この世界の片隅に:作品を観た感想(20)

映画『この世界の片隅に』若妻すずのほわ〜っとしつつしなやかな強さ
18歳で嫁いだすずが良い。ほわ〜っとした、優しい雰囲気を、醸しつつ芯のしっかりした、若妻すずさんが、ステキ。私も、そんな奥さん・お母さんに、憧れるナ。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2020年11月28日

『この世界の片隅に』を早稲田松竹で観て、
★★★★超ちゃんとした映画。「のん」の宛て声が上手い、上手くないは私、あまりよく分からないのだが、こういう人はこういう声を出しそうだなという「似合った」声だった。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2019年1月20日

「この世界の片隅に」☆ほのぼのと過酷
どんな状況でもすずさんの周りには笑顔が絶えないところが実にいい。食べるシーンがとても多い。食べること=すなわち生きることなのだ。あれだけ悲惨な原爆の様子を、有り得ないほどふわりとした絵で描いたこうの史代は本当に凄い。
ノルウェー暮らし・イン・原宿
2017年1月26日

「この世界の片隅に」
★★★ すごく評判がいいようだけど…。ヒロインが迷子になったときに、ある女性と出会うエピソードが印象に残る。
或る日の出来事
2017年1月22日

【映画】この世界の片隅に
★★★★★ 思いのほか笑いが絶えない作品になっていてちょっとビックリ。当然ながら当時の暮らしを知らない者としては、主人公・すずの暮らしぶりを通して当時の人達はどんな暮らしをしていたのか疑似体験することができ、とても見応えを感じた映画でした。すずのキャラクターが何とも言えないおっとり感、のほほんとした性格で、とても癒されたなぁ。当時の人々が耐えて耐えて生き抜いてくれたからこそ今の時代があるんだなと、再認識させられた映画でした。絵のタッチの優しさも印象深かったです、お義姉さんのキャラクターも何気に好きだったなぁ。
ただただ映画を楽しんでる人のブログ
2017年1月14日

『この世界の片隅に』:戦争の「当事者」としての庶民 @ロードショウ・シネコン
★★★★★ 前半で、じっくり生活を描くことで、終盤が活きてきた。青い空に踊る爆雲を、すずが描く絵筆から落ちる絵の具を用いて、表現する、このシーンの表現手法が素晴らしい。もうひとつ表現手法で素晴らしいのは、すずが幼い義姪を連れて、不発弾の爆発に遭うシーン。こんな時代に戦争の話をアニメーションで描こうとした意義はあった。
キネマのマ〜りゃんひさ映画レビュ...
2016年12月7日

『この世界の片隅に』('16初鑑賞106・劇場)
★★★★★ ほんわかとした絵柄、のんちゃんのピッタリと合った声、ほのぼのとした日常。前半のゆったりした描写があるからこそ、後半の描写が重く圧し掛かります。この作品は名作といっても良いと思う。
みはいる・BのB
2016年12月4日

この世界の片隅に
クレジットが終了した後、すべての参加メンバーの名前が流れます。ただ、参加した団体とかを見ると、やはり どうしてもこの作品を映像化したいという強い思いがあるだろう気持ちが伝わってきますね。戦争体験が無いのですが、こういう作品で、少しでも当時の庶民の生きざま、その中での生活力に触れられる体験をしたいもんです。
atts1964
2016年11月28日

この世界の片隅に  監督/片渕 須直
★★★★ 淡い色調と柔らかなタッチ、さらにふんわりしつつも細部まで丁寧に描かれた動き、そこに“天然な”のんこと能年玲奈のふんわりした声が相まって、ただ悲惨なだけではない、しなやかな優しさと苦境にも耐える強さを感じられる極上のアニメーションに仕上がっていました。普通に生きる事が難しかった時代を知って、今普通に暮らせている有難さを再確認しました。
西京極 紫の館
2016年11月27日

この世界の片隅に
★★★★★ 主人公の物語も大いに共感でき、素晴らしい感動作になっているなと思いました。本作では、終戦前後の人々の実際の生活ぶりがどのようなものであったのか、実にリアルに描かれていますし、戦争がヒタヒタと近づいて、そうした生活を根底から脅かしていく様子も大層巧みに描かれているように思います。主人公のすずと夫の周作との関係についても、微細な感情の揺れ動きまで描かれていて、見る者に大きな説得力を持って迫る仕上がりになっていると思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2016年11月25日

この世界の片隅に
★★★★★ 抑制したタッチの画風と、コトリンゴの牧歌的な音楽が、日常とその延長の戦争というものを再現しています。秀作ぞろいの2016年のアニメ映画の中でも、まさに最高傑作といっていいでしょう。本作のすずについては、のん以外のだれも演じられなかったでしょう。キャスティング力がすごい。
映画好きパパの鑑賞日記
2016年11月22日

