ブローン・アパート:作品を観た感想(8)

ブローン・アパート
★★ 情事中にテレビから流れるスタジアム中継。いいところでテロ発生、そりゃ罪悪感MAXですよねえ。これが普通に家で待つ女性だったら同情できるんだろうけど不倫中だしな。でも息子を失った悲しみは同情できる。ミシェル・ウィリアムズの息子を失った悲しみがひしひしと伝わってきて切ない…。でも夫に対してはこれっぽちも気持ちは出てこないのは? 爆弾テロも衝撃的だけれども、セラピストの勧めということで彼女が手紙のようにオサマ・ビン=ラディンへ向けて語る言葉がとても印象的でした。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年8月17日

ブローン・アパート
息子との思い出の場所である海岸で犯人の息子とテレンスと関わりあう彼女。しかし、夫の上司であるテレンスは自爆テロが起こることを予期していたんですね。慰めに近づいてきていたのは、同情だけからではないでしょう。何度も繰り返す息子の思い出で、母親の息子を思う気持ちが痛いほどに伝わってきます。こういった作品では、悲嘆にくれるヒロインが、どうやって喪失を受け入れて再生を果たすかに尽きます。でもそこがこの作品では非常に曖昧でビン=ラディンへの手紙と「妊娠」という新しい生命の誕生を受け入れたことがそれに相当するのでしょうか。
いやいやえん
2011年8月8日

「ブローン・アパート」
ミシェル・ウイリアムス。こちらの作品では、"息子はわたしの人生のすべて"とまで表現した幼い彼を亡くすという究極の悲しみに打ちひしがれる母親を体当たりで演じていて素晴らしい。ミッシェルのどこか哀れで地味な風貌が悲しみを背負った母親の辛さと相まってなお素晴らしく見える。夫レニーや新聞記者のジャスパー・ブラック、レニーの同僚テレンス・ブッチャーには名前がつけられているが、母親と息子はネーミングされていない。それがこの物語で描かれる"母親と息子"の深い結びつきを強調しているようにも思える。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年2月13日

ブローン・アパート
★★ 息子を失った女性を演じたミシェル・ウィリアムズの演技は素晴らしい。テロ後からのテロ実行犯の息子に対して自分の失った息子を投影してしまう姿や、息子を思うあまり自分を見失う姿など非常に鬼気迫るものだ。そんな主人公の演技は素晴らしいのだが、総合的に観るとどうも中途半端に観ていて感じてしまう。全体的にテロに対する批判を描いているのだろうが、物語が色々な方向へ向き過ぎてしまっているため、主題がぼやけてしまっている感が否めないのが残念だ。ミシェル・ウィリアムズの美しさが目立つシーンがあるのでファンはある意味必見か?
Memoirs_of_dai
2011年2月6日

ブローン・アパート / Incendiary /BLOWN APART
★★ んー、、最初はサスペンスだと思ってたので、何がどうなっていくのかと食い入って観てたら…。確かに、何の罪もない愛する息子を奪われたら気が狂ってしまうかも。そんな一人の母親が描かれていて、これはもうミシェル・ウィリアムズの演技力が問われる。完全になりきった姿が痛々しく、子を持つ母親なら余計に感情移入してしまうかも。でもラストで希望にするのはどうなの。1度の情事で…。うーん。ここでちょっと点数下がった(笑) エンタメ性もないので観ていて面白い映画ではない。こういうのはDVDスルーでいいわ。
我想一個人映画美的女人blog
2011年2月2日

ブローン・アパート
★★★ タイトル通りで登場する人物それぞれが皆"打ちのめされる"物語でした。自爆テロ自体は犯人が死んでいる訳ですから、必然的に怒りのやり場が自分しかない訳で。ジャスパーは彼女を見舞いますが、彼女は目もあわせません。彼を観ると自動的に事件と結びついてしまうから…。日がな一日息子の幻想とともに家に閉じこもる彼女。そんな彼女が立ち直るきっかけになったのは、皮肉にも同じ母親の心。実はここから先がどうも納得行かないというか、釈然としないというか。どうにも都合が良過ぎてスッキリと納まらないのでした。
LOVE Cinemas 調布
2011年1月27日

バルーンになった少年・・ 「ブローン・アパート」
上半身ヌード、慣れないイギリス英語でがんばっているウィリアムズだが、映画としては"未完成度が高い"。監督はアメリカ人をイギリス人化させるのが好きなのか、ウィリアムズは全編を通してブリティッシュ・アクセントで早口にしゃべる。ときに憧れもするクイーンズ・イングリッシュだが、やはりどこかぎこちなく物語に入っていけない。"扇情的"な音楽の使われ方は悲しみを煽るが、よけいにチグハグさを強調しているとも言える。先日もロシアで惨事があり奇しくもシンクロしてしまうが、原作の評判は映画化を担保するとは限らない好例になったようだ。
シネマ走り書き
2011年1月26日

ブローン・アパート
息子を亡くした喪失感が本当に痛々しかったです。ミシェル・ウィリアムズの演技が素晴らしかったです。彼女の姿を観ているだけで、子供を失った痛みが真っ直ぐに伝わって来ました。カウンセリングで勧められたオサマ・ビン=ラディンへの手紙も、とても素直な言葉で書かれていて良かったです。特にラストの手紙には泣かされました。テロという背景はありますけど、子供という希望の素晴らしさと子供の命の大切さを伝えてくれる作品でした。観に行って良かった〜としみじみ思った1本です。
とりあえず、コメントです
2011年1月22日


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