ラースとその彼女:作品を観た感想(33)

ラースとその彼女 (2007)
★★★★ ジワジワくる良い話です。説明過多にならず、それでいて物足りなさもあまり感じず。ラースを演じたライアン・ゴズリングは絶妙でした。兄夫婦のガスとカリンも最高です。とにかく出てくる人それぞれが良い味を出してまして、多くを語らずしも表情や演技力だけで、その人間のサイドストーリーが見えてくるようで物語に深みが出てきたように思えます。派手さも山場もない淡々とした物語ですが、雪が積もる静かな田舎町が印象的でチョッと笑えて心温まる、良い作品でした。たまにはエエですよ、こんなのも。面白かった!
肩ログ
2011年6月30日

映画『ラースと、その彼女』を観て
「ビアンカ」の登場に、住民も受け入れることを躊躇わなかったところは良かった。リアル・ドールが恋人という設定は、脚本がしっかりとしていないと全く相手にされないのだが、ここでは「ビアンカ」が登場したことで、住民達の絆や人間関係を改めて考えさせられたりする。タイトルにある「その彼女」とは「ビアンカ」ではなく原題にあるように「Real Girl」である。結局ラースは、今度は別の悩みが発生して、彼が下した結論は…。ライアン・ゴスリングは、内気な田舎の青年が住民達に助けられながら幸せを掴む様子を好演していた。
KINTYRE’SDIARY
2011年1月23日

『ラースと、その彼女』
なんということ。登場人物の中に誰一人わるものがいない。人形に恋した青年という奇抜な設定でありながら、結果こんなにも優しい物語に仕上がってしまうなんて。ラースを取り巻くちいさな町の全ての人がこんなにも温かい。邦題もいい。ラースと、という句点がとてもいい。"その彼女"へと続く一瞬のマが物語をうまく語っている。丁寧に作られた脚本の素晴らしさ。コメディ仕立てにすることもできたはずなのに、繊細な心模様を汲み取るヒューマンドラマとして帰結させた。脚本中においてもビアンカはひとりの女性として扱われていたと思わせるほどに。
シネマな時間に考察を。
2010年4月2日

『ラースと、その彼女』'07・米
ラースを演じるのが[きみに読む物語]のライアン・ゴズリング。恋人を作るきっかけにと、お婆ちゃんから貰った花を放り投げるラース(笑) ネットで知り合った彼女と紹介されたのがラブドールで、兄夫婦は呆然^^; 親切で優しいラースは、町の人みんなに好かれてたので、ビアンカをラースの彼女として接してくれた。ビアンカの言葉は、ラースの言葉でもあるんやね。マーゴのテディベアに、ラースが心臓マッサージ人工呼吸する場面は、ええな。現実では、異質なものに対し排他的やけどもう少し温かく受け入れる勇気を持つべきって事やね。
虎党 団塊ジュニアの日常
2010年3月30日

ラースと、その彼女
うわ〜ぁ。これは好きだ〜。不幸な生い立ちのラースが、あまりにもピュアな存在で、カリンは戸惑いながら誰よりも協力してくれて、こんな風に流れていくのだとは予想がつかなかった。戸惑いや揶揄の後に心を寄せてくれる住人たちの距離感も、映画の尺も、俳優たちの個性も、交えられるユーモアも、みんながちょうどいい大きさ、ちょうどいいバランスでまとまっている。町の人たちの間で役割を与えられていく加減も、ラースの僅かずつの変化の度合いも、何気ない形で潜まされた伏線もちょうどいい匙加減。小さくても素敵な作品。オススメです。
悠雅的生活
2010年3月25日

ラースと、その彼女
優しい視点で描かれたとても素敵で愛おしい映画。世の中そんなに捨てたもんじゃないよ。と、周りの人達の善意が大切な事を再認識させてくれた。最初は、みんなと笑っていましたが、彼のために町のみんながリアルドール"ビアンカ"の存在を受け入れて行く。その優しさが、心地よい温かい気持ちにさせてくれる。町のみなが、彼女に色々な仕事もさせる。美容院で髪を切って、お洒落もしてくれる。なんとも微笑ましい。口が開いていて、ちょっと怖いビアンカなのに徐々に可愛いく見えてくる。オススメです。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月22日

ラースと、その彼女
★★★★ 好きな映画です^^ 最初に流れる音楽がまず好み。そういうことあるかも。ビアンカを受け入れていく町の人々がいい。ラースのことを皆が大事に思っているからです。愛されるってこういうことなんだって思いました。どの人も他人には見えない傷みを抱えてる。人に触れられると痛みを感じるって辛いだろうな。でもそれを受け入れることができる環境っていいなと思います。そして町の人々たち自身も変わっていく。お葬式での牧師さんの話は心に染みます。どんなことにでも意味がある。こんなふうに優しくなれたらいいな。そして自分も変われたら。良い映画です。
映画、言いたい放題!
2010年1月5日

