤ人にどれほどの事をしてきたのかと言う事実も見せつけています。
CinemaCollection
2009年9月21日

縞模様のパジャマの少年
★★★★★ 心が痛い。これは後引きます。自分の父親の仕事がどんなものかも含めてブルーノ少年はいま何が起こっているのかを知らない、と言うか知ろうとさえ思っていない純粋無垢な存在として描かれています。そして、知らないということがこんな悲劇を生むことになろうとはブルーノ自身も分かっていなかった。言わば全ての出来事がブルーノにとって最悪な結末へと繋がるイントロダクションだったわけで。ここまで鋭く戦争の惨たらしさを描いた作品として秀逸です。
映画道
2009年9月3日

縞模様のパジャマの少年
あまりにも哀しいラスト。帰る足取りも重たかった。とはいえ凄い映画でした。知らないとは言え、シュムエルになんでずっとパジャマなのとか残酷な質問を繰り返すブルーノを見ていると、無知であることは罪なことなんだなぁと考えさせられた。それ以上にユダヤ人であるだけで収容所へ入れられ、あげく父親を処分されてしまうシュムエルを想うとブルーノ以上にやるせない気持ちで一杯になる。今年観た映画の中でもとても印象に残る映画でした。
だらだら無気力ブログ
2009年9月3日

『縞模様のパジャマの少年』(2008)/イギリス・アメリカ
★★★ 子どもって無垢です。無垢な心を持っている反面、残酷なことも平気でする。それでも無垢なあまり、人を信じてしまうのもまた子どもであり。その無邪気さが仇となっていきます。まともには見られないほど哀しいです。ナチスが物のように扱ったユダヤ人たち。だけど人は人であるから。運命のいたずらで、人を絶やすための知恵が自分たちに牙を剥くことだって時にはあるかもしれない。戦争って何だろう。いつもこういう映画の後は考えてしまいます。
NiceOne!!
2009年9月1日

「縞模様のパジャマの少年」
"感動した!"というコメントが多い中、子供たちの姿(宿命)があまりにも哀しくて二度と観たくない映画がまた一つ増えた。8歳の無邪気な少年の目を通して描かれた作品ながら、ユダヤ人パヴェルに対してコトラー中尉や将校の父親の取る行動が、ブルーノの心に強烈なダメージを与えたのじゃないかと感じたりもした。ラスト、泣き崩れる母親の姿は辛くて、辛くて、胸が痛くなる。
ヨーロッパ映画を観よう!
2009年8月28日

縞模様のパジャマの少年
★★★★★ この物語においてこの少年2人の演技というものが後半の衝撃への度合いをマックスまで高めていると感じた。子供同士の時には残酷な、時には無邪気な触れ合いをなかなかできないような演技を通して描写しているため、観客はユダヤ人と非ユダヤ人の心温まる触れ合いを描いていると観ていて思わされる。まあ観終わるとあの衝撃が心に響くため非常に鬱々とした気持ちになるが、観ている側にすんなりと差別というものの浅はかさを提示してくれていた良作だ。
Memoirs_of_dai
2009年8月23日

いい世の中の指針とは? 「縞模様のパジャマの少年」
ナチがらみの物語は次々と生まれる。 ある意味ではネタの宝庫だ、 ナチというのは。 本作は"衝撃作"などと表現されているが、 少し違う気がする。 すごく感情を揺さぶられる話だが、 確信犯的すぎる。 あざといとも思える。 しかし映画を見る限り そんなイヤらしさを感じさせないのは、 少年たちのあどけなさ、 そして監督の力量ゆえだろう。 大人が子供に教えることなんて一つや二つあればいいほうで、 子供から教えられることのほうが多いに違いない。 "イヤなことはやる必要がない!"
シネマ走り書き
2009年8月21日

「縞模様のパジャマの少年」少年の無邪気さが恐ろしい事実を
★★★★ そこで何が行われているかは家族にさえ話せない秘密だった、のどかな田園地帯にはおよそ似つかわしくない恐ろしいことがそこで行われていた。少年にしてみれば、可愛がってくれる父親が話す言葉を信じるのだろうし、「知らない」ということが罪とも思えるが実際にはどうしようもなかったことだろう。なんとも冷酷なラストで驚く。戦争の狂気の中では人間一人の命がいかに粗末にされたか、とても悔しいし残念なことだ。
soramove
2009年8月20日

[映画『縞模様のパジャマの少年』を観た]
家の雑用をしていた「パジャマ姿の男」は以前は医者であった。医者といえば、尊敬に値される仕事をするものである。それが、ただひたすらに、ドイツ軍人にゴミ屑のように扱われるのである。私はこの「元医者のユダヤ人」の存在が一番心苦しかった。全ての登場人物が、主観的にも、物語上での客観においても、猜疑心国家としてのファシズム政権下を如実に体現していた。その中でブルーノだけは純真で、「禁じられた遊び」に突き進むのである。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2009年8月15日

*縞模様のパジャマの少年*
郊外の農場周辺の小花が咲くきれいな小川のせせらぎや緑あふれる森の美しさなど印象的です。残虐な映像はほとんどなくて、人が焼かれる煙、つみあげられた"パジャマ"などが淡々と描かれて見ている私たち観客の想像力に任せられる。・・が、ラストにかけてはスリリングでテンポよく一気。あまりのことに"あぜん"とし、キョウレツなインパクトを与えられたまま終わりました。純粋で無垢な少年の目を通すことによって心に迫る作品となってました。
Cartouche
2009年8月15日

縞模様のパジャマの少年 / THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS
★★★★ スローな作品ではあるけど、後半に向かっていっきに魅せつけていく。シンプルではあるけど、訴えているものは力強い。予想ついちゃったけどとても悲しいエンディング…。純粋だからがゆえに招いた悲劇でラストはかなり重い。感動とかではないんだけど観たあともなんだかずーっと心にずっしり残る余韻。同じ人間、誰がいい悪いをジャッジ出来るというんだろう。皆仲良く平和に生きる事は不可能なんだろうか?? 怒りとともに、そんなことを考えさせられる1作でした。
我想一個人映画美的女人blog
2009年8月13日

映画「縞模様のパジャマの少年」を観た感想
★★★★★ あまりに衝撃的なラストで涙も声も出なかった。席を立ってからもまだ信じられない思い。ドーンとくる思いは家に着いてからも続いた。とにかく「ビックリした」「衝撃を受けた」「ショック」なのだ。夏休み、娯楽映画ももちろんいいけれど、この映画だけはぜひ観るべきだ。とにかくすごい。
映画初日鑑賞妻
2009年8月10日

縞模様のパジャマの少年
★★★★★ 余りに衝撃的なラストでした。上映終了後も暫く呆然として席が立てなかったほどです。その時は涙もでなかった…、でもエンドロールを観ている内に気が付くと涙がポロポロとこぼれ落ちました。人間とはなんと愚かなのか。こんな馬鹿げたことを本当に正義だと信じて行ってきたのか。面白い?感動?この作品の魅力?違う、そういうことじゃない…。この作品はそういうことじゃないのです。ホロコーストを描いた作品は多いですが、本作のようなタイプは初めてでした。必見です。
LOVE Cinemas 調布
2009年8月10日


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