ダイアナの選択:作品を観た感想(17)

ダイアナの選択
★★★★ 深い映画ですね。ともかく映像が綺麗です。きっとダイアナを通して見ている映像なんでしょうね。ラストの伏線になりそうなことが結構出てきてるんですけれど、気がつきませんでした。フラッシュバックって、あんな感じに見えるんでしょうか?奔放に見えても真面目に悩む少女の心の機微が丁寧に伝わって良かったです。たとえ悲劇に終わっても、私はダイアナが最後にとった選択でほっとしてしまいました。見る前は原題の「THE LIFE BEFORE HER EYES」って意味があまりよくわかりませんでしたが、見たらなるほど、と思います。
映画、言いたい放題!
2011年6月10日

ダイアナの選択
この映画はまず、優れた青春映画として際立つものであると思います。ダイアナとモーリーンの友情が、きめ細やかに描かれていて、少女期特有の自負・不安・愚かさ・内省や幼さ・純粋さ・優しさ・ナイーブさ・残酷さが丹念に描かれ、この年代の少女たちの鼻先をくすぐる大気の香を感じることができる。エンディングに向けてのサスペンスを煽る描写も優れているし、事実観客がショックを受けたことを思えば、サスペンスとして成功したと言えるのでしょうが、やるせなさの中で感じるのは、どうしてこの物語が再生の物語ではなかったのだろう、ということ。
キノ2
2010年2月20日

ダイアナの選択
コロンバイン高校の銃乱射事件を元にした作品。ベースにしただけで本編とは関係は無い。この話を持ち出して映画化したのには疑問だが、この映画のテーマは理解できる。ダイアナに蝕むトラウマがフラッシュバックしながら進んでいく。映像が彼女の喪失感とリンクしていて美しい映像だ。回想シーンのような映像が多く、やり過ぎではないのかと思ったが、ラストに近づくにつれて、この映像の意味をしった。見るものに対して解釈を委ねているので様々な解釈を考えられる。それが良いか悪いかは何とも言えんが、見た後は考え込んでしまうだろう。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月20日

ダイアナの選択 (2008)
★★★★ 「どちらが死ぬか選べ」の緊迫したシーンから一転、その15年後では幸せに暮らすダイアナの姿が。過去と現在が交互に入り混じった形で進行していくんですが、割とのほほん〜とそのまま観ていたんですね。そうすると幾つか腑に落ちない点がチラホラ出てきて、何かおかしいなぁ、なんて思いながらもラストの「選択」のシーン。ソレが解った時、腑に落ちない点が繋がり、なんとも悲しい気分になりました。見直してみると結構伏線が張られてるじゃないですか。いや〜ヘコむわ〜..。彼女はその後、どうなったのか物凄く気になります…。
肩ログ
2010年2月12日

≪ダイアナの選択≫
面白かったです。途中から、これって…このパターンだよね?と気付きます。でも十分引き込まれるんですよ〜。最後までザワザワと心騒ぎ落ち着かない。若い回想の二人はとてもキラキラ輝いていて、二人の運命を知るだけにその輝きが痛々しくて…。トイレのあの瞬間、非常な問いに若い二人の恐怖はどんなだったでしょう。それを思うだけであの犯人を絶対に許せない! 学校の授業や会話の中の話が伏線となってラストに繋がっていく。辛いストーリーなのですが、堪能しましたー!
日々のつぶやき
2009年10月13日

ダイアナの選択
これは上手い作品でした。理想的すぎる生活、追いつめるようなカメラワーク、冒頭の台詞と、良く考えれば全て納得がいきます。全てが自分のことだったのかもね、娘エマの行動や言動はまさに自分自身。自分や先生の授業や旧友との会話、いたるところに伏線がはってありました。17歳の奔放なダイアナは、一方でそんな自分を凄く恥じていたんでしょうね。「君には羽がある、気圧もある。でも角度をかえないと」 彼女はその角度を変えようとしたんでしょう。
いやいやえん
2009年8月1日

ダイアなの選択 衝撃のラストと解釈の挑戦状
実は、この予想もしない結末には本当に驚いた。ラスト近くになり、これは予想したのとは違うぞと思いながら見ていたら、このラストはやはり衝撃であった。内容は確かに重い。しかhし、その重さを全体の解釈をどのようにするのかという知的ゲームに転じて、それはやや軽減される。
映画と出会う・世界が変わる
2009年5月18日

ダイアナの選択
邦題が[ダイアナの選択]なので銃を向けられた彼女の答えにばかり気がいってしまった。確かにそこポイントだから、悪い邦題でもないと思うがやっぱり原題の方がタイトルとして相応しいと感じた。[The Life Before Her Eyes] 物語のからくりを示唆してる。そんな感じで、サスペンス部分については確かに意外ではあるがイマイチという感想。でも、もう一つのテーマには感動。
h
2009年4月28日