ラースと、その彼女 [DVD]
★★★★ 事情を聞いた町の人たちがとってもやさしくて協力的。普通なら気持ち悪いとか気がおかしくなった…と思うだろうに、ビアンカを人間として接してる姿が素晴らしい。ラースの人柄を良く知ってるからなんでしょうねぇ。ヘンな親切心だったり、同情心じゃなくウソくさくないやさしさに感動しました。精神科の先生が言う"ビアンカが現れたのには理由があるのよ"というセリフが好き。確かに理由があったと思える素敵な作品でした。アカデミー賞脚本賞にノミネートされただけあるなー。
映画鑑賞☆日記・・・
2009年8月18日

ラースと、その彼女
ラースが人を避けようとするのは、母が死んだようにその人もいなくなってしまうんじゃないかと恐れているから。触れるというのを恐れているのもそのぬくもりの喪失が怖いんでしょうね。だから心が「痛く」なる。現実にはぜったいにありえない町中の人々が愛する青年に手を差し伸べるという作品。一見非常に痛々しく荒唐無稽な印象ですが、その根底にあるものは心の再生や人々のあたたかい絆なんだよね。また、自分の気持ちを受け入れるというラースの成長も描かれる。
いやいやえん
2009年8月17日

ラースと、その彼女
★★★★ 期待通り、ミニシアター系のほのぼの感が漂っていて、良い作品だと思った☆ラブドールを本物の彼女だと思っている設定は、普通に考えると物凄く笑えるところなのに、ライアン・ゴズリングが繊細なラースを見事に演じていたので、ラースに対して笑いはおこらなかった♪街の人たちも、ラースの言動を笑ったり、からかったりしないところが良い!やさしく受け入れていく姿には感動してしまう♪笑えたところはラースの兄夫婦! 独特の間ですごい笑えるし、大いに納得できる(笑)
Addict allcinema 映画レビュー
2009年8月9日

ラースと、その彼女 コミュニティが人を支える
人間はお互いに理解しあい、支えあうことが大事だということであろう。単に支える、応援するではなく、理解するということが、これらの映画をハートウォーミングなものにしている。リアルドールを恋人にするというと、とてつもなく危ない際どいものに感じられるが、決してそうではなく、実はペットやぬいぐるみを家族や友達のように扱い、言葉をかけるのと同じことではないか。
映画と出会う・世界が変わる
2009年3月17日

[映画]ラースと、その彼女〜身につまされ過ぎ
ラースが放っておいて欲しいのに、なにかと構う兄嫁はなにか心理的に問題があるんじゃないか、とか言うんだけど、それはそれで正しいと思ったり。でも人形との付き合いと人間との付き合い、その最大の差は体温。湖でのキスは人形との冷たいキスではなく、死体とのキスだったんだろうな。あのキスと、素手でのマーゴとの握手の対比。手袋を脱ぐ、というワンクッションの演出が地味に効いてた。
NOW HERE
2009年2月2日

ラースと、その彼女 を観ました。
ビアンカが現れたときの衝撃度合いは、ガスとカリンと同じくらい?口あんぐり?でした。しばらくはあり得ない〜なぁんて思っていたのですが…あのバーマン医師の穏かな眼差しと、その真摯な対応にラースが変っていくところを、とても穏かで温かい気分で見守れました…。街の人も温かいのよね。そんなところで暮らしてみたいなぁ…。それにしても、ライアン・ゴズリングってすごいですね。注目の役者のひとりになりそうです〜。
My Favorite Things
2009年1月23日

『ラースと、その彼女』
ビアンカを受け入れ、ラースを見守ってくれる街の人々はとても優しい。特に老女たちの「悲しみにはそっと寄り添う」というあり方はこちらまで泣けてくる。う〜ん、とにかくいろいろ微妙。街の人たちの優しさはそっと心にしみるのですが、あの兄嫁は脅威です。ラースも彼女に追い詰められたんじゃないの?とか穿ったことまで考えてしまう。コミュニケーションって本当に難しい。
待て、しかして希望せよ!
2009年1月15日

ラースと、その彼女
ラースは自分から自主的に関わることはできても、相手から関わりを求められると苦痛に感じてしまう。カリンとマーゴに追い詰められたのが直接のきっかけで、自己防衛手段として見つけた逃げ道がビアンカだったんだと思う。the Real Girl(その彼女)は、リアルドールから現実世界の生身の女性へ。ラースが自分の感情の変化に伴ってビアンカとの関係を変えていき、そしてラストに向けて・・・あぁ、、ラース(T□T)
I am invincible !
2009年1月15日

