ヴィタール:作品を観た感想(2)

瞳に映える緑の木々が
塚本晋也監督と浅野忠信がタッグを組んで、世にも感動的な映画を作り上げた。この映画は人間の「生死」というものを真っ向から描こうとしている。「霊」なるものの重みを完全に把握している。何より誰かへの愛がすべての登場人物を突き動かす原動力となり、物語を起動させている。とにかくこれは問答無用で必見の一本だ
+ I N T R O +
2004年12月19日

鬼気迫る愛の詩
愛する存在の喪失をいかに受け容れるかという“喪の作業”を中心に進んでいく。主人公から記憶を奪うことや人体解剖という作業によって特異な作品となっているが、本作はこの“喪”という、誰もが一度は経験することになる作業とその現場に交錯する情念を、劇的な形で描き出しているのである。ある種カニバリズムにも似た禁忌の匂いを感じさせるが、死者との交歓を美しい自然の下で描き出したことで、本作は極めて幻想性の強い作品に昇華されている。
+ I N T R O +
2004年12月19日

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