マイ・ブルーベリー・ナイツ:作品を観た感想(7)

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
ガラス越しやミラー越しにとらえた映像が全編を通してとにかく印象的。彼と彼女の微妙な距離、立ちはだかる過去の壁、そういうものを象徴するかのよう。カフェで憂う彼女の姿をカメラとともにガラス越しまで連れて行かれた観客の私達も、その瞬間ふいに彼女との距離を得てしまう。彼女の気持ちが読み取れなくなりそうな不安な気持ちを抱くとともに、ガラス一枚隔てて眺めることで、逆に彼女の心の奥にまで寄り添えそうな気持ちさえも抱く。それが監督の作り出す"伸縮する距離感"だと感じる。それにしたって最後のキスシーンは素晴らしい。
シネマな時間に考察を。
2010年3月19日

マイ・ブルーベリー・ナイツ
歌手のノラ・ジョーンズが映画初出演。ままならなさ、とか、理性や論理で片付けられない感情の負の部分を前面に押し出していて、そういう傾向は好きなんだけど、そればっかりでウンザリしてしまった。変なカメラワークにもイラっときまくった。画質のザラザラ感やスローモーションの多様にもイラっと。要は、すべてやり過ぎな感。ただ話の構成はうまい。底の浅い映画だけど、物語のつくりは良い。
猫の毛玉 映画館
2008年10月21日

マイ・ブルーベリー・ナイツ
オムニバス形式のロードムービーって感じで、レイチェル・ワイズやナタリー・ポートマンとの出会いとエピソードがとても印象的でした。女優陣はきれいな人ばかりで、ジュード・ロウもかっこ良過ぎ!独特の雰囲気がある作品なので、きっと賛否両論あるのではないかと思います。
tekinosuke映画&たわごと日記
2008年9月26日

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
久々にこの監督の作品を観たので、なんとなく懐かしい人々に会ってるような感じさえさせてくれた。特に印象に残ったのが、映像の時々で差し込まれる青の色使い。作品のさし色にでもなってるような、そんな感じだったかなー。旅や人々との交流を通してヒロインが成長するって話はとても普遍的な題材なので、シンクロさせやすいっていうのはあるなーと。
cinema!cinema!
2008年5月5日

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズなども競演しており、とにかく豪華キャスト。「ウォン・カーウァイがハリウッドの小奇麗な白人俳優を使って、米国ロケをしたら、切なさの無い『月9』みたいになってしまうのでは?」という印象は否めず…。映像は相変わらずセンスの良さは感じられたのですが…カーウァイ映画は「喪失感」が映画の画面から伝わってくるところが好きだったので、今回の作品は自分にはピンと来なかったのかもしれません。
RAY's Favorites
2008年4月7日

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
映画は、ノラ・ジョーンズを引き立たせるために、すべての労力が使われている。脇役に有名な俳優が多数出演しているが、ステレオタイプ(紋切り型で類型的)なキャラクター設定ばかりで、見どころらしい見どころは、ほとんど存在しない。 中では、レイチェル・ワイズとナタリー・ポートマンがちょっと良かった。
映画の感想文日記
2008年3月27日

第九回「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
テンポのよい物語展開。スタイリッシュな映像。さくさくと心地よく進んでゆく物語展開は、まるでノラの歌で潤滑油を得たかのように終始心地よく流れてゆく。そして、ちょっと大人なデートムーヴィとして活用しちゃいましょう。互いの距離が数センチ縮まること請け合い
I N T R O
2008年1月31日


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