『ラースと、その彼女』@シネリーブル池袋
★★★ やっぱり最初の方は笑っちゃいます。どう考えたってラース、いっちゃってるでしょ。だけど街の人たちはみんな優しいんです。ラースとそのリアルドールの彼女・ビアンカを受け入れてあげるのが本当優しくて。他人が抱える心の傷はそう簡単には理解できるものじゃないですからね。心温まるいい映画だったとは思います。でもレビューの高評価に納得ではなかった。私は町の人たちと同じように接する自信はない。
映画な日々。読書な日々。
2009年1月14日

映画「ラースと、その彼女」
★★★★ 田舎街の人々の彼に対する優しさがなんとも言えず微笑ましい。そんな彼を片思いする女の子がいたり、ビアンカ(彼女の名前)を雇う人がいたり、病気の時には救急車も。そんな人々に見守られながら、でも心の中では少しずつ人形にはないものを求めていく。ビアンカを愛しながらも心には葛藤が…その彼が愛おしい。笑えるけど見終わったあと、何かほんわかとしたものが残る作品でした。
徒然なるままに
2009年1月13日

ラースと、その彼女
★★★★ ヲタク系かと思いきや、心にジワ〜っとくるお話。ビアンカを紹介された兄夫婦の反応には、堪えきれずに大笑い。義姉はじめ町の人たちの、ラースの人柄を知っているからこそのビアンカとのやりとりは、微笑ましかったです。人々の優しさをラースが感じるほどビアンカとの別れが近づいてくる。町の人が最後まで、ラースと同じ目線でビアンカに接していたのにはホロリときました。この展開は新鮮で感動しました。
☆試写会中毒☆
2009年1月13日

「ラースと、その彼女」
コメディっぽいパッケージですが、非常に人間の真実に直結した映画でした。賞も沢山取ってます。何も知らない、もしくは先入観なしに観て欲しい映画なんで、くわしくは書けません。非常に完成度の高い出来になっていると思います。この監督と脚本が素晴らしいですが、役者も複雑なテーマをよく理解して演じたなと感心しました。本当に深いことをうまく撮っていると思います。
クマの巣
2009年1月10日

*ラースと、その彼女*
深くそして温かな映画でした。人と握手することさえ苦手なラース。でも"何か"をきかっけにして心を開き、コミュニケートすることの楽しさを知ってほしい。そういえば女の子にとって人形遊びは普通のことで、それがただ成人男性だったからちょっと奇異に映ってしまっっただけのこと。"ちょっとした違いは大目に見る、偏見をなくす"これは私たち社会への大きなメッセージでもありました。
Cartouche
2009年1月9日

【ラースと、その彼女】
これすごーく好きな映画でした!兄夫婦も街のみんなも職場の同僚もみんなビアンカと、ビアンカを生きている彼女のように扱うラースに驚いて衝撃は受けるけれど、とても温かく迎えてくれる。そのやりとりがとってもいい!ラースの見える時だけそうすればいいってことじゃなくて、ちゃんとビアンカに対しても誠意を持って接している。カリンがラースにぶつけた言葉…。すっごく納得。とってもいい映画です〜♪
日々のつぶやき
2009年1月9日

ラースと、その彼女
素敵なハートフル・ドラマでした♪この映画には、いやな奴は一人も出てきません。優しく人形に語りかける青年と、彼を心配し、ただ見守る兄夫婦。彼を心配し、温かく受け入れる町の人々。そして、彼の心の軌跡をみつめこころの声を聞く医師。ビアンカを得てラースの生活は変わります。可笑しな話ではあるけれど、大切なたった一つのことを描いてると〜っても素敵な作品でした。
to Heart
2009年1月8日

ラースと、その彼女
なかなか良い映画でした。リアルドールを彼女にしたラースの滑稽さに笑ってしまうのですが、話が進むうちに兄夫婦や町の人たちがビアンカを一人の女性として扱い、ラースを心優しく見守る周囲の人たちの姿に心温まりました。あと、ラースがマーゴのクマを蘇生させるシーンはすごい良かったです。ラースからビアンカを紹介されたときの兄夫婦が固まったシーンはおかしすぎて最高に面白かったです。
だらだら無気力ブログ
2009年1月8日

ラースとその彼女
★★★★★ ビアンカが病院に運ばれて人工呼吸器をつけるシーンは、おかしいんだけど、じーんと胸が熱くなった。それもこれも、みんながラースのためを思って…。なーんていい町なんだろう。ほのぼのさになぜか涙が出て、温かい気持ちになった。
映画初日鑑賞妻
2008年12月30日

