午後8時の訪問者:作品を観た感想(9)

午後8時の訪問者
★★★★ 貧困者が多い地区で、社会問題をおりまぜつつ、人間心理を鋭くえぐる話でした。ジェニーの後悔や葛藤、事件の真相など、静かな映画ではあるけど、引き込まれました。
Spice -映画・本・美術の日記-
2017年7月8日

「午後8時の訪問者」:監督も主人公もダウナーで辛い
映画『午後8時の訪問者』は、あの「暗い名匠」ダルデンヌ兄弟の新作。昔に較べると、娯楽作品的なストーリーをきちんと描いたりはしているのですが、やはり本質は暗いですねえ。この主人公の女性が好きになれません。常に「お金払って観るってのに、しんどいなあ、つらいなあ」と思ってしまうダルデンヌ兄弟作品ですが、なんだかんだ『ロゼッタ』(1999)以降は全作品観ていたりしる大江戸なのでした。
大江戸時夫の東京温度
2017年5月13日

午後8時の訪問者
★★★★ 邦画やアメリカ映画ならもっとエンタメぽく盛り上げたでしょうが、さすがヨーロッパ映画。地道な視点が、医師だからこそ社会の矛盾にきずくというかたちで、心に残る佳作に仕上げました。
映画好きパパの鑑賞日記
2017年5月6日

「午後8時の訪問者」
人が、人として高潔である、自身の人生と他人の人生に対して等しく誠実である、それは一体どういうことなのか?ということが真っ直ぐに心に届く作品。アデル・エネルは終始淡々とした演技で、ともすれば感情の抑揚が感じられないが、それが逆にジェニーのインテリジェンスと硬い決意を表しているようで好感の持てる演出である。
ここなつ映画レビュー
2017年5月5日

午後8時の訪問者
★★★ 全体的にとても地味な作品ながら、物語の展開はまずまず面白く、最後まで飽きさせません。診療所で次から次へと訪れる患者にテキパキと対応するジェニーの姿を見れば、黒澤明監督の『赤ひげ』(1965年)を思い出す人も多いでしょう。
映画的・絵画的・音楽的
2017年4月28日

『午後8時の訪問者』('17初鑑賞38・劇場)
★★★ 環境音以外の音が一切かからないので、人によっては退屈で眠ってしまうかも。フランス?ベルギー?の移民に対する差別が根底に流れているのだなと感じました。日本では少々解りにくいテーマなのかもしれません。これ、人間ドラマとして宣伝したほうが、もっと印象も変わると思う。集中力が鍛えられる作品でした。
みはいる・BのB
2017年4月22日

『午後8時の訪問者』 ミニマルな映画
必要最小限の要素でつくられた、ミニマリズムの映画。とてもぶっきらぼうな映画なのに最後まで引き込まれるのは、女性が誰なのか、なぜ殺されたのかの謎を追う、サスペンスの要素だけは引き算の果てに残しているからだろう。サスペンスやミステリーなどのジャンル映画が好きなので、そこに惹きつけられる。
Days of Books, Films
2017年4月19日

『午後8時の訪問者』 何がジェニーに起ったか?
原題は「La fille inconnue」。「見知らぬ女の子」といった意味らしい。主人公を追い続けるカメラなので、観客は常に主人公に寄り添うことになるために主人公に対する共感の気持ちも生まれるだろう。最後に明らかにされるいくつかの打ち明け話がジェニーに対して決定的なものをもたらすわけではないために、主人公がただの視点人物に成り下がり、いささか共感に欠ける作品となってしまっているようにも思えた。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2017年4月16日

午後8時の訪問者(LA FILLE INCONNUE)
ベルギー・フランス合作のサスペンス映画です。個人的にはドラマという気もしてますが・・。サスペンスっぽい要素は比較的薄めに感じましたが、いい映画でした。
シネマクマヤコン
2017年4月14日


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