「ダイアナの選択」後悔しない生き方、それはとても難しい
★★★ こんな選択を実生活で迫られることはまずないと思う。正しい選択って何だろう?そんな答えの分かりにくいのが人生なんだろうな。「オマエと親友とどっちを殺す?」その答えが彼女のそれからの生き方をずっと支配し続ける、そしてラスト 「何だこれ?」終わるまで意味がよく分からなかった、帰りながらだんだん分かってきたので、もう少し分かりやすい伏線を与えてくれないと観客に少し不親切な気がした。
soramove
2009年4月6日

ダイアナの選択
17歳の二人は、この世で想像だにできない究極の、残酷な選択を強いられる。なぜそのような事件が起きたのかには全く触れられない。何度もフラッシュバックする、あの日、あの時。なぜか反抗していた自分の高校時代、いつも一緒だったモーリーン…深く、濃い内容のテーマを持った見応えのある作品。退屈で、全てが無駄に思える学校生活から逃げ出したくても「今なら間に合う」 多くの10代や高校生に見て欲しい作品でした。
to Heart
2009年4月4日

*ダイアナの選択*
最後の判断は観客に思いっきり丸投げ!…でも鑑賞後30分くらいしてモウレツな悲しみと感動に襲われました。かなり好きな作品です。3つの物語に途中はさまれるのが、花や生き物たち生命の象徴ともいうべきもので、全編に漂う"死"の反対側のものです。それもどアップなのですが、この世のものではないようで、あるようで…"明るいアメリカの持つ暗い影の美"的なもので、この映画をより一層美しくしてます。
Cartouche
2009年3月17日

映画「ダイアナの選択」(2007年、米)
★★★★ 結末のどんでん返しが見事。乱射事件の追悼集会で「生存者の方ですか?」と訊かれたDianaが「いいえ」と否定する場面など、映画を見終わって「あれはそういう意味だったのか」と分かるなど、あちこちにちりばめられた伏線がいっぺんに理解できる仕掛けになっているのが鮮やか。原題「The Life Before Her Eyes」の意味にも改めて納得。2人の女優が演じる17歳と32歳のDianaが交互に描かれているが、違和感無く楽しめた。
富久亭日乗
2009年3月15日

ダイアナの選択 @試写会
悩みや不安を抱えるヒロインの姿は誰もが経験するような出来事も交えていて彼女に感情移入しやすくなっている。なので彼女の選択の真実を知った瞬間はショックなのだ。生命の輝きを一瞬にして奪われてしまったショックの後に訪れるのは「自分ならどちらを選択するだろう?」「良心とは何なのだろう?」そんなことを考えてしまう作品だった。見終わってから少し重くなるけどワタシはスキ。
いとしこいし
2009年3月14日

映画 「ダイアナの選択」
面白い映画でした。お金を掛けなくても良い映画は作れる、という見本のような良い脚本と巧みな編集で見せる佳作。派手さは無く、いかにも玄人好みの作品だったでしょうか。映画はダイアナの人生を俯瞰で見せてくれます。高校生の彼女らのさりげない描写が、後のダイアナの生き方を巧みに隠喩しているのを見逃せません。事件のトラウマが、徐々に彼女を破綻させていく描写の中でのこのエンディング。上手いです。
ようこそMr.G
2009年3月9日

ダイアナの選択 / The Life before Her Eyes (2度目鑑賞)
★★★★ オープニングの数分後、高校でそれは起きる。最初から惹き込まれる。ラストまで重複して出てくるキーワード的なセリフやシーンのちりばめられ方も秀逸で、過去に観たものが記憶としてインプットされていて…という伏線的なものがびっちり張り巡らされてる。結局はあれか〜とか。そんなひとことで終わらせられない何か、精神的に重いものを感じられる秀作です。時間も長過ぎず、邦題も珍しくいいです。
我想一個人映画美的女人blog
2009年3月6日

ダイアナの選択/Life before Her Eyesと、ガエル初監督 DEFICIT
★★★★ これは、面白いです!!乱射事件の中、ひとり助かった事で幸せを手にしたはずのダイアナ。ずっと心にまとわりついて離れずトラウマとなってしまった心の闇が次第に精神を侵していく。。。といった感じのストーリーで、ちょっと筋縄ではいかない面白さがラストに向けてある。途中、読めてしまうかもだけど、ラストまで観るとなかなか感慨深くて心に染み入ってしまう。
我想一個人映画美的女人blog
2009年2月11日

「ダイアナの選択」
モチーフはハイスクール乱射事件。 事件に遭遇した17歳の自分と、 教師となり娘の母となった自分が頻繁に切り替わって物語は進む。 そしていつもキーとなるのは、 銃を突きつけられ 友だちと自分のどちらか一人を撃つ、 どっちがいい? と聞かれる映像。 答はラストまで明かされない。
シネマ走り書き
2009年2月9日


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