ラースと、その彼女
* ラースと、その彼女 http://lars-movie.com/ イマージネーションを豊かに動かせば、いろんなことを考えさせてくれる映画だった。物語はほとんど知らないので(予告編で観ただけ)、
Art- Mill  ぁコとみる
2008年12月23日

ラースと、その彼女
★★★★★ 良作! ラースの心の病が一体どこにあるのか、丁寧に描かれていくうちに、なんだか胸がキュンと、痛くなってしまった。田舎の町で起きた、奇妙な出来事。後ろ指を差されたり、からかったりする代わりに、町の人々は、ラースの話に合わせて、その人形ビアンカを受け入れていく。彼らの優しさがとても温かくて、ラースの孤独が痛くて、寂しくて、すごくすごく感動してしまった…。そんな、不思議な物語。
レザボアCATs
2008年12月23日

「ラースと、その彼女」
中途半端な演技力だと痛々しくて観ていられない物語だと思います。主人公ラースを演じたライアン・ゴズリングをはじめ、出演の役者さん、みな素晴らしかったです。人間ドラマを丁寧に描いた脚本を、一人ひとりが丁寧な役作りをしていた印象。ラースの心を解きほぐしていくバーマン医師を演じたパトリシア・クラークソンも素敵でした。「人情味あふれるハートウォーミングなコメディ」という感じです。
ハピネス道
2008年12月21日

『ラースと、その彼女』
★★★★ ちょっと笑えて、キュッと胸が痛くなって、ホッと心が暖まる…そんな物語。ラースは人形を恋人と慕い、その姿は確かに異様。そんな中で決してラースを嘲笑することなく彼を支える人達の愛は何にも代え難い。ラースは1人ビアンカと向き合いながら、自らトラウマと闘っていたのかもしれない・・物言わぬビアンカだけが、彼心の扉を叩く事が出来たのかも・・人は人の愛で変わることが出来る…さり気なくそう思わせてくれる、素敵なお話でした。
Sweet*Days**
2008年12月20日

「ラースと、その彼女」
面白くて温かい作品でした。ラースを演じたライアン・ゴズリングがすごくいいです![君に読む物語]とはまるで別人!優しくてシャイなラースがピタリとハマってました。町の人々も優しい。最初は驚くが、徐々にビアンかを受け入れる。その温かさに観ていて心が和んだ。スッキリとした表情になったラースは、これから恋をして、幸せになれるだろう。そんなことが感じられるラストだった。
It's a wonderful cinema
2008年12月19日

ラースと、その彼女/Lars and the Real Girl
★★★ 細かいところでちょこちょこ笑える。設定がおバカ映画っぽいけど、内容はけっこうちゃんとしたドラマ。ハタから見たら変態もしくはかなりアブない男。でものラース、見ていて単にバカに出来ないというか、ちょっと可哀想に思えてくる。ひとりぼっちで愛を知らなかった男が、一つの愛を見つけるまでのきっかけになったリアルドール。ラースの成長物語。ちょっと気持ちあったかくなる作品でした〜♪
我想一個人映画美的女人blog
2008年12月18日

ラースと、その彼女
コミカルで心が温まるような作品でした☆ラースとビアンカに接する住民たちの優しさに嬉しくなりました。ラースが、人形が行動的になるにつれて少しずつ精神的に大人になっていくところがとても面白かった。人形との社会性を通して、ラースに人としてのあり方を教えていく住民たちの温かさも素敵でした。明るい未来がやって来そうな予感を感じさせるラストシーン、こんなに面白い物語ならアカデミー脚本賞ノミネートもなるほど〜と思った1本です^^
とりあえず、こメントです
2008年12月17日

Lars and the Real Girl / ラースと、その彼女
★★★ ブラジル人のビアンカは隣人の弟を気に掛けるエミリー・モーティマー好演の兄嫁や、小さな寒冷地の街の女性陣にはすんなり受け入れられます。兄を含めた男性には茶化されますが、何となく純粋な住人が多くひどい話にはなりません。小ぶりですが引き締まった構成と雪景色やスモールタウンの描写に好感が持てました。ボーリング場のシーンが何故か印象に残る、寒い日に見たい心温まる映画でした。
表参道 high&low
2008年12月17日

ラースと、その彼女☆独り言
ビアンカを紹介された兄夫婦が、びっくりしながらも受け入れていく過程がいいんですよねぇ。いくのも普通ではありえないことなんだけどラースという青年に対する周囲の人々の優しい心がじわじわ〜っと染みてきます。ひとりの青年の心の成長と、それを静かに見守る人々の冬から春への物語・・・閉ざされた心は、ビアンカとの出会いと別れを経て雪解けの季節に開かれます。地味だけど、素敵な作品でした。
黒猫のうたた寝
2008年12月17日


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