この世界の片隅に
★★★★★ 広島県呉を舞台にして戦前から戦中・戦後の移り変わりを庶民の目から描いた傑作だと思う。70歳以下の戦後世代は是非映画館で見てほしい。日本の田舎の美しい風景を見ることができる。
とらちゃんのゴロゴロ日記
2016年11月21日

負の遺産。『この世界の片隅に 』
★★★★ 静かに淡々と進む物語であっても映像には強いメッセージが込められていて、想像以上に良いアニメ映画でした。こんな時代が本当にあったのだと知る為にも、若い人には是非お勧めしたい作品です。
水曜日のシネマ日記
2016年11月21日

「この世界の片隅に」:多くの人に観てほしい秀作
本当に素晴らしく意義深い作品を作ってくれました。本作の主人公の声を務めた「のん」の声優演技が各方面で絶賛の嵐ですが、確かに大いなる称賛に価する素晴らしさでした。泣けるから良い映画だとは全く思いませんが、本作はとにかく泣けてしまいます。と言うか、深く感情を揺さぶられます。実際に本編を観ると、広島の繁華街の再現だとか、家庭内の生活描写だとか、空襲場面のリアルさだとか、人物のやわらかさだとか、これまた称賛に値するものでした。できるだけ多くの人々に、特に若い世代と子供たちに観てほしい作品です。
大江戸時夫の東京温度
2016年11月21日

「この世界の片隅に」
★★★★★ 感動し、ボロボロ泣いた。本作は、そうした名作群ともまた違ったアプローチで、あの戦争と、その中で生きた日本人の姿を捉えた見事な秀作になっていた。すずを囲む北條家の暮らしぶりを眺めているうちに、観客はいつしか北條家で一緒に暮らしているような気分になって来る。全体に牧歌調で、温かみのある色調の背景画もこうしたのどかな暮らしぶりにマッチしている。しかし描かれる町並みや建物の描写は、色調は柔らかだが徹底してリアルである。この作品は子供に見せても大丈夫である。いや、見せるべきである。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2016年11月21日

『この世界の片隅に』映画@見取り八段
空襲映像が圧巻であった。高台から晴美さんと軍港を見るシーンはこの作品の中で切なく痛く心に残る。実写も難しいという話なのかも知れず、ここまで豊かにこの世界を表現できたこのアニメスタッフはやはり素晴らしい。この作品の のんさんは素晴らしかった。本当に素晴らしかった。声優さんたちもそうだが、映像表現、言葉、時世を描くための取材力、全て、近年作られる戦争映画の中で一番のリアリティを持って迫ってくる物があった。
映画@見取り八段
2016年11月16日

この世界の片隅に〜大きな物語への嫌悪
★★★★★ のん(能年玲奈)の独り言のような声は世慣れないボンヤリした北條すず役に嵌り過ぎていて感極まる。呉でも暇なときは軍港がよく見える高台で絵を描いている。それでも軍艦は風景の一部に過ぎず、義妹から「あれが駆逐艦、あれが戦艦大和」と教えてもらってやっと知る。このエピソード、かなり重要。
佐藤秀の徒然幻視録
2016年11月14日

劇場鑑賞「この世界の片隅に」
傑作の部類だと思います。主人公のすずの声を担当したのんさん、ほんわかしている感じで、この作品に非常に合っていました。全体を通して、やわらかいタッチの画風とすずの魅力が溢れている作品になっていました。普通に生きることの大切さを感じることが出来ると思います。音楽を担当したコトリンゴさんの楽曲が作中の雰囲気に合っていました。
日々“是”精進!
2016年11月14日

『この世界の片隅に』ウチを見つけてくれてありがとう
映画がはじまる。能年玲奈さんの声が聞こえる。その瞬間、『この世界の片隅に』の素晴らしさに驚いていた。ゆっくりとした、温もりのあるモノローグは、『まんが日本昔ばなし』の語りのようだった。はじめて観た映画なのに、私はずっと昔からこの作品に出会うのを待っていたような気がする。
映画のブログ
2016年11月14日

この世界の片隅に・・・・・評価額1800円
★★★★★ 同じ時代の広島を描いた「夕凪の街 桜の国」のアナザーストリーとも言える作品で、どこにでもある普通の暮らしが、戦争という暴力によって少しずつ崩れ、誰もが何かを失ってゆく時代の情景となって、緻密な考証に裏打ちされた美しくリリカルなアニメーションで描かれる。充実したボイスキャスト、特に語り部でもある主人公・すずさんに魂を吹き込んだ能年玲奈改め、のんの演技が圧倒的に素晴らしい。全ての作り手の想いがスクリーンに結実した、珠玉の傑作である。情報量が多いこともあって、物語の展開するテンポは非常に早く、全くダレる間が無い。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2016年11月